ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

百万遍知恩寺の「手づくり市」。秋晴れの中、大勢の人で賑わう人気の市

2015-09-16 | イベント


毎月15日、京都大学近くの百万遍「知恩寺」で開催される「手づくり市」。ミモロも、秋晴れに誘われて出かけました。
 「まだ10時前なのに、結構人出があるね~」。境内には、京都だけでなく、大阪、滋賀、和歌山など、近畿全域から、さまざまなクリエーターが、自慢の品々を仮設テントに並べています。

晴天に恵まれた9月は、いつもより人出も早いよう。京都だけでなく、観光に訪れた東京などからの人たち、また海外からの観光客の姿も目立ちます。
ここ「知恩寺」は、浄土宗のお寺。まず本堂に参拝するミモロです。

いつも本堂のすぐ前に作品を並べる友禅の手描き作家の「きのび」さん。すてきな手描きのTシャツやトートバッグが人気です。
見惚れているミモロ、蹴飛ばされないように注意して~。「おっと危ない…」

京都の中でも、最大の出店数を誇る「百万遍の手づくり市」。毎回、多くの出店申し込みがあり、抽選でその権利を受けるので、毎回必ず出店できるとは限りません。しかも、出店場所は自由。常連の出店者が多いので、だいだい場所は、自ずと決まってくるのだそう。

「あ、これなんだろ?」とミモロが足を止めたのは、不思議な形のキャンドルのお店。
「それウニの殻を使ってるんです」と。
「あの食べるウニ?」自然の造形美をそのまま活かしたキャンドルは、大阪から出店している「ARATI]というハンドメイドのキャンドル店のもの。使用する蝋は、ヤシ、大豆などの植物性100%のワックス。石油系のものより、ススが少なく、環境にやさしいものだそう。
作品は、自然にインスピレーションを受けて作るのばかりです。
「これ岩?」「それも岩をイメージしたキャンドルです」と。微妙な色合いの蝋を組み合わせた、本物の岩を思わせるキャンドルです。
「これ、枕にいいかも…なんか眠くなっちゃった~」それは、自然素材で作ったカイロ。「あの~インドが好きなんですか?」クリエーターのお二人は、インド風のファッション。「はい、毎年1回は、行くようにしてます」と神秘の国インドにすっかり魅了されているのだとか。

「わ~このアクセサリー素敵~」と、自然石を使った繊細なイメージのおしゃれなアクセサリーは、「framary]というブランドのもの。サクセサリー作家さんが、ひとつひとつ丁寧に作り上げた品々です。
 

「美味しそうなケーキがあるよ~」パウンドケーキ&クッキーの「La Chouette~麻里子さんのケーキ」というもの。季節のコンフィチュールも森島さんの手づくりのもの。フルーツの美味しさがそのまま味わえるジャムです。
 
「あのパウンドケーキと桃のコンフィチュールください」「はい、ひとつ500円ですから、1000円いただきます」
「今日のおやつだもんね~」
 
「あれ~妖怪の子孫の葛城トオルさん…こんにちは~。前に『まいまい京都』の観光ツアーでお世話になりました~」「あ~ミモロちゃんですね~。覚えてますよ」と、京都の魔界に詳しい「妖怪堂」店主の葛城さんが、いつもの法衣姿で…。
「お寺の前だと、すごくピッタリですね~」とミモロ。僧籍もお持ちですから、しっくり来るのは当たり前。
今回は、妖怪をモチーフにしたグッズで、妖怪の魅力をアピール。
 
「妖怪って、怖いけど、カワイイね~」と、百鬼夜行のモチーフを前に。「これは、エコを推進するものです。平安時代の京都は、ゴミ問題を抱えていて、ものを捨てないで、大切に使いましょう。そうしないと、化けて出ますよ~。人々にエコを呼びかけるために描かれたのが、百鬼夜行なんですよ」と、また興味深いお話しを伺います。「へぇそうなんだ~」と、ミモロは妖怪への関心を強めます。

その時、突然、ポトンと何かが落ちてきました。
「わ~栗のイガ…危なかった~」まだ青い栗のイガがミモロのそばに…
上を見ると大きな栗の木
「もう少し経ったら、食べられるかな?」まだ秋は、始まったばかり…でも、あっという間に木々は色づき、京都はすっぽり秋色に包まれることでしょう。「今年の秋って、早そうだね~」朝晩すっかり肌寒くなった京都…眠るミモロもタオルケットと蹴飛ばさなくなりました。

「まだまだゆっくり見たいけど、もう行かなくちゃ…」

自転車を止めた西門方向に向かう途中で…「あ、このお店で、前にソックス買ったことある~」と、お店に足を止めるミモロ。
  
そこには、ミニチュアの品々がいろいろ。「これカワイイよ~」と夢中のミモロ。

「これピッタリ~買って~」とねだったのは、手編みのバッグ。「ね!ミモロにピッタリでしょ」
はい、ホント…じゃひとつだけよ~。500円だった手編みバッグ。ベンチに座ってうれしそう。

「あ、ミモロちゃんですね~お写真いいですか?」と、いつもブログを見てくださる方にお目にかかったミモロ。「わ~お目に書かれてうれしいで~す」と握手…。

「キャ~カワイイクマちゃん…」と、そばの方も…。「あの~ネコなんですけど…」「あ、そうだったんだ~ごめんなさい…かわいいお顔してるのね~」と言われ、「そうほどでも…」と、ずうずうしく答えるミモロでした。


毎月15日に開催される「百万遍 知恩寺の手づくり市」。京都に来たら、ぜひ訪れたい楽しい市です。


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コメント
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