ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロのサルめぐり。「京都御苑」にサイクリングで、「猿が辻」へ。

2016-01-24 | 京都

週末には、京都にも大寒波が到来すると天気予報が伝える土曜日。「まだ雪降って来ないみたい…。今のうちじゃない…」と、ミモロ。かなり気温は低めですが、久しぶりに自転車「ミモロ号」に乗って、どこかに行きたいよう…。毛糸の帽子とマフラーを巻いて、すっかり出かける準備を整えています。

わかりました。でもそんなに遠くにはいけませんよ。「いいよ~」と…まずは、下鴨神社の方向へ。

御蔭橋を渡り、下鴨神社の糺の森の入口へ。「今日は、参拝しないで、ほかに行くの~」と、出町柳方向へと進むことに。
神社の東側を流れる高野川。そして西側を流れる賀茂川。2本の川が合流する三角地帯の中心部にある神社。その中央部に参道が通っています。前は、ここに駐車場があり、周囲には、大きな木がいっぱい茂っていたエリアです。

「あれ?なんかすごく変わっちゃってる…」
道の両側には、白いフェンスが鳥居まで続いています。
「あ、そうだ~ここにマンションが建つんだった…」

来年までには、ここに立派なマンションが建設されます。「これから、マンションの敷地内を通って、参拝するんだね~。前は、林があったのに…」とちょっと複雑な思いのミモロです。

昨年、やはり敷地内にマンションを建設した京都御苑そばの「梨木神社」。それに続く神社のマンション建設が話題になったところです。「神社の運営って大変なんだって~。お寺みたいに、拝観料ないし…お賽銭だけじゃね~」と、神社の事情もわかります。「素敵な雰囲気のマンションだといいね~」と。おそらく億ションでしょうから、きっと立派なものだと思われます。

「今度から、ここを『葵祭』の斎王代の行列が通るんだね~」と。まだその情景を想像できませんが・・・。

さぁ、次はどこへ…「久しぶりに京都御苑行く~」と。
そこで、自転車で訪れたのは、「京都御所」の北東角「猿が辻」です。

「京都御所」の北東、つまり鬼門は、壁がへこんで建てらえています。
そのへこみは、鬼門除けのため。「あ、あそこ~」とミモロが指さす先には、猿の木造があるのです。
ご幣を持ったサルは、金網の中に…「ここのおサルも、夜遊びするからって、閉じ込められちゃったんだよね~」
北東の表鬼門に祀られるサル。それは、逆さ干支の思想によるものではと思っています。前にもお話しましたが、北東の反対に位置する南西とつかさどる干支がサル。北東をつかさどる干支は、丑寅です。向側の干支により、その位置の干支のパワーを補ったり、悪い部分を封じるという働きがあると考えるのが、逆さ干支です。

「京都御所」の北東方向に聳えるのは、比叡山。都の鬼門を守護する役割もあるお山です。

御所を訪れたら、ぜひ、このおサルに会いに行ってみては…。

「もう行こう…」さすがに寒いため、観光客の姿もありません。

「出発~!」あれ、もう自転車に乗ってる~。

砂利が敷かれた御苑内。自転車が走りにくい場所です。でも、そこには、細い自転車道が、通る自転車によって作られています。

砂利がはじかれた道は、砂利道よりも走りやすく、自転車の人は、この細い道を走ります。
「もっと速く~ビューンビューン」ミモロは、冷たい風を顔に受けながらも、楽しそう…。

「ここもよってこう…」。そして自転車で向かったのは、「京都御苑」の西側にある「縣井(あがたい)」です。
 
この井戸は、現在使われていませんが、名水といわれるもの。昔は、そばに「縣宮」という神社があったそう。
地方のお役人として出世を願う人たちが、この井戸で身を清めてから、宮中に参内したと言われます。
そして、明治天皇の皇后、昭憲皇太后が産湯につかった井戸と伝えられます。

「飲めないんだ~残念…どんなお味なんだろ?」とミモロは、興味津々。


かつての井戸は、水が枯れてしまったそう。その後、再び掘られ、その水は、緊急時だけに使われるものだとか。

「御苑の梅ももうすぐ咲くんじゃない?2月になったらまた来ようね~」

「京都御苑」には、梅林があり、この寒さが過ぎたら、梅もほころぶかもしれません。
「そうなったら、もう春だね~」と、さすがに寒い今日…ちょっと春が恋しくなります。




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