最近、ミモロが気に入っているマーケット(手づくり市)が、毎月開催される「ル・マルシェ」。百万遍の京都大学の西側フランス文化施設「アンスティチュ・フランセ関西」のお庭で開催されるものです。
手づくり市(マーケット)としては、決して規模が大きなものではなく、30店ほどが出店。仮設テントを連ねます。
売っている品は、野菜、果物、アクセサリー、ジャム、スイーツ、日用雑貨品、料理、ワイン、パン、植木、ファッションアイテムなど、バラエティ豊かです。
ミモロがここの手づくり市が気に入っているのは、まずあまり広くないので、ひとつひとつゆっくり見られるし、元の場所に戻れ、迷子にならないこと。そして、仮設テントなどに統一感があり、風景として洒落て見えること。「フランスの市場にいるみたいなんだよ~」カフェオレを飲めるお店やフランスパンのサンドイッチのお店などもあります。
どういう基準で出店が許可されるのかよくわりませんが、出店者に聞くと、「フランス映画が好き」「昔、フランスに住んでた~」「フランスから輸入している…」など、第一はフランス文化が好きだということでしょうか?
他の手づくり市に出店されている方もいらっしゃいますが、「なんかここで見ると、すごくおしゃれに感じる~」とミモロ。
「わ~この植木やお花も素敵~」
植木鉢や選ばれるお花の種類もふつうのお花屋さんとちょっと違う感じです。
「あ、バスケット…」
「バゲットいれたりするのにいいね~」と、想像力を膨らませます。
「あれ?これどこかで見たことあるブローチじゃない?」
「でもちょっと雰囲気違う~」
ここに並ぶのは、どこかヨーロッパの雰囲気が漂うもの…?
和の感覚ではない、ものが並んでいるのです。
京都に暮らし始めた頃は、手づくり市がすごく面白かったミモロですが、すでに5年も経つと、見慣れてしまったと同時に、5年前より、手づくり市自体が、いろいろな場所で行われるようになり、また同じようなお店が増えたことも、ちょっとワクワクしなくなった理由かもしれません。
「でも、観光客の人には、楽しいかもね~」とミモロ。そう、多くの外国人観光客が訪れています。
「ここ、あんまり観光客に知られてないから、地元の人が多いよね~」と。ここに出店するお店の多くは、実は、すでにどこかで店舗を構えているところも多く、プロレベルが多いということも、他とちょっと違うかも…。
アマチュアやまだ店舗を構えていない人にとって、手づくり市は、作品を多くの人に見てもらう素晴らしい機会です。お客の中には、デパートなどのバイヤーさんもいるとか…。
京都市以外からのお店も目立ちます。「でも、なんか雰囲気あるよね~」と、ミモロが気になったのは、アンティークレースのお店。
「すてきだけど、みんな大きいかなぁ~」と、積まれたレースを丹念に見てゆきます。
「どう?」
時々試着も…。ミモロ、何してるの?やけに静か…
「お嫁さん…」と、レースをベールに…。サイズはいいけど、お婿さんいないのに、使えないでしょ…。「うん。ちょっとかぶっただけ~」と、心なしか、寂しそう…女の子には、憧れのウェディングのベールです。
こっちなら使えるわよ~「どれ?」
ミモロのスケート丈と同じ手編みのレース・これは、昔は、男性がジャケットの袖口を飾ったレースなのだそう。
「あ、ベルバラのマンガの人たちの衣装にも、そういうのあった…」ミモロの場合は、スカートに使うことに…。
かつての持ち主も、まさかミモロのスカートになるとは創造もおよばないはず…。
そう、ここは、大勢の人が、一度に訪れないので、ゆっくり品を見ることができるんです。
京都とは、あんまり関係がないものも多いのですが、地元の人には、こういうマーケットが楽しいのだとか…。
「わかる気がする…」とミモロ。
地元の人には、特別京都らしいものは、興味がないよう…。ちりめん山椒なども、それぞれの家の贔屓のお店があったりと、なかなか京都人は、愛用するものを替えません。
「でも、なんか新しいものに出会ったりするの、楽しいよね~」ここに来ると、そう思うミモロでした。
当分、ミモロの「ル・マルシェ」通いは、続くようです。
*「アンスティチュ・フランセ関西」詳しい情報は、ホームページで
なお、次回の「ル・マルシェ」の開催は、2月14日です。
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