いよいよ2016年の祇園祭、山鉾と神輿の巡行の準備が整い始めました。
ミモロは、さっそく浴衣姿で、祇園祭見物に…。
まずは、神輿が並ぶ「八坂神社」へ参拝です。
拝殿には、京都屈指の大きな神輿3基が鎮座しています。「いつ見ても、りっぱだね~」
素戔嗚尊の御子神の八柱御子神を祀る八角形の西御座神輿、素戔嗚尊を祀る六角形の中御座神輿、そして妃神である櫛稲田姫命を祀る四角形の東御座神輿の3基です。
「八坂神社」でゆっくり拝めるのは、17日の夕方、神幸祭が始まるまで。17日の山鉾巡行の後、神輿は、神社を出発し、それぞれ別のルートで氏子町を巡行し、夜に四条河原町の高島屋のそばの御旅所に入り、24日の後祭り、還幸祭までそこで町を見守ります。
「八坂神社」では、厄除け粽もたくさん用意されています。
13日の夕方訪れたミモロ。「よかった割と空いてて…」境内には、中国人観光客が目立ちますが、日本人の姿はまばら…。
さて、神社から、四条通を西へ。河原町の御旅所を目指します。
神輿が入るまで、ここでも粽やお札の授与コーナーが設置されていました。
「あ、祇園祭特製生八ッ橋もあるんだ~」京都名物の八ッ橋販売コーナーも。そこで祇園祭の資料をもらいました。
「はい、どうぞ…」「ありがとう…」
「今日は、あんまり人出がないみたい…チャンス!」とミモロは、山鉾めぐりをすることに…。
まずが、山鉾巡行の先頭を進む「長刀鉾」の会所へ。
この日は、雨が時々降るため、ビニールがかぶせられています。
四条通を西へ、「函谷鉾」にも立ち寄ります。
鉾のそばでは、記念の手ぬぐいや扇子、提灯などの販売も…。
「これいいなぁ~」
「あ、クマちゃんが浴衣着てる・・・カワイイ~」と、お姉さんたち。「う~ネコなのに…ブツブツ」かわいいといわれたので、あえて訂正しなかったミモロです。
四条通の向側には、「月鉾」が。まだ山は、立っていません。山が完全に登場するのは、明日の夜くらいからでしょうか。
ミモロは、室町通を南に向かい「鶏鉾」へと進みます。
「ちょっと見せてください…」と、手ぬぐいと扇子を見せてもらうことに…
「キャ~カワイイ…ちゃんと浴衣着てる…」と、ここでも注目を浴びたミモロ。「だって、祇園祭だもの…浴衣着て来たの」と、ミモロ。「わ~下駄も履いてる…」「だって浴衣だもん…」ネコだって、祭りの衣装はしっかりと…。
京都暮らしで、すっかり浴衣も着こなすミモロでした。
次に、「綾傘鉾」の会所へ。
会所は、「大原神社」の中にあります。「どうぞお清めを受けてください…」と言われ、神社に参拝の後に巫女さんから、鈴でお浄めをしていただき、お神酒もいただきました。
「これも空いてるからできたんだよね~ラッキー!」と嬉しそうなミモロ。
さて、会所には、「綾傘鉾」を飾る品々が展示されています。
「キャ怖い…」とちょっとビックリしたのは、鉾のそばで厄病退治の踊りを披露する人がかぶるお面です。
今、「綾傘鉾」は、傘の部分しかありません。
「本当は、傘の下に鉾本体があるんですが、火事で焼けてしまったんです」と会所の方。
「あ、だから山じゃなくて、鉾なんだ~知らなかった~」とミモロ。まだまだ知らないことがいっぱいの祇園祭です。
「いつか鉾の本体が復活するといいのにね~」とミモロ。「そうですね…」と。
一昨年、150年ぶりに復活した『大船鉾」など、町の人たちの長年の努力と根性が稔ったケースもありますから、焼失した山鉾も復活する動きは、始まっています。
そして、この日の最後に訪れたのは先祭りの最後尾を進む「船鉾」です。
神輿を迎える神幸祭の先祭り(17日)、そして神輿を送る還幸祭の後祭り(24日)。その両方の山鉾巡行の最後尾は、船の形をした鉾が進みます。
先祭りの最後の方には、「放下鉾」「岩戸山」「船鉾」の大きな山鉾が続くのがお決まり。
毎年、くじにより山鉾巡行の順番が決まりますが、くじ取らずといって、毎年変わらぬ順番にいる山鉾があります。
上記の3基のほかに、一番目の「長刀鉾」。5番めの「函谷鉾」です。
9番目と13番目、17番目は、「月鉾」と「菊水鉾」「鶏鉾」がくじで決めます。山は、くじで順番を決めるのです。
「今年は、巡行が日曜日だから、すごく混むね~。どこで見物しようかな?」
どこかでミモロは、見物する予定。見かけたら、ぜひ声をかけてくださいませ。
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