ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

奥嵯峨野、江戸時代から続く、有名な「鮎茶屋 平野屋」で味わう夏の鮎づくしを堪能

2015-08-27 | グルメ

東京から遊びに来たお友達の「京都らしいところで御食事がしたい~」というリクエストで、ミモロたちは、奥嵯峨野にある「平野屋」に行くことに。


ここは、ミモロたちが7月31日の夜に「千日詣」で訪れた火伏の神様「愛宕神社」に登る入口にあります。

江戸時代から、ここで、参拝者のもてなしをしていた「鮎茶屋 平野屋」。茅葺屋根の建物は、400年ほど前の江戸時代初期に建てられたもので、今も、昔の風情そのまま…まるでタイムスリップした感じです。

「いらっしゃいませ~。ご予約のミモロ様ですね。どうぞ上がってくださいませ」とお店の人に言われ中へ。
  
「わ~雰囲気あるお店~」と、ミモロたちは感激。「江戸時代の匂いがする~」とミモロは、鼻をピクピク…

お座敷は、山側に開け、そこにはいけすがあります。
 「あ、お魚~」
いけすには、大きな鯉が泳いでいました。

「その脇のところに、保津川水系の清流で獲れた鮎がいるんですよ」とお店の方。昔は、ここから、京都の町中の料亭に鮎を卸していたそうです。
ここの自慢は、夏の味覚の鮎・・・「鮎がいっぱい食べられるね~」と楽しみにするミモロたち。

夜は、おまかせの1万5000円からのコースのみ。
まず登場したのは、名物の「志んこ」という米粉をつかった素朴なお菓子。
ねじった形は、愛宕山の山道を表しているそう。昔から、愛宕神社への参拝者に愛され続けている味です。
「黒糖の味が、もちもちしたしんこによく合うね~美味しい!」と、お皿に残った黒糖をなめています。

「はい、これお膝に…」ナフキン代わりに特製の手ぬぐいが。「これ持って帰っていいの?」「はい、どうぞ~」


夏の料理は、鮎づくし。毎日漁師さんが届ける新鮮な鮎は、1晩あのいけすで休ませ、ほどよい食べごろに…。
 
「わ~鮎のお造り…そんな目でにらまないでよ~」とミモロ。プリプリした食感がたまりません。

もちろん、鮎料理の定番塩焼きも

「美味しそう…家で鮎焼くと、こんな風にならないんだよね~」とミモロ。そうこの泳いでいるような姿…日本料理らしい風情です。

次々に登場する料理…
  
おもわず日本酒も進みます。

「これなんだろ?」とミモロが覗きこんでいるのは、鮎の御粥です。
 「こんなの初めて食べた~」ともちろん、あっという間に完食。

「わ~鮎の天ぷら~」丸ごと、ガブリといただきます。

そして最後は、大好物のメロン。


2時間以上、のんびりと過ごしました。

ここの女将は、現在14代目。赤い前垂れが女将の印。「いかがでした?」「はい、すごく鮎美味しかったし、ここの雰囲気が本当に素敵…なんか、お泊りしたくなっちゃいます」と、お腹がいっぱいのミモロは、眠くなってしまったよう。

「さぁ、行かなくちゃ~」
実は、この日、嵯峨野を訪れたのは、「あだしの念仏寺」での「千灯供養」のため…「これ、持って行ってください…」と女将がミモロたちに、「平野屋」特製の提灯に火を入れてくれました。

「わ~素敵~」と、東京からのお友達は、大感激…。ミモロたちは、提灯を下げながら、「あだしの念仏寺」へと向かいました。

*「平野屋」の詳しい情報は、ホームページで



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コメント (4)
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