10月10日~12日は、京都市内各所の神社の秋祭りやさまざまなイベントなどが目白押し。「みんな見たいけど、重なっちゃてるから、行けない…どうしよう」と、頭を抱えるミモロです。
「まだ行ったことのないところに行こう…」ということで、10日の午後、ミモロは、東山三条から市バスに乗って、四条西院の「春日神社」に向かうことに…。
10日、11日は「春日祭」です。
四条通から、ずらりと並ぶ屋台。美味しそうな食べ物が並ぶ屋台を横目で見ながら、ミモロは、境内に入ります。
「御神輿が出てる~」
子供神輿もなかなか立派。
神輿の台座には、「春日神社」の神紋「藤の花」が…。
そもそも「京都 西院 春日神社」は、その名の通り、奈良の「春日大社」の建御賀豆智命(タケミカヅチノミコト)をはじめ4柱をご祭神として勧請した神社です。時は、天長10年(833)、淳和天皇が仁明天皇に譲位され、ここに離宮を作られた時に遡ります。離宮、淳和院の鎮護の社が始まりだとか。この離宮は、御所の西に位置することから、この地域が「西院」と呼ばれるようになりました。
古くから、病気平癒の神として崇められる「春日神社」、江戸期には、歴代天皇の健康祈願が行われた神社です。
ご神紋の「藤」そして、神様のお使いの鹿も、奈良の「春日大社」と同じです。
さて、10月10日と11日に行われる「春日祭」の見どころは、なんといっても、大きさ2トンといわれるジャンボ神輿。
「う~大きい~」と、ミモロの目にも、その大きさは、明らかにわかるほど…。「東組神輿」は、屋根に千木(ちぎ)を頂いた豪華な神輿。「西組神輿」は、やや小型で1.6トン。共に江戸時代に作られたもの。「文化財クラスの神輿だよね~」と見惚れるミモロ。
そして、裏に回ると、神輿を納める場所から、神輿を担ぐ棒が、ニョキーと幕から伸びています。
その長さからして、神輿の大きさが推測されるのでは?
神輿は、拝殿の周りを、3周するのが習わしだそう。「八坂神社の御神輿も拝殿に収まる前に、3周するよね~。八坂神社の御神輿も大きいけど、ここのもすごく大きい…」と目を丸くして見つめます。
京都の神輿は、全国の神輿の中でも、その大きさと重さはかなりなもの。さすが歴史ある京都…。装飾の美しさと豪華さには、目を見張ります。「京都の御神輿って、勇ましいんだよね~」とミモロ。京都の祭りといえば、多くの人が「葵祭」「祇園祭の山鉾巡行」「時代祭」という雅な装束の行列を思い浮かべるのでは?でも、祇園祭をはじめ、各神社での神輿巡行は、大勢の男衆たちが、威勢よく神輿を揺さぶり、装飾の錺や鈴を鳴らし、高くさし上げるという、勇ましいものなのです。京都に暮らすまで、京都の神輿を知らなかったミモロは、たちまちその魅力にはまってしまったほど。
ミモロが訪れた時間は、神輿を担ぐ姿を見ることができませんでした。
「残念だけど…もう行かなくちゃ~」と、トコトコ境内を後にします。
入った場所とは、逆の西側から出ると、「あ、剣鉾…」
ここの祭りにも剣鉾が、神輿の前を進み、町を浄めます。
「わ~これさし上げるすごいよね~」と、剣鉾をさし上げる人の視線は、こんな風に見えるのでしょうか?
「西院」の町は、飲食店なども多い賑やかな町というイメージがあります。でも、神社周辺には、古い町並みが残っています。
しかも、どれも立派な構えの家ばかり。
路地の奥には、小さな社…「愛宕山の神様をお祀りしてるんだ~」大きな家が連なる地域、火伏の愛宕山の神さまをお祀りしているのです。
「なんかこのエリア、賑やかな西院のイメージと全然違う~」と、キョロキョロしながら歩くミモロでした。
*「春日神社」の詳しい情報はホームページで
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