9月22日1日限定で、特別公開された蛸薬師、高倉にある京町家「旧村西家住宅」。おうちの中を、見学して回ったミモロは、見学券についているお茶券で、お抹茶をいただくことに…。
「ミモロちゃん、もうすぐお茶席がはじまりますから、お茶室に入ってください~」と、係の方に言われて、慌てるミモロ。
「ここお茶席だよね~あれ、だれもいない…」キョロキョロ…

「こっちですよ~」と、声が聞こえます。

「あ、お座敷がお茶席なんだ~。今行きま~す」
「ミモロちゃん、一番お庭に近い席に座ってください…」「え?あのお席、お正客のお席じゃない…え~どうしよう…」と躊躇するミモロ。「大丈夫、すごく気軽なお茶席だから…」「そう?」といいながら、恐る恐るお席に着きます。
「では、お菓子をどうぞ…」「はい、頂戴いたします」

いよいよお点前が始まります。裏千家の専任講師の安達宗鶴先生が、お茶を点ててくださいます。


「お菓子いただこう…。わ~栗のお菓子だ~」

栗の餡でできた栗の形のお菓子です。
お点前を静かに拝見します。

塀の向こう側は、人通りの多い蛸薬師通なのに、ここはまるで別世界。車の音も耳にはいってきません。

ミモロの前に、お茶が運ばれました。

「お先に失礼いたします…」と、お隣の方に、ご挨拶…。

なかなかお茶席にも馴れてきたミモロです。さすが、京都のネコ…。
「いただきま~す」
「いいおふく加減で…ズズズ~」

まろやかなお茶の味わいが口の中に広がります。
最後に、お茶碗を拝見。
「フムフム…キレイなお花のお茶碗だね~」

ネコといえども、なかなか馴れた感じのミモロです。
お茶席には、全部で、6名の方々。そのすべての方に、先生自ら点てたお茶が…。
「これくらいの人数のお茶席が好き~」とミモロ。
大勢が一堂に会するお茶席では、いつもギチギチのお席で、ゆっくりお茶を味わえないミモロです。
「お正客以外は、バックヤードでお弟子さんたちが、バシャバシャってお茶を泡立てるの見たことあるもの…」と、よほどそれがショックだったようです。以来、あんまり大規模なお茶席には、行きたがらないミモロです。
今日は、ひとつずつ先生が点ててくださったもの。カジュアルといえども、この雰囲気の方が、ミモロは気に入ったようです。
ここでは、らくたび主催で「侘人塾」という気軽に茶道のお点前が習えるお教室が行われています。
月2回、全12回で、お点前作法の基本を学ぶもの。10月10日から3月26日までの土曜日です。
講師は、お点前をしてくださった裏千家専任講師の安達先生

「そろそろお茶、ちゃんと習った方がいいかなぁ~」と、最近、マンガで学ぶ「茶の心」を読んだミモロは、かなり興味を抱いています。

「でも、正座ができないし…」と、そこがネックのミモロでした。
京都にいると、お茶席にでる機会が多いもの…そして、秋が深まると、いっそうお茶会が盛んに…。

京都の1年は、本当にいろいろな楽しみにあふれています。
「らくたび」の企画ツアーもいろいろ。体験型ツアーや詳しい案内付きのツアーなど、ちょっと珍しい京都が味わえるものばかり。一度、ホームページで見てみてはいかがでしょ。
*らくたび主催の「侘人塾」に関しては、「らくたび」電話075-257-7321にお問い合わせください。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより