ある日、ミモロは、アクセサリー作家の長谷川郁恵(はせがわふみえ)さんから「ワークショップとアトリエオープン」のハガキをいただきました。
ミモロと、長谷川さんの出会いは、京都大学の近く、百万遍にあるフランスの文化センター「アンスティチュ・フランセ関西」で毎月開催されるマーケット「ル・マルシェ」」です。何度も行くうちにすっかり仲良しになったミモロと長谷川さん。
「一度アトリエお邪魔したいね~」と思っていたのです。
アトリエがあるのは、「銀月アパートメント」という京都では有名なレトロな洋館のアパートです。
映画のロケにも使われたこともあるというレトロなアパートは、戦前からあるとか。全20室のワンルームタイプで、共同の炊事場やシャワーなどがあるそう。かなり古~いアパートなのですが、昔から文学。芸術関係の学生からの人気が高く、今も賃貸物件がでるとすぐに埋まってしまうそう。
「ここって春のすだれ桜で有名なんだよね~」とミモロ。そう、南の庭にある大きな桜の見事さは、このエリアの桜の名所になっています。
「あ、看板出てる~」とアパートの生垣の前に小さな看板がありました。「入ってすぐ左・・・そこから3つ目のドアだって」
「ここだ~」アパートの中をキョロキョロしながらミモロは、アトリエに到着です。
「こんにちは~ミモロで~す」と、恐る恐るドアを開け中へ。
「わ~中ってこんな風になってるんだ~」南側に面した部屋は、明るい陽光が注ぐワンルーム。「わ~なんか素敵~」
「いらっしゃ~わ~ミモロちゃん来てくれたんだ~」と嬉しそうな長谷川郁恵さん。「うん来たよ~」とミモロ。
アクセサリーづくりを初めて数年。京都造形芸術大学で学び、作家として独立して2年という若いアーティストさん。
マルシェやイベントなどにも出品され、また東京などからも出出品のお誘いがあるそう。
天然石や真珠、シルバーなどの素材を使った作品のモチーフは、身近なものから…「これおでん?」ミモロはアトリエの中を歩き回ります。
ときどき付けてみたりしながら…。
「これなあに~」と部屋の片隅に置かれた大きな切り株・・・「それはアクセサリーを作るときに使う道具ですよ」
切り株の中心部に鉄製の部分が。そこで金属を加工します。「こんな感じ~」とミモロは小さな金づちを持たせてもらいました。「そう、そんな感じ~」
カウンターの部分が作業するスペース。「どういう風にアクセサリー作るの?」と興味津々のミモロ。
作業するそばで覗きこんでいます。
「へぇ~こういう宝石使うんだ~」
小さな天然石を使った繊細でやさしい雰囲気のアクセサリーが、アトリエの棚に並びます。
長谷川さんのアクセサリーブランドの名前は、「23fumi」。「なんで23なの?」とミモロ。
「23って、フミって読めるでしょ」「あ、なるほど~ふみえさんのフミなんだ~」と納得。
郁恵(ふみえ)さんという名前にちなみ、手紙をモチーフにした作品づくりも…。
人と人を結ぶ手紙・・・ラインやメールが日常になっても、やはり手紙は、人の心に沁みるものがあります。
京都には、若いアーティストさんが続々誕生。それぞれの個性を輝かせています。
「これ小さい~」昔、長谷川さんが作った井戸のつるべをモチーフにしたシルバーの作品。
長谷川さんのもとには、オリジナルのアクセサリーを作ってほしいというリクエストも。
記念になるリングやペンダントなどを注文する方も増えています。
さて、このアトリエでは、1週間ほどの単位で、ワークショップも開催されています。つい最近開催されたのは、アルミや真鍮の板を使った豆皿づくり(参加費2000円)。
「今度、ミモロもやってみたいなぁ~。」と。
アトリエは、ワークショップの期間にはオープンしていますが、通常は、予約をして訪問を。
「お茶もいただいちゃった~」
「なんかゆっくり時間が過ぎる感じ~。また遊びに行こう~」とすっかち長谷川さんのアトリエが気に入ったミモロです。
「また春になったら、ワークショップやるつもりです」とのこと。「桜を見ながら過ごせるね~」と春の訪れが楽しみに。
*「23fumi」の情報は、FBからどうぞ。
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