8月15日、ミモロは、百万遍の知恩寺で、枚付く15日に開催される「百万遍 手づくり市」へと出かけました。
「最近、なかなか行けなかったから、知り合いの作家さんたちに夏のご挨拶に行こう・・・」と自転車に乗って…。
まずは、御本堂にお詣りを・・・・。
ここは浄土宗のお寺。ご本尊はお釈迦さまです。
この日も36度という猛暑日。境内は、お盆ということもあり、いつもの月よりは、出店数も少なめだそう。それでも外国人観光客など、お盆のお墓参りの帰りに立ち寄る人たちで、にぎわっていました。
本堂の前には、ミモロの写真展などでもお世話になった手描きTシャツの「きのび」さんのテントが。
「おや、ミモロちゃん。お久しぶり~元気でしたか」「はい、ちょっと熱中症になったけど、大丈夫で~す」
「暑いから、体に気を付けてくださいね~」と、ここに来る前にお土産に買った「阿闍梨餅」を1個プレゼントするミモロ。
「ほかの作家さんたちもいるかな?」と知り合いの作家さんを探します。
「あ、いた~」と次に見つけたのは、木工作家の東さんのテントです。
「こんちには~あの~これ~おやつにしてください…」と阿闍梨餅を2個プレゼント。
「わ~これ大好物・・・いつも買いたいって思うけど、なかなかお店に行けなくて・・・」と喜んでくださいました。
「あれ?前よりもっと作品の種類増えてる…」とさっそく木工作品を見せてもらいます。
しばらく遊んだ後、「またね~」と。またトコトコ歩き始めました。
「あれ~ミモロちゃんじゃない?お久しぶり~」と声をかけてくれたのは、染色作家の河合さんと「雨工房」の向井さん。
「あの~これおやつどうぞ…」「あ、阿闍梨餅・・・温かい…」「暑いから温かくなったんじゃないよ~。本店で買ったから焼きたてなの・・・」と、袋の上からも温かさが伝わる阿闍梨餅。ミモロがもって歩いていたから、温かくなったのでは…という誤解をときます。
「いただきま~す!」とさっそくパクリ。「美味しいね~ありがとね~」とお二人。
「ミモロちゃんも暑いでしょ…」「うん、毛皮だからね~」「そういえば、前に熱中症で倒れてたよね~。大丈夫?」「うん、もう大丈夫…」
「これ素敵~」と河合さんが染めたストールを…。
「これなぁに~」と、ミモロが試着したのは、蝶ネクタイがついた襟。
「あ、それね・ネコの襟・・・」なんでもネコの首につけるアクセサリーなんだそう。
ミモロもネコなので、「やっぱり似合う~」とお二人に言われました。「そう・・・」となんざらでもない顔。
「ミモロちゃん、頭につけるの妙に似合うね~」と。今度は、帽子などを飾るお花。
「そうかな~」と嬉しそうに…。
ここで注目は、手ぬぐい1本で作ったという赤ちゃん用の甚平さん。
上着とパンツの2部構成。なんとこれが手ぬぐい1本でできるのだそう。
「お気に入りの手ぬぐいがあれば、つくりますよ~」と「雨工房」の向井さん。
「ミモロも欲しいなぁ~」と。でもミモロの場合、体形が特殊なため、かなり手間がかかります。
「あれ?お空が暗くなってきた~」境内の上には、いつの間にか、灰色の雲が垂れ込めています。
「もうすぐ雨降るかもね・・・ミモロ、自転車だから、もう帰るね~」と、慌てて「手づくり市」を後にして、全速力でペダルを踏んで、下鴨の自宅へと向かいます。
途中、大粒の雨がポツポツと…後、家まで20mほどのところで、突然ザーっと雨が…。
「わ~大変~」と、まるでシャワーのような水量の雨に、ビックリ。
なんとかあまり濡れずに家に戻ることができました。
その後も激しい雨は約1時間にわたり降り続き、時折雷鳴もとどろきます。
ミモロは、家の窓から外を眺めては、「手づくり市にいるみんな、大丈夫かな~」と心配そう。
近年、京都ではゲリラ豪雨のように突然、ピンポイントで猛烈な雨が降ることが多くなりました。
昔は夕立・・・というのが夏の風物ですが、最近は夕方ではなく、あるゆる時間に突然猛烈な雨が襲います。
ず~と晴天続きの京都。街路樹や花壇の植物も、あまりの紫外線の強さに葉を枯らすものも目立ちます。
雨が降り、水分は足りても、連日のすさまじい暑さと紫外線で、かなり植物は疲れているみたい…。
夏の天候が、秋の紅葉に影響するそう。「もう黄色になってる葉っぱもあるもんね~」とちょっと心配するミモロです。
さて3時ごろ、やっと降り止んだ豪雨。「スーパーでお買い物できなかったから、また行こう・・・」と再び自転車へ。
ついでに「手づくり市」にも立ち寄ることに・・・「みんな大丈夫だったかな~」と。
「百万遍知恩寺」の参道は、雨でビショビショ。
「あれ~テントがなくなってる~」境内に連なっていたテントは、すでに疎らな状態。
本堂前の手描きTシャツの「きのび」さんのテントの下には水たまりができています。
境内のあちこにできている水たまり。
雨の激しさがわかります。
お寺の本堂の屋根に降った雨は、雨どいを超えて、周囲の溝に流れ込んだそう。
「手づくり市」に出店していた作家さんたちは、慌てて作品を仕舞うことに。
特に布や食品関係の作品のテントは大変です。
「もう今日は早じまい・・・」
夏は、通常17時ごろまでお店を開いているそうですが、この猛烈な雨で、訪れる人もなくなり、「手づくり市」は早じまいになりました。
「あ、旗もビショビショ・・・もっといろいろゆっくり見たかったのになぁ~」と、残念そう。
「五山の送り火」は、大丈夫だといいね~と。本日夜に豪雨が来ないことを願うミモロでした。