7月17日は、「八坂神社」の神幸祭。祇園祭のハイライトのひとつ、山鉾と神輿の巡行が行われる日です。
実は、ちょっと朝寝坊したミモロ。起きると、すでに山鉾巡行が始まっていました。
「今年は、お家でテレビ見よう…」と、KBS京都が完全放送する「祇園祭山鉾巡行」を見ることに…。
「へぇ~こんな風になってるんだ~」
沿道で見物すると見えないアングルが放映され、山鉾全体の様子がよくわかります。
山鉾巡行のひとつの見せ場が、四条堺町で行われる「くじ改め」です。これは、巡行の順番を確認する儀式。それぞれの山鉾の代表者が、山鉾の名前と順番が書かれた紙を奉行に差し出し、確認してもらいます。
今年の奉行役は、京都の門川市長です。
「いつもお着物召されている市長さんだけど、今日はまた雰囲気が違うね~」
くじが入った文箱は、どれも見事な蒔絵などが施された美術品のよう。そこに掛けられた紐を、扇子でほどき、また、最後に、扇子を使ってクルクルとまきつけます。
その仕草が、なかなか見事。小学生の男の子がその代表者の役を務める場合もあり、何度も練習するのだそう。その成果が披露され、周囲の観客から大きな拍手が起こります。
「この場面、直に見たいけど、なかなか見えないんだよね」とミモロ。いつもどこかの沿道で、目の前を行き過ぎる山鉾を見物するしかありません。
「なかなかテレビもいいかもね…」と改めて思うミモロでした。すでに4回、実際に巡行を見ているミモロですから…。
微妙な動きをする絡繰り人形のカマキリや、いろいろな踊りもテレビでしっかり見られました。
山鉾巡行をテレビで見ながら、ミモロは、お茶を点てて、お菓子を頂きます。
「寝坊しちゃったけど、これもいいね~」と、すっかり寛ぎながら「祇園祭」を楽しんだミモロでした。
さて、夕方は、「やっぱり御神輿は、見に行こう…」と、「八坂神社」の石段下へ向かいます。
18時ごろから、交通規制がはじまり、神輿が四条通に降りてきますが、すでにミモロが到着した時は、見物人がいっぱいで、とても前では見られない状況。
「ダメだ~。ほかの場所に行こう…」と、四条通から離れ歩いていると、馬に会いました。
「なんでここにいるんですか?」と聞くと、宮司様が乗る馬をここで待機させているとのこと。
「じゃ、またあとでね…」と馬に挨拶して、ミモロは、花見小路の「一力茶屋」の前に到着。
そこでは、神輿の前を進む、お稚児さんの登場を待つ人たちの姿が…。花見小路は、この時、通行できなくなるため、役員の方などが、必死に観光客の通行を規制しています。
「御神輿の前に、お稚児さんがいるんだ~。知らなかった…」まだまだ知らないことがいっぱいの祇園祭です。
お稚児さんは、長刀鉾以外に、久世稚児という馬に乗るお稚児さんもいるのです。その馬の用意が始まりました。でも、次第に雨脚が強くなってきます。
「あ、お稚児さん…」一力茶屋の中から剛力さんに背負われたお稚児さんの登場です。
お稚児さんは、足を地面につけられません。
「お稚児さんって、お祭りのときは、神様のお使いなんだって…」
剛力さんの肩から、馬に乗り移り巡行が始まります。
雨は、いよいよ激しくなりました。「大変だね~」とミモロ。でもそういうミモロもずぶ濡れです。
花見小路には、西御座の神輿が入ります。その神輿を迎えるもてなしのため、祇園の芸妓さんや舞妓さんがお茶接待の場所へ。
いよいよ神輿がやってきました。
神輿が来るころには、なんと雨も止み、陽射しさえそそぐ天気に…「さすが神様、パワーある…」と感心するミモロ。
神輿は花見小路から、氏子町をまわり、夜中近くに、四条河原町の御旅所に入ります。
神輿を見送ったミモロは、馴染みの祇園のバーに立ち寄ることに…。
そこで、ちょっと喉を潤すミモロ…。「わ~お寿司…」お寿司を頂きながら、カンパリソーダをひとりカウンターで…。
ひとりも絵になるミモロです。
「長刀鉾の粽どうそ…」と、粽のプレゼントを…。
「今年、粽買ってなかった…うれしい・・ありがとうございます」
祇園祭の夜は、まだまだこれから…。
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