「今年も行かなくちゃ~わ~遅くなっちゃった~」と、慌てるミモロ。
この日は、寺町三条にある浄土宗の「矢田寺」で、冬至恒例の「かぼちゃ供養」(かぼちゃ炊き)が行われるのです。


朝10時ごろには、お寺の前に長蛇の列ができる、恒例の行事です。
「早く~」とミモロに言われながら、なかなか家を出られなかったこの日。到着したのは、なんと13時に…。
「もうかぼちゃなくなってるかもよ~食べられないなんて~」と、ちょっと涙目になりながら、必死に寺町のアーケードを足早に進むミモロです。
到着した「矢田寺」の前には、もう参拝者の列はありません。

「あ、まだお鍋にある~よかった~」とホットするミモロ。

まずは、お詣りが先でしょ!「うん、ミモロの分残ってるよね~」と、横目でテーブルのカボチャを見ながら、ご本尊の「代受苦地蔵」さまに参拝します。

このご本尊さまは、人々の苦しみを代わってくださるという、ありがたいお地蔵さま。
穏やかなお顔のまわりには、人々のもつさまざまな苦しみの炎が燃え上がっています。
「お地蔵さま、大変だね~。ありがとうございます」と、深く感謝しながらお詣りします。
そばには、大きなかぼちゃが供えられています。

このかぼちゃは、厄をよけ、幸運に導くかぼちゃ。「触るとご利益あるんだって~」と抱き着くミモロです。

このかぼちゃは、食用ではなく、肥料などにするカボチャです。
さぁ、お詣りを終えて、いよいよかぼちゃをいただきます。
「あの~かぼちゃください~」「はい、どうぞ~」


「あ、いつも来てくれる子だ~」とミモロの顔を覚えていてくださったお寺のみなさん。
「あの~毎年、挨拶するお寺の息子さんは、今日いないの?」と、ミモロは周囲をキョロキョロ。
そう、ここにお参りをはじめて、すでに5年。初めて会ったときは、小学1年生の息子さん。
「今日は、もう塾に行っちゃったんです。すごく背が高くなったんですよ~」と。
「へ~そうなんだ~会いたかったなぁ~」と、5年たっても大きさの変わらぬミモロ。
変わらないから、みんな覚えていてくださるんです。「よろしくお伝えくださいね~」と伝言します。

「もしかしてミモロちゃんですか?」と声をかけてくださったのは、仙台から毎年この時期京都に旅行にいらっしゃるご夫婦。「いつもブログ見てますよ~。すごく参考になってます。楽しみにしてるんですよ~」と。「わ~ありがとうございます」と握手。
ホクホクのかぼちゃの甘さが口に広がります。「美味しいね~」とミモロ。「これくらいの量だと嬉しい~」
そう、大根炊きは、1000円で丼いっぱいのことが多く、いつも食べきれないのです。なので最近は、見てるだけに…。
食べ終わったミモロは、心の余裕を取り戻し、境内にある「大日如来」さまに参拝。


ここを訪れた外国人観光客が興味を抱いたのは、ぬいぐるみのおお地蔵さま。

「今年もかぼちゃいただけてよかった~」

14時前には、今年のかぼちゃはすべて参拝者に渡されました。
*「矢田寺」京都市中京区寺町通三条上ル 参拝時間:8:00~19:00

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら