東福寺の塔頭のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」で行われている、坐禅・写経・写仏などの体験。京都を訪れる観光客を中心に人気を呼んでいます。


観光だけでは物足りない、もっと京都らしい体験がしたい・・・そんな人たちが申込み、連日、多くの人たちが訪れているのです。

ミモロも、夏のある日、写経体験に訪れました。

写経を行うのは、日本庭園に面したお座敷。「こういう雰囲気に浸れるのも素敵だよね~」と、真剣に写経に励むミモロです。
多くの参加者が、次々に書き上げて、席を立つ中、ミモロは、かなり遅れて、書き上げました。


「ふ~終わった~最後の、羯諦羯諦波羅羯諦…のところ、読むときは、すぐに終わっちゃうけど、写すと、画数多くて大変だった~」と、最後に、自分の名前と祈願することを書き添えて、本堂に納めます。

「ミモロちゃん、最後まで頑張ったね~」とお友達に言われたミモロ。初めての写経を終えた達成感に包まれます。
「うん、やった~!時間すごくかかったけど…なんかいい気持ち…」
ホッとしたミモロは、しばし、お庭を眺めます。


いつもパソコンなどで、文章を書くことはあっても、実際、漢字を書く機会が日常生活で、ほとんどないのが現代です。
写経をやっているときは、あまり聞こえなかったセミの声も、今は、耳に絶え間なく響いています。

「こんなにセミが鳴いてたんだ~。風も爽やかだね~」。無心で写経をしていたミモロ…やっと周囲の状況を感じられるようになりました。
京都に、観光名所を見物に来るのもいいけれど、こういう自分を見つめる時間を持つことも素敵です。
ここでは、予約をすれば、気軽に写経や坐禅などの体験ができます。詳しくは、お寺のホームページで。
「ミモロちゃん、お茶いただきましょう…」とお友達・「は~い、今行きま~す」と本堂へ。

「では、お茶とお菓子をどうぞ…」とご住職自ら、お茶をミモロたちの前に。ガラスの夏茶わんに、たっぷり入ったお抹茶…そしてほんのり甘いお干菓子を頂きます。

「素敵な体験ができましたね~」とお友達。「ホント、写経やってよかった~。般若心経にもっと興味もちゃった~」とミモロは、目を輝かせます。

「また、ぜひいらしてくださいね~」とご住職。

ここ「毘沙門堂 勝林寺」では、さまざまな体験プログラムを用意しています。
観光だけでない、体験する京都を・・・ぜひ
「はい、また、参加させてください~」とミモロも元気にお返事を…。

*「毘沙門堂 勝林寺」の詳しい情報はホームページで

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより