伏見エリアに初詣に出かけたミモロ「御香宮神社」での参拝を終え、「伏見五福めぐり」のひとつ「乃木神社」へ参拝することに。
「え~京都にも乃木神社ってあるんだ~」と東京生まれのミモロ。「乃木神社って、六本木のそばにある乃木坂にある神社だけかと思ってた~」と無知なミモロでした。
「あの~ここからどうやって行けばいいんですか?」と、「御香宮神社」の警備員さんに尋ねます。
「う~かなり距離ありますよ~15分以上は歩かないと~。こんもり木が茂った御陵がありますから、そこを道沿いに曲がるとわかると思いますよ~」とのこと。
「結構かかるんだ~。でもここまで来たら、行ってみよう~」と、「御香宮神社」前の道を山方向に歩き始めました。
歩き始めて、しばらくすると「やっぱり車で来ればよかったかも~」と後悔しはじめます。
「ホントにここにあるのかな~」と、人通りもぐっと少なくなった道をトコトコと…。
しばらくして、やっと初詣の赤いのぼり旗が見えてきました。
「着いた~わ~大きな神社~」
東京の「乃木神社」よりかなり広い境内。予想以上に立派な構え。
ご祭神は、日露戦争で日本に勝利をもたらした乃木希典大将とその妻静子夫人です。
東京の「乃木神社」は、かつて乃木一家が暮らした家のそばにあります。そこで明治天皇が崩御された後、夫婦ともに自刀なさったのです。すでに2人の息子を共に日露戦争で亡くしている乃木大将。もちろんほかの戦死者を思い、決して悲しみを見せなかったといわれますが、息子たちを亡くした父親としては、正直、辛く、悲しかったことでしょう。
乃木大将と静子夫人は、三人の息子と1人の娘に恵まれますが、すべて自分たちよりも早くこの世を去っています。
日本を思う心と明治天皇への厚い忠誠心、質実剛健の生き方などから国民の崇敬を受けていた乃木希典。その質素な暮らしぶりは、東京の乃木神社の脇にある住まいからも伺えます。
明治天皇ご崩御の後を追うように自決、殉死した乃木大将夫妻。崇敬する人々は、大正5年(1916)に大阪、那須などをはじめ全国に「乃木神社」を創建します。ここ京都の「乃木神社」もそのとき創建されたものです。
さてミモロがトコトコ歩いてきた森の道は、実は、「明治天皇の御陵」です。
つまり京都では、乃木大将が忠誠を誓う明治天皇のそばにお祀りされたことに。
「なるほどここより相応しい場所はほかにないね~」とミモロ。
さっそく参拝いたしましょ。
「う~ここも大勢の参拝者が列を作ってる~」と傍らで呆然とするミモロ。
またしても長蛇の列にミモロは、まず境内の中を散策することに。
境内には、立派な馬の銅像が、狛犬のように本殿を守っています。
陸軍を率いた乃木大将。当時の戦いにおいて馬は大きな戦力です。
「う~お馬もきっと戦場でたくさん死んだよね~。きっと怖かったと思うよ~」とミモロ。多くの人々が戦死した傍らで、同じように命を落とした馬たちの数は計り知れません。
「乃木神社」のご利益は、勝負運。社務所には、いろいろなお守りや絵馬が並んでいます。
巫女さん姿のミモロ。「ちょっとお手伝いしちゃおう~」
ミモロ、お邪魔しちゃダメよ~。「こっちの方が似合う感じ~」と確かに参拝者というより神社の人(ネコ)という方がピッタリですが…。
ここのおみくじは、「勝ち栗みくじ」。願いを書く絵馬も栗の形のものもありました。
勝負、試験をはじめ、人生、病気、自分・・・に勝つことを祈願するお守りなどです。
文武両道に秀でた乃木大将。とても生半可な気持ちでは、そのストイックで自分に厳しい暮らしぶりをマネできるものではありませんが…。
「あれ~ここに入口がある~」と、拝殿の脇に「お庭拝観入口」と書かれたところが。100円納めて中へ進みます。
本殿の周囲に広がる庭。「わ~本殿がすぐそばにある…ここでお詣りしよう~」
本殿の前にも賽銭箱があることから、ここでもお詣りができるようです。
庭には、乃木大将と静子夫人の銅像も。
そしてなぜか招きネコや恵比寿・大黒もいました。
さらに奥には、ご祭神にお供えする野菜を作る畑も。
拝殿の前には、大勢の人がいるのに、ここはミモロ以外だれもいません。
ミモロはここで、「どうぞ世界中が平和になりますように~。戦いで尊い人命や動物の命が失われませんように~」と祈ります。
今は、明治天皇のおそばで静かに祀られた乃木希典大将と静子夫人。
墓所は、東京の「青山霊園」にあります。
日本の平安と世界の平和を実現するために、武力ではなく、平和的解決の道をいっそう求めてゆかなくてはなりません。
2017年、世界は大きなうねりの中にあります。「どうぞ平和を~」と一途に祈るミモロです。
参拝を終えたミモロは、JR「桃山駅」へ。「早く戻らなくちゃ~陽が暮れちゃう~」人通りの少ない道、日没前に帰らないと~。
「なんかレトロな雰囲気の駅だね~」
そこから、ミモロは、「六地蔵駅」へ行き、地下鉄東西線で町中へと戻りました。
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