「なんか、日に日に冷え込んでくるね~」と、昼間は、ポカポカ陽気で、汗ばむほどの暑さ…でも、陽が落ちると、めっきり冷え込みを感じるようになった京都です。
ミモロは、久しぶりに「平安神宮」の神苑を訪れました。
秋の行楽シーズンは、まだなので、夕方近いと、ほとんど人の姿がありません。
そんな静かな神苑は、のんびり過ごすには、絶好の場所。
ミモロは、馴れた小路をトコトコと池へと進みます。
「なんか池も静かだね~」と、特別目を引く花もない池を眺めていると、足元で、何やら動く気配…。
池の中を覗いてみると…ミモロと目が合うものが…「ぎゃ~亀?」
鯉に交じりながら、泳いでいます。ミモロと目が合うと、パッと首を引っ込めてしまいました。
「なんだ、お話ししたかったのに~」と、残念そうなミモロ。
「平安神宮」の神苑は、池泉回遊式庭園。池を巡りながら、4つの苑を巡ります。
だれもいない神苑の道を、さらに奥へと進みます。
池の飛び石に乗ったり、
池を眺めたりミモロは、ひとりで遊びます。
「ここの景色すきだなぁ~」と久しぶりに眺める景色。
前は、近くに住んでいたので、毎月のようにお散歩していた神苑ですが、下鴨に引っ越してからは、なかなか来る機会がなくなってしまったのです。
「こっちからの角度もいいんだよね~」と、柵の木の上にジャンプ。
バランス感覚は、なかなか優れたミモロ…さすがネコ…。
秋になり、まだ紅葉は進んでいませんが、しだいに桜が色づき始めています。
池にかかる屋根のある橋、「泰平閣」
ここも、観光客は、まばらです。
「あれ、外国の人しかいない…」橋の縁に座るのは、海外からの観光客ばかり。みんなのんびり池の景色を眺めています。
日本人観光客は、名勝を訪れると、ちょこっと座ったりして、眺めるものの、その時間は、ごくわずかで、すぐに次へと移動します。外国人観光客にとって、実は、名勝や京都の神社仏閣の歴史には、あまり関心はないのです。というのは、日本人には、馴染みの歴史上の人物も、彼らにとっては、誰が誰だかよくわからないのです。桓武天皇も孝明天皇も、天皇のひとりという感じ。彼らにとって、一番わかりやすいのが、自然の美しい景色であり、建物や、美術工芸品なのです。
「平安神宮」がどういう神社かは、英語などのガイドブックで一応あらましはわかるものの。感動するのは、その歴史的成り立ちではなく、神苑の景色です。
夕食までの時間をのんびり景色を見ながら過ごす彼ら…。
ミモロもそばで、池の景色を眺めます。
「う~なんかさびしくなっちゃった~」と突然うつむくミモロです。
どうしたの?なにかあった?「ううん…秋の夕暮時って、なんかさびしい…」とポツリ。
ミモロは、どうも秋になると…さびしい気持ちを抱くよう…。
じっと池を見つめています。
しばらくすると…「わ~また亀?」と池を見て…。
いいえ、それはスッポン。よく見ると、甲羅の盛り上がり方、またその縁の部分が、さっき見た亀とは違っています。
「スッポン鍋にするとおいしいのかなぁ~元気でる?」と、泳ぐスッポンを眺めて、恐ろしい発想を…。
確かに、スッポンは、健康食品として人気。コラーゲンもたっぷりで美肌効果も期待されます。
わかった~ミモロがさびしいのは、お腹空いたんじゃないの?
「平安神宮」の神苑に住むスッポンは、鯉のエサを、鯉を奪い合いながら、スクスクと成長しています。
鯉もみんな大きなサイズ。ここまで育てば、サギなどの鳥に食べられることもなさそう。
「鯉も体にいいんでしょ?そう言えば、小川にシジミもいたよね~。ここ、健康食品の材料がいろいろいるね~」と、神苑でそんなことを考えるのは、いかがなものでしょう…。
「だって~なんか元気でないんだもの…」
「どうしたの?」池をじっと見つめるミモロをみて、アルゼンチンから初めて日本を訪れたという方が声を・・・。
「あ、なんでもないです…」とミモロ。
「まだ紅葉してないですね~」「はい、11月中ごろからですよ…」と。
でも、今年の紅葉は、例年より早いのではと、ちまたではいわれています。
ミモロのブログでも、これから紅葉情報をお伝えする機会が多くなると思います。お楽しみに…。
神苑の閉苑時間は、10月中は、17時。さぁ、そろそろ出ないと…
11月から2月末までは、16:30です。
秋の陽は、つるべ落とし…。
平安神宮を後にするころには、周囲は、薄暗くなりはじめ、三条通に着くころには、すっかり暗くなっていました。
22日は、京都三大祭のひとつ「時代祭」が・・・京都御所と平安神宮の間を時代装束の行列が進みます。
「もうそんな時期なんだ~」とミモロ。
「時代祭」が終わると、京都は、紅葉の時期を迎え、そして年末・年始に向けて、さまざまな準備が始まります。
*「平安神宮」の詳しい情報。「時代祭」に関しても、ホームページで
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