「ミモロちゃん、『よしもと祇園花月』行ったことある?」と、ある日、お友達に言われたミモロ。「う~ん、ない…あの前はよく通るけど…」と、八坂神社のそばにある京都のお笑いの殿堂です。
「招待券いただいたらから、いっしょに行かない?」とのうれしいお誘い…。「行く行く~」とミモロの目が輝きます。

「なんかすごい~楽しそう…」


芸人さんたちのパネルが、訪れる人たちを迎え、記念写真スポットになっていました。
演目は、日替わりで。前半は、お笑い芸人さんたちが次々に登場。そして後半は、吉本新喜劇のステージが行われます。


この「よしもと祇園花月」は、もともと「祇園会館」と呼ばれ、2012年まで映画館として運営されていました。
「祇園会館」は、1958年に完成。京都の娯楽のメイン劇場として多くの人々に愛された場所です。
かつて映画館だったときは、2本立ての興行で、飲食自由、入れ替えなし、途中退場自由という、1日中、思い思いに過ごせた稀有な映画館だったそう。上映される映画も、邦画から洋画まで幅広く、京都の映画ファンが通う場所だったのです。
「劇場の雰囲気は、昔のまま~」と、お友達。学生時代よくここに映画を見に来たそう。
会場内には、当時の面影を留める映写機や、絵画などが展示されています。


「あ、芸人さんがステージに来たよ」


前座を務める若手芸人さん。会場の雰囲気を和ませてくれます。
それから、次々にテレビなどでおなじみの芸人さんや落語家さんが登場。
「あ、大介・花子さんだ~」ミモロが知ってる芸人さんの登場に、拍手喝采…。
「楽しかったね~」とミモロとお友達…

さぁ、休憩の後は、吉本新喜劇のステージです。
笑いと涙を併せ持つ、独特の世界。「なんかわかんこともあるけど~」とミモロ。やはりコテコテの大阪のお笑い、東京生まれのミモロの理解を超える笑いもありました。
「きっと関西の人たちには、当たり前のことなのかも…でも、ミモロわかんない意味が…」と首をかしげることも。
やはり笑いは、東と西に多少の差があるようです。

劇が終わると、お客さんとステージでのやり取りが、芸人さんが舞台でこけるしぐさをすると、お客さんも上手にそれをまねて、ゴロリ。「す、すごい・・・なんでみんなできるの?」とミモロ。「子供のころから吉本見て育ってるから、まぁ常識…」とお友達はサラリ。「え~そうなんだ~」とビックリするミモロです。
京都の人と話しても、その軽妙な会話にミモロは驚くことが多いのです。「え~ここで突っ込まなきゃ~」と、「え?そんな…」と会話についてゆけないことも多いミモロです。「で?話のオチはないの?」といわれることも。「オチ?そんなの考えてないもの~」とタジタジするミモロ。
相手の話に突っ込んだり、オチをつけたりする関西の会話。そのためには、よ~く相手の話を聞いていなくてはなりませんし、また相手を惹きつける話をしなくてはならないのです。「そういわれると、東京の人って、相手の話、聞いてないかも…」とふと思うミモロでした。「さすが歴史の長い関西…やっぱり上方の文化って、会話を楽しむ技にあるんだね~」と、改めて思うミモロでした。

「あ、もうしまい…幕が降りちゃう~」ステージの芸人さんたちに、一生懸命手を振るミモロです。
夏休みのこの日、九州や東京から親子連れがいっぱい。
「これお土産にしよう…」

「楽しかったね~夏の暑いときは、映画館や劇場で過ごすのいいね~」と。外は35度を超す暑さ…その猛暑をしばし忘れた楽しいひと時でした。
*「よしもと祇園花月」の詳しい情報は、ホームページで

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