三重県の松阪を訪れたミモロ。「松阪って牛肉しか知らなかった・・・」と。まるで松阪に関する知識のなかったミモロです。
松阪は、天正16年(1588)に蒲生氏郷が築いた「松阪城」を中心に、名古屋、江戸、京都、大阪の交通の要所として、さらにお伊勢参りの宿場として栄えた城下町です。三井家創業の地でもあり、豪商の繁栄も目立ちます。
駅前の「観光情報センター」で、町にかんする情報とマップを手に、町の散策に出かけます。
「松坂城」に近づくと、石畳と槙垣の武家屋敷エリアに至ります。このエリアは、国指定の重要文化財です。

「わ~なんか素敵…昔の武家屋敷の面影が残っているし、第一、今もここで暮らしているんだって…」


木造家屋の家々は、長い歴史の中で、もちろん暮らしに合うように改装はしているものの、家並の雰囲気は、昔のまま。伊勢エリア特有の正月の飾りが1年中、玄関先に飾られています。
生活している建物が多い「御城番屋敷」ですが、その中に、無料で公開されているところがあります。


紀州藩の管轄となった「松坂城」を警備する紀州藩の藩士とその家族の住まいとして、文久3年(1865)に建てられました。1ヘクタールの屋敷の敷地の中に、19軒の家が石畳の両脇に連なります。現在も子孫の方々が維持管理し、なんと、そのうち13軒は、借家として利用されているそう。
「へぇ~こんな家に暮らすのもいいなぁ~」と思うミモロです。
公開されている建物は、3年かけて保存修復工事が行われ、昔の姿を再現したもの。
座敷が4つ、縁側が両サイドに、そして台所のある土間まどが続く、今でいうなら4DKのゆったりサイズの住まいです。

「ここ御台所?」



かまどや洗い物などをするシンク、そして天井には、炭などが備蓄されています。

広々したお座敷・・・両側に縁側があり、風が吹き抜けて、とても気持ちいい造りです。

「ここでお昼寝したら、気持ちいいだろうなぁ~」と思わず横になりそうになるミモロ。
「収納もたっぷりあるよ~」

さらに奥に進むと…


「ホント、なんか落ち着く住まい・・・」

庭に面した縁側でしばし寛ぎます。

武士の質素で、堅実な暮らしぶりが伺える住まいです。
「すごく大切にお家使ってきたから、今もしっかり立ってるんだ」
「御城番屋敷」のそばには、かつて城内にあったという土蔵が移築されています。

城下町をめぐる道・・・なんとも趣があります。

「なんか喉か渇いちゃった~」と、水場を見つけたミモロ。


町の中は、とても散策しやすく整備されています。
「あ、もうお城がすぐそばだ~」

いよいよ「松坂城」に入ります。


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