ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

禅寺で学ぶ「水」の作法。水を大切にする心をしっかりお勉強。情報誌「凛」でリポーター体験

2015-08-07 | 体験

「ミモロちゃん、リポーターお願いできますか?」と、お友達の編集者さんに言われたミモロ。「あの~どんなことリポートするんですか?」と…。お友達の編集者さんは、曹洞宗が発行する「凛(りん)」という日常の暮らしの中に活かされる禅の心を、さまざまなテーマで取り上げた情報誌を企画、編集しています。

「今回は、『禅に学ぶ水の作法』を特集するの。そこのリポーターしてもらえますか」と。「え~むずかしそう…ミモロできるかなぁ~」とちょっと緊張するミモロです。「でも、興味あるし…一生懸命がんばりま~す」とお引き受けすることに。

取材と撮影が行われたのは、宇治市にある「興聖寺(こうしょうじ)」。道元禅師ゆかりの修行道場で、ふだんはお坊さんたちが修行するお寺なのだそう。ミモロは、小坊主姿ででかけました。
 
夏は、若葉、秋は紅葉が美しい参道…その奥に、凛とした雰囲気を湛えたお寺が広がっています。「やっぱり禅寺…空気が違う、身が引き締まる感じがする~」と、ミモロ。
さぁ1日、いろいろ学ばせていただきましょう…。

ミモロに禅の作法などを教えてくださるのは、副悦の久保良穂さんと雲水の米澤宗昭さん。「はじめまして、ミモロちゃんですね」
「はい、今日はよろしくお願いします…」とご挨拶。(なんかやさしそう…よかった~)と、密かに思うミモロです。

「今日は、お水のお作法を教わりに来ました」「はい、がんばってくださいね~」「はい!」とキリリとお返事。

水は、地球に暮らす生物に欠かせないもの。「お水がないと生きてゆけないよね~」と、ミモロもその大切さは実感しています。
清らかな水には、心身を浄めるパワーもあります。禅寺では、毎朝、お寺にいらっしゃるすべての仏様にお水を感謝の心を込めてお供えします。

「いつもありがとうございます…」とミモロも感謝をこめてお供えを…。

「家庭でも、毎朝、仏様や神様にお供えするんだよね~」と、ミモロ。実際、毎朝、仏壇のお水と、神棚のお花のお水をお供えするミモロ、なかなか馴れた動作です。

ロケは、「浴司(よくす)」と呼ばれるお風呂場へ…。
禅寺では、お坊さんが入浴するのは、4と9のつく日だけ。その時、お湯が入ったお風呂に入れ、また頭を剃ることができるのだそう。「え~毎日入らないんだ~」とお風呂好きのミモロはビックリ。でも、夏の暑いときは、汗をかくので、行水が許されるのだそう。

ミモロは、「浴司」に入るまでの作法を学びます。

お風呂場の前の板の間で、そこにお祀りされているお風呂の仏様の「跋陀婆羅菩薩(ばっだばらぼさつ)」に礼拝します。

ミモロは、米澤さんがするとおり、一生懸命マネています。(頭を深く下げて…と)ミモロは、正座ができないので、足を投げ出す姿は、どうぞお許しを…。

この場所は、坐禅をするお堂、トイレと共に「三黙道場」といわれる話をしてはいけない場所。

静寂の中、流れるように所作が行われます。ミモロも、そばで、静かにお祈りを…。

礼拝の後、着物を脱いで入浴します。もちろん入浴中も一切会話をしてはいけません。温泉に入るように、のんびりリラックスするのではなく、サッサと体を洗い、短時間で入浴を済ませます。これも修行のひとつですから…。

次に習ったのは、禅寺での洗面です。
「え~顔の洗い方にお作法があるんだ~。知らなかった~」とミモロ。

まず、着物が水に濡れないように、長い手ぬぐいのような布で、着物の前を覆い、それと共に着物の袖を固定します。
「こんな感じでいいですか?」雲水さんの洗顔スタイルの出来上がり。
「はい、ミモロちゃん似合いますね~」

「では、さっそく…」メガネをはずして、まず額から、目、鼻、口、耳、頭と手に水を受けて丁寧に洗います。
「ああいう風にするんだ~」とそばでじっと見つめて、作法を覚えます。

「では、ミモロちゃん、やってみましょう…」

水は、桶に半分くらい入れて、静かに、周りに飛び散らないように洗います。

「水を流しっぱなしにしちゃいけないんだって…」いつも蛇口から流したままの水を使うミモロ。「もっと大切にしなくちゃね~」と反省。

洗い終わったら、手ぬぐいで顔を拭いて…


「ホント、丁寧にお水扱うんだね~。反省しちゃう…。水って蛇口をひねれば、すぐ出るから、つい無駄に流してるかも…。お風呂のお水もさまして、次の日、植木のお水に使おうかな…」と、ミモロ。いろいろ生活の中で、考えることがありそうです。

「さぁ、次は、お食事の作法を学びましょう」と米澤さん。(なんかミモロと雰囲気が似てる…)とすっかり仲良しに…。


「は~い」と、張り切るミモロです。

*ミモロが今回リポーターを務めた「凛」をご希望の方は、ぜひ「曹洞宗近畿管区センター」のホームページへ


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コメント (2)
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