「最近、なんか心が乱れてる気がする…落ち着いた時間を過ごさなきゃ…」と、晩夏のある日、ミモロは、お友達と写経をしに出かけることに…。訪れたのは、東福寺の塔頭のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/2d/b5991068ff2b4d61dd5d3d1cb37bdd8c.jpg)
東福寺の駅から、徒歩10分ほど。天文19年(1550)に、東福寺第二百五世住持であった高岳令松禅師によって、勝林庵として創建されました。東福寺の北方に位置し、仏法と北方を守護することから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。
「なんか境内に一歩入ると、清々しい気持ちになるね~」とミモロ。以前、ここを訪れたのは、初春のころでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c2/d91fda745a5f3cea52bf782440de8407.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a4/524071a1c5de54f39694bab75daaef0a.jpg)
今は、晩夏、境内には、蓮が実をつけていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/20/8d231b3787339a545092683a8cc51491.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/08/19045bba9232f85187d0c3f025b901f9.jpg)
「大きな蓮の葉っぱ~」ミモロが乗れそうな大きさです。
まずは、お浄めを手水で…。お寺や神社で、お浄めをきちんとすることで、参拝への心がグッと落ち着きます。だから丁寧に心を込めてやりましょう…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f6/9d528e3e976dd9b180a1b7dfec3e006e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/99/6838ad1885f97f5a5818eddf3d3e9418.jpg)
「毘沙門堂 勝林寺」のご本尊は、平安時代の作といわれる「毘沙門天王像」で、かつて東福寺の仏殿の天井裏に安置されていたものを、江戸時代に発見され、ここにお祀りされました。秘仏なので、年に何回か行われる特別拝観で、お姿を拝むことができます。今年も、秋に公開される予定です。
ミモロは、今年の春の特別公開の時に初めてここを訪れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/8c/994f62e0fe5edc4d9321fd8b047cd12d.jpg)
「あ、ミモロさん、ようこそお詣りに…」と、ご住職の宇野さんが、笑顔で迎えてくださいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/16/b501e1d23ef29871a155076cbef12520.jpg)
「今日は、写経しに伺いました。ちゃんとするの初めてなのでよろしくお願いします」とご挨拶。
ここ「毘沙門堂 勝林寺」では、坐禅、写経、写仏など、予約をすれば、年間を通じ体験することができます。
この日も、本堂では、坐禅を体験する人たちが、30名ほどいらっしゃいました。
「写経は、こちらで~」と、本堂の隣接するお座敷に案内されたミモロです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ce/dabe920a93a3cfbfbeb00657c567a52a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/11/6553a25f1f791d3ec986b7e48a82b402.jpg)
お座敷には、写経用の台紙、筆ペンなどが用意され、参加者は、手ぶらで気軽に参加できます。
写経は、ひとり1500円 約60分以上(個人で時間は異なります)そして、終了後は、お抹茶とお菓子の接待が。
写経は、般若心経を1文字つづ心を込めて写します。
ここでは、お手本の上に、半紙をのせ、それを筆ペンでなぞります。「だから、だれでも上手に書けるんだよね~」とミモロも安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/71/7ec4a399b4e9150848ff7ebd117e0686.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/96/f1904806e6db793b50d07858a05b78f8.jpg)
「ミモロさん、写経を始める前に、お香を手にのせてお清めをしてください」とご住職。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/37/afb62ebbd65eab2a6ef27009e6892108.jpg)
お香を少し手にのせて、両手でそれを手のひら全体に広げます。
「わ~いい香り…」ミモロの廻りを清々しい香りが包みます。「なんか、ますます心が鎮まってくる感じ~」と。
さぁ、心を落ち着けて、始めましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/9b/6559db89acbd21ae6608a3d55bbeef3e.jpg)
写経をする時間…それは無心になることができる時間です。
ミモロは、今回初めてなので、下書きのお手本にできるだけ沿うように、筆ペンを動かします。
「あ、はみ出ちゃった~」「同じ文字が何度も出てくるのに、同じように書けない…」と、悩みながら進めています。
静寂漂う、お寺に時折響く、セミの声…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/ed/82a3fe4fb6aa2966d16bf8bdd414fcc0.jpg)
ミモロは、額に汗をにじませながら、真剣に写経を続けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a9/f2e4aa39e57dad8676e504218ed2decd.jpg)
*「毘沙門堂 勝林寺」の詳しい情報は、ホームページで
![](http://image.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより