ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

寺町三条の「矢田寺」での冬至の「かぼちゃ炊き」。ホクホクのかぼちゃで、無病息災を祈願。

2016-12-24 | 寺社仏閣

「今年も行かなくちゃ~わ~遅くなっちゃった~」と、慌てるミモロ。
この日は、寺町三条にある浄土宗の「矢田寺」で、冬至恒例の「かぼちゃ供養」(かぼちゃ炊き)が行われるのです。
 
朝10時ごろには、お寺の前に長蛇の列ができる、恒例の行事です。

「早く~」とミモロに言われながら、なかなか家を出られなかったこの日。到着したのは、なんと13時に…。

「もうかぼちゃなくなってるかもよ~食べられないなんて~」と、ちょっと涙目になりながら、必死に寺町のアーケードを足早に進むミモロです。

到着した「矢田寺」の前には、もう参拝者の列はありません。
「やっぱりかぼちゃ焚き終わっちゃんじゃないの~」と、中を覗くと…。

「あ、まだお鍋にある~よかった~」とホットするミモロ。
 甘辛く煮つけられたカボチャが、テーブルの上に並べられました。

まずは、お詣りが先でしょ!「うん、ミモロの分残ってるよね~」と、横目でテーブルのカボチャを見ながら、ご本尊の「代受苦地蔵」さまに参拝します。


このご本尊さまは、人々の苦しみを代わってくださるという、ありがたいお地蔵さま。
穏やかなお顔のまわりには、人々のもつさまざまな苦しみの炎が燃え上がっています。
「お地蔵さま、大変だね~。ありがとうございます」と、深く感謝しながらお詣りします。

そばには、大きなかぼちゃが供えられています。
「これ食べられるのかなぁ~」とミモロ。
このかぼちゃは、厄をよけ、幸運に導くかぼちゃ。「触るとご利益あるんだって~」と抱き着くミモロです。

このかぼちゃは、食用ではなく、肥料などにするカボチャです。

さぁ、お詣りを終えて、いよいよかぼちゃをいただきます。
「あの~かぼちゃください~」「はい、どうぞ~」
 
「あ、いつも来てくれる子だ~」とミモロの顔を覚えていてくださったお寺のみなさん。

「あの~毎年、挨拶するお寺の息子さんは、今日いないの?」と、ミモロは周囲をキョロキョロ。
そう、ここにお参りをはじめて、すでに5年。初めて会ったときは、小学1年生の息子さん。
「今日は、もう塾に行っちゃったんです。すごく背が高くなったんですよ~」と。
「へ~そうなんだ~会いたかったなぁ~」と、5年たっても大きさの変わらぬミモロ。
変わらないから、みんな覚えていてくださるんです。「よろしくお伝えくださいね~」と伝言します。

テーブルの上の三方に志として100円納め、かぼちゃとお茶をいただきます。

「もしかしてミモロちゃんですか?」と声をかけてくださったのは、仙台から毎年この時期京都に旅行にいらっしゃるご夫婦。「いつもブログ見てますよ~。すごく参考になってます。楽しみにしてるんですよ~」と。「わ~ありがとうございます」と握手。

ホクホクのかぼちゃの甘さが口に広がります。「美味しいね~」とミモロ。「これくらいの量だと嬉しい~」
そう、大根炊きは、1000円で丼いっぱいのことが多く、いつも食べきれないのです。なので最近は、見てるだけに…。

食べ終わったミモロは、心の余裕を取り戻し、境内にある「大日如来」さまに参拝。
「ここにもお詣りしなくちゃ~」

ここを訪れた外国人観光客が興味を抱いたのは、ぬいぐるみのおお地蔵さま。
お寺の方の手づくりのお守りで、良縁成就、安産祈願、無常息災などのご利益が…。若い女性たちに人気のお守りです。

「今年もかぼちゃいただけてよかった~」
「来年もこれで無病息災…」と、満ち足りた表情のミモロです。

14時前には、今年のかぼちゃはすべて参拝者に渡されました。

*「矢田寺」京都市中京区寺町通三条上ル 参拝時間:8:00~19:00


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