出町柳駅から叡山電鉄で、「元田中駅」から徒歩5分ほど。下鴨神社と比叡山を結ぶ御蔭通沿いに、「田中神社」はあります。

ここは、かつて田中村といわれる地域の人達の産土神(うぶすかみ)として、村人の崇敬を集めた神社で、今も、神社周辺の人たちの信仰を集めています。
創建は、平安時代と言われ、その昔は、広い境内を有する神社でした。でも、今も、広々した境内には、この神社の長い歴史を物語るように、大きな樹木が聳えています。


ミモロは、境内の中を本殿に向かい歩きます。途中、御手水でお浄めをしたり…


「う?なにか動物がいる気配がする…」と、鼻をピクピク…境内の一角に、鳥小屋らしきものが…。

「ひとりなの?」と孔雀に話しかけますが、孔雀は、ミモロに全く関心がない様子。


なんでもこの孔雀は、元はサーカスに出演していたスターだったとか。引退後、縁あって、この神社に…。以前は、白い孔雀もいたようですが、亡くなってしまったそう。
神社の社務所には、この孔雀にちなんだ「くじゃくみくじ」がありました。


さて、本殿にお詣りしましょ~


本殿には、鎌倉時代の弘安年間(1278~88)に、ご祭神として大国主命が祀られたそう。その後、江戸時代の寛永5年(1628)に、下鴨神社の式年遷宮に際し、その建物を譲り受けたこともあったとか。しかし、宝永3年(1706)に焼失。さまざな古文書も灰となってしまったそう。
それから再建されたのが、現在の建物。


江戸時代、徳川家が援助したのでしょうか…三つ葉葵の紋が建物などに見られます。
本殿の内陣には、稲田姫大神、事代主大神、倉稲魂大神、猿田彦大神をお祀りする4つの社が、大国主命の社を囲みます。

「ここにも大国主命さまいらっしゃったんだ~」とミモロ。
境内には、ご神水と書かれた場所が…「あれ?あんまりお水ないねぇ~」

また「玉柳稲荷社」がお祀りされています。

「あ、伊勢神宮の遥拝所だ~。あっちの方向が伊勢神宮?」と、全く目の前の木でなにも見えない東側を、伊勢神宮を思い描きながら拝みます。


毎年、10月23日には、例祭が行われ、神輿が氏子町を巡ります。
「その時、来なくちゃね~」10月、京都の町は、秋祭りが方々の神社で行われ、ミモロも大忙し…。
「今年は、どこに行こうかな~」と、今から楽しみにするミモロです。
*「田中神社」京都市左京区田中西桶ノ口町 叡山電鉄「元田中駅」から徒歩5分

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