8月23日、ミモロは、晴天の中、西陣の「晴明神社」へ参拝に…。
この日は、「晴明祭」が行われる日。「なんかいい匂いがする…クンクン」。神社の前には、屋台も並んでいます。
ここは、平安時代の陰陽師・安倍晴明をお祀りする神社。
かつて晴明が暮らした屋敷跡に、彼が亡くなったのち、一条天皇が、その働きを讃え、稲荷神の生まれ変わりとして創建した神社なのだそう。
マンガをはじめ、何度も映画化され、その名は多くの人の知るところに…。境内には、清明の像が…。「だれがモデルなんだろ?」とミモロ。写真のない時代、よく歴史の教科書に載っている歴史上の人物の顔が、本当にそうなのか?いつも疑問に感じます。
さて、安倍晴明と言えば、さまざまな霊力を持っていたと言われますが、境内にある「晴明井」も、霊力により湧き出た水で、無病息災のご利益があるのだそう。千利休も茶会に、この水を使い、秀吉がのんだとも…。
「こっちも霊力あるのかな?」と手水で清めるミモロです。
「晴明井」の上には、お星さま。「五芒星」という、あらゆる魔除けの呪符として、使われるもの。また、「晴明桔梗」とも呼ばれる星です。
神社の絵馬も「五芒星」が…。神社の紋であり、あらゆるところに見ることができます。
「あ、御神輿にも、お星さま…」
これから、町内を巡行する神輿が、境内に鎮座して、その時を待っています。
「まだ、上にのらなくてもいいの?」
神輿の屋根に置かれる鳳凰も、まだ待機中。
「京都の御神輿って、ホントキラキラして豪華だよね~」
金色の鈴をつけた神輿は、京都の錺職人の技を感じさせる芸術品。全国の神輿の修理なども、京都の職人さんに依頼されることが多いのです。
神輿の巡行には、まだ時間がかかりそう。ミモロは、本殿に参拝。
そして、厄除けの桃へ。古くから、魔除け、厄除けの果実で、「桃太郎」のお話しも、そんな桃の力に由来したものとも言われます。「梨太郎や枇杷太郎じゃ、ダメなんだ~」とミモロ。古伊万里など、陶器の絵柄にも桃がモチーフに描かれ、厄をはらっているのです。
「撫でると厄除けになるだって…」
多くの参拝者に撫でられて、ツヤツヤしている桃でした。
境内には、秋の七草のひとつ、桔梗が清楚な趣を湛えています。
「晴明神社」を象徴する桔梗…今の時期だけ見られる景色です。
さぁ、「千両ヶ辻」に行きましょ…。「いろんなお店や町家が見られるんでしょ…」
境内の一角に置かれた「旧・一条戻橋」そばにたつ式神様の石像…「ちょっとコワイ…」と言いながら、足早に通り過ぎるミモロです。
*「晴明神社」の詳しい情報は、ホームページで
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