「ミモロちゃん、久しぶりにランチいっしょにしましょう~」とお友達のお誘いで祇園の花見小路にやってきたミモロ。
「どこで食べる?」と、ウロウロ…。「ここ入ったことない…」と前から気になっていた「十二段家 本店」へ。




「わ~ここは1万円クラスのお料理ばかりだよ~」とメニューを見て、しり込みするミモロ。
でも、その横に、お弁当2500円という表示が下っていました。「これなら手が届く…」と、ちょっと贅沢ですが、お店の中へ。


暖簾をくぐると、玄関が…水盤には、金魚も泳いでいます。
「あの~こんにちは~予約してないんですけど…」と中に声を掛けます。



「ランチは、お弁当だけですけど、いいですか?」とお店の方。「はい、お願いします」「では、お二階へどうぞ…」
かつてお茶屋さんだったという建物は、京都らしい風情あふれるもの。長い間使われたタンスなどがいっそうの趣きを。
2階に上がる前に、ミモロが目を止めたのは、大きな虎が描かれた襖です。


躍動感ある筆運び…もしや…と近づいて見ると「やっぱり棟方志功の虎だ~。あの~本物ですか?」と、失礼な質問を…。「はい、本物です」とお店の方。「う…玄関先にこんな作品があるなんて…もしやすごいお店なんじゃないの~」と、期待しながら2階へ。

ミモロの期待通り、店内のいたるところに、民芸の品々や骨董品がさりげなく置かれています。



「お店全体が民芸の博物館みたい…」と、お客様のいないお座敷も拝見…。河井寛次郎の作品もさりげなく…。

「すごく落ち着いた雰囲気のお店だね~」ミモロが通されたお座敷は、四畳半の小さなもの。でも真ん中に、掘りごたつ…。

「こういうお部屋いいね~」と、やはり日本のネコのミモロは、炬燵が好きなよう。

「ミモロちゃんなんにする?」とお友達。ここで食べられるランチメニューは3品だけ。「え~とステーキセットは5400円だから論外。となると2500円の特製すきやき弁当か牛肉塩焼き弁当のどっちかだね~」と、あまり悩む余地はありません。
「じゃ、ミモロ、すき焼き」。お友達は塩焼きを注文することに。


2段重ねの重箱に詰まったすき焼きと塩焼き…ご飯とみそ汁が進みます。
「この雰囲気の中で頂けるって、いいね~。東京からお友達来たら、案内しよう…きっと喜ぶと思う…」

本当に落ち着いた雰囲気…個室なので、ゆっくり過ごせます。
この「十二段家本店」は、なんでも日本のしゃぶしゃぶの発祥のお店だとか。
オードリー・ヘップバーンや川端康成など、内外の文化人やVIPも訪れたお店だそう。
「特製ゴマダレのしゃぶしゃぶが名物らしいよ~。一度食べたい…」と…はい、いつかね~

メガネをかけたミモロとなんとなく似ている虎…
民芸好きには、ぜひおすすめのお店です。
*「十二段家 本店」京都市東山区祇園町南側570の128 075-561-0213 11:30~14:00 17:00~20:30LO 木曜休み

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