「う~遅くなっちゃった~」と、大晦日に「紅白歌合戦」を聞きながら、作業するミモロ。
なにしてるの?「年賀状書いてるの~。なんとか今夜中にやらなくちゃ~」と。
毎年のことながら、準備の遅いミモロ。「だって~いろいろやることあったんだもん~」と弁解。
NHKの「紅白歌合戦」をラジオ替わりにしながら、年賀状づくり・・・。
最近は、年賀状を書く人が減少しているそう。「でも、いつも連絡してない人と交流できていいよね」と。
メールやFB、ラインで繋がっていない人との交流ができる機会です。
気づけば、「紅白歌合戦」は、終わっていて、「ゆく年、くる年」になっています。
「あ、出かけなくちゃ~」とミモロは、毛糸の帽子とマフラー、そして上着を着て、自転車に。
向かったのは、「百万遍知恩寺」です。
毎月15日に「手づくり市」が行われるお寺です。でも夜行くのは、初めて・・・。
人通りの少ない通りを、自転車で走ります。
「着いた~」
境内には、すでに参拝者の姿が…。
「もう除夜の鐘、つき始めてる…」
108つ、煩悩の数を撞く除夜の鐘。ここでは参拝者が撞くことができます。
「でも、もう整理券ないんだって~」とミモロ。108枚の整理券は、11時ごろには、なくなっていたよう。
除夜の鐘が、ゴーンゴーンと夜の闇に響くなか、本堂では、新年の「修正会」という法要が始まりました。
ミモロは、除夜の鐘は諦めて、本堂に上がります。
「百万遍知恩寺」は、浄土宗の京都四ヶ本山のひとつです。法然上人が住んでいた「神宮寺」という、現在の相国寺付近にあったお寺を、その前身にしています。その後、弟子の源智が住職となり、浄土専修念仏の道場に。その折、「知恩寺」と称するようになりました。元弘元年(1331)に都に疫病が蔓延。そのとき、八世の善阿が、百万遍念仏を行い疫病を鎮めたことから、後醍醐天皇から「百万遍」の号を賜り「百万遍知恩寺」になったそう。
「へぁ~百万遍って、念仏を唱えた数だったんだ~」とミモロ。
さて、本堂にあがり、2017年になったとき、十数人の僧侶が読経を…。その声が響く中、ミモロは、新年を迎えました。
「なんかこういうの初めて・・・」と、毎年、そのころは、家で過ごしていたミモロ。初めての経験に感激しています。
ご本尊の釈迦如来に、手を合わせ、新年を迎えられたことを感謝します。
読経が終わるとミモロは、外へ。「甘酒の接待受けなくちゃ~」と靴を履いて境内へ。
本堂に上がる前に甘酒のテントを見ると、そこには長蛇の列があったのです。「よかった~もうだれも待ってない…」
「あの~甘酒ください~」と、ご奉仕なさっている方に。
「あら、かわいいクマちゃん…よく参拝されました」と迎えられました。「あの~ネコなんですけど…」
「え?そうなの?」「ほらお耳、三角でしょ?」と帽子を脱いで耳を見せています。「あ、そういわれれば・・・」と、幾分納得した様子。
「わ~おいしそうな甘酒~」大きな鍋にたっぷりの甘酒。
「はい、どうぞ~」
「いただきま~す。あったか~い」。冷えた体を芯から温めてくれる甘酒です。
「お替わりしてください。いっぱいありますから~」
「ありがとうございます。でも、もういっぱい」
甘酒の接待は、深夜2時過ぎまでつづくそう。
除夜の鐘は、108つ撞かれた後も、希望者は、つけるそう。その人たちが終わるまで、ご奉仕の方々はそこにいっらっしゃるということです。
「今年は暖かくてよかった~」と。昨年に比べ、気温が高い大晦日です。
「ごちそうさまでした~」と挨拶して境内に置いた自転車のところへ。
「あ、キャンプファイアーみたい~」
参拝の人が暖を取れるように境内には、火が…。
深夜の今出川通を自転車で疾走して家路へ。
「なんか来るときより人が多いね~」。
下鴨神社へと初詣に向かう人の姿が目立ち始めました。
下鴨神社も行くの?「ううん、もう眠くなっちゃった~」と、甘酒で温まったミモロは、自転車のバスケットの中でウトウト。
家に到着したのは、深夜1時すぎ。本当に温かい大晦日。
「雪降ったら行けなかったね~。自転車乗れないから…よかった~」。
2017年がいよいよスタート。いい年になりますように~。
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