伊豆でお墓参りをしたミモロですが、やはり京都でも、ご先祖様をお迎えします。
そこで向かったのは、昨年も訪れた「千本えんま堂」(引接寺 いんじょうじ)という真言宗のお寺です。
ここでは、宗派を問わずご先祖様のご供養などをしてくれます。
ここは、東山区の建仁寺の南側にある六道詣りで知られる「珍皇寺」同様、小野篁にゆかりの深いお寺です。
「珍皇寺」は、昔から死者を弔う墓地の鳥辺野のそばにあり、現世と冥土を結ぶ場所とも言われます。
一方上京区にある「千本えんま堂」は、京の北に位置する墓所であった蓮台野に近く、やはり冥土に近い場所と昔から考えられていたのです。
昨年も訪れたので、すでに「お精霊迎え」のやり方は、覚えているミモロです。
まず、本堂で、塔婆を書いてもらいます。
個別に戒名でも、先祖代々という形でもOKです。
それを持って、本堂にお線香とロウソクをお供えします。
お供えしたお線香の煙で、塔婆を浄めます。
本堂に鎮座されるのは、閻魔様。
「ちょっとこわいお顔だけど、しっかり守ってくださりそう…」としっかりお詣り…
本堂には、信者さんからのお供えが並びます。
「え~と、次は、塔婆に朱印を押していただくんだった…」
お地蔵様とこのお寺の開基 小野篁の像がお祀りされている場所へ。
「あの~お願いします…」とミモロは、ご塔婆に朱印を押してもらいます。「はい、よくお詣りされました」
それからお堂の後ろにある水場へ向かいます。
そこでご塔婆の下の部分に水を3回かけて、ひしゃくにのせて、静かに水に流します。
「ヨイショ~」ミモロは、身を乗り出して、塔婆を水へ。
水に浮かんだ塔婆は、ゆっくり流れてゆきました。
最後に、迎え鐘を撞きに、鐘つき堂へ。
「ヨイショ~」と綱を下に引っ張ります。
ゴ~ンと鐘の音があたりに響きます。
「この音にのって、ご先祖様いらっしゃるんだって~」
15日までは、迎え鐘。そして16日には、ご先祖様を送る精霊送りが行われます。
京都では、五山の送り火で、ご先祖様をお送りするの人も多いそうです。
「もうご先祖様、おうちにいらしてるかな?」と、途中、お供えの果物などを買って、ミモロは、おうちに戻りました。
*「「千本えんま堂」の詳しい情報はホームページで
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより