ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

歴史的な建造物が見所の城下町「松阪」。石畳と槙垣の武家屋敷が連なる「御城番屋敷」

2016-08-20 | 奈良、近畿

三重県の松阪を訪れたミモロ。「松阪って牛肉しか知らなかった・・・」と。まるで松阪に関する知識のなかったミモロです。
松阪は、天正16年(1588)に蒲生氏郷が築いた「松阪城」を中心に、名古屋、江戸、京都、大阪の交通の要所として、さらにお伊勢参りの宿場として栄えた城下町です。三井家創業の地でもあり、豪商の繁栄も目立ちます。

駅前の「観光情報センター」で、町にかんする情報とマップを手に、町の散策に出かけます。

「松坂城」に近づくと、石畳と槙垣の武家屋敷エリアに至ります。このエリアは、国指定の重要文化財です。

「わ~なんか素敵…昔の武家屋敷の面影が残っているし、第一、今もここで暮らしているんだって…」
 
木造家屋の家々は、長い歴史の中で、もちろん暮らしに合うように改装はしているものの、家並の雰囲気は、昔のまま。伊勢エリア特有の正月の飾りが1年中、玄関先に飾られています。

生活している建物が多い「御城番屋敷」ですが、その中に、無料で公開されているところがあります。
「ここ見学できるんだ~」ミモロは、さっそく中へ。

紀州藩の管轄となった「松坂城」を警備する紀州藩の藩士とその家族の住まいとして、文久3年(1865)に建てられました。1ヘクタールの屋敷の敷地の中に、19軒の家が石畳の両脇に連なります。現在も子孫の方々が維持管理し、なんと、そのうち13軒は、借家として利用されているそう。
「へぇ~こんな家に暮らすのもいいなぁ~」と思うミモロです。

公開されている建物は、3年かけて保存修復工事が行われ、昔の姿を再現したもの。

座敷が4つ、縁側が両サイドに、そして台所のある土間まどが続く、今でいうなら4DKのゆったりサイズの住まいです。


「ここ御台所?」
  
かまどや洗い物などをするシンク、そして天井には、炭などが備蓄されています。
「あ、あそこシンクがあったとこ・・・お水、外に流れるようになってるんだ~」

広々したお座敷・・・両側に縁側があり、風が吹き抜けて、とても気持ちいい造りです。

「ここでお昼寝したら、気持ちいいだろうなぁ~」と思わず横になりそうになるミモロ。

「収納もたっぷりあるよ~」
押入れには、昔を偲ぶ裃などが…。

さらに奥に進むと…
 「ここトイレだ~」なかなかシンプルで壁の色合いもシックです。

「ホント、なんか落ち着く住まい・・・」

庭に面した縁側でしばし寛ぎます。

「きっとここ、すごく住みやすいお家だったんじゃないの・・・」

武士の質素で、堅実な暮らしぶりが伺える住まいです。

「すごく大切にお家使ってきたから、今もしっかり立ってるんだ」

「御城番屋敷」のそばには、かつて城内にあったという土蔵が移築されています。


城下町をめぐる道・・・なんとも趣があります。


「なんか喉か渇いちゃった~」と、水場を見つけたミモロ。
でもここの水が飲めないよう。でもそばに水飲み場がありました。

町の中は、とても散策しやすく整備されています。

「あ、もうお城がすぐそばだ~」

いよいよ「松坂城」に入ります。





人気ブログランキングへ

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする