新年の初詣に「伏見五福めぐり」をしているミモロ。三番目の「大黒寺」参拝した後、「あ、向かい側にえびす様がいらっしゃるんだ~」と、通りの反対側へと向かいました。
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しかも神社の名前は、「金札宮」(きんさつぐう)。「お金とお札のお宮さんなの?」なんとも金運にご利益がありそう。
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京都の町中にある「御金神社」が、その名前から参拝者が急増。かつて木製だった鳥居が黄金色に変わるほど繁盛しています。
「ここはまだあんまり観光客に知られてない・・・そのうち、大人気になるかもね~」とミモロ。
境内にある手水の中には、勾玉が…そしてそばには、石のお金の上にカエルがのっています。
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「わ~オオサンショウウオだ~」と最初、ミモロは、水の中を見てビックリ。確かにそう見えなくもありませんでした。
そばの石のお金の上のカエルから、「きっとお金が帰るって意味だね~」と勝手に解釈。
なんか金運アップが期待できそうな神社です。
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さて、この「金札宮」は、なんでも伏見で最も古い神社のひとつという歴史あるところ。
その歴史は、天平勝宝2年(750)までさかのぼるそう。天変地異が起こった時代に、この地を守るために、神様が降りられ、里人が社を造営していたところ、突然、天から金の札が降ったと伝えられます。
当初は、伏見の旧久米村というところにあり、「御香宮神社」にも匹敵する規模を誇っていたそう。豊臣秀吉の伏見城築城の折、移転。さらに慶長9年(1604)に現在の場所へ。社殿は、江戸時代のものだそう。
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観阿弥作といわれる謡曲「金札」は、この神社の縁起に由来したものだそう。
「へぇ~昔は大きな神社だったんだ~」と驚くミモロ。現在は、そばに大きなマンションが立ち並ぶ住宅地に。
境内には、樹齢1200年と言われる御神木のクロガネモチの木が聳えます。これは「市指定天然記念物」です。
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「あ、これもしかしておみくじ~」鉄製のどっしりとした筒。ミモロはさっそく振ってみます。「ヨイショ~」
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筒から棒が出てきました。「三番じゃない?え~と、わ~吉だって…でもなんて書いてあるか読めない…読んで!」とミモロ。
う~読めない…まぁ、ともかく「吉」ということで・・・よかったね~と笑ってごまかしました。
この神社の境内にある末社の「恵比寿神社」では、1月8日12:30から「寶恵駕籠」巡行が行われます。
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元は中書島の花街の芸妓さんたちを駕籠にのせて巡行して伏見の町の繁栄を願ったそう。現在は、中書島の花街がなくなったので、一般の女性が芸妓さんの姿で代行しています。
「この駕籠に乗るんだね~ミモロじゃダメかな~」
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そして1月9日から11日まで恵比寿祭が行われ、お酒やぜんざいのふるまい、福引なども予定されています。
社務所には、熊手などえびす祭りの吉祥の品々が準備されていました。
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「あ、あの方、五福めぐりしてるんだ~」と境内にいらした方が気になるミモロ。「あの~もうたくさんお詣りしたんですか?」と声をかけます。
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「へぇ~色紙ってこうなってるんだ~」と実物をまじまじ見つめるミモロです。
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大きな色紙には、今年の干支の酉の親子の姿が描かれ、五か所の神社仏閣の名前が記載されています。そこに朱印を押してもらうスタイルです。
「あなたも五福めぐりしてるの?」「うん、でも色紙の御朱印集めはやってないの~家に『都の七福神めぐり』の色紙あるから~」と、よくわからない理由です。
でも「全部集めると、干支の土鈴もらえるんだって~いいなぁ~」と、ちょっとうらやましいそう。
ミモロは、年間を通じ、それはたくさんの神社仏閣を訪れるため、過去を振り返ると、家には、お守りや吉祥の品々が飾り切れないほど集まってしまうのです。それで「お祀りする場所がない~。粗末に扱ってはかえって申し訳ない」ということで、少し多めのお賽銭を奉納し、お守りなどを求めないことにしたのでした。
それでもいろいろな祭事でいただく品々は、知り合いにお福わけとして、プレゼントしています。
「お守りは、人に贈るといいんだって~。自分の幸せ祈るより、人の幸せ祈ると、自分にも福が帰ってくるんだって~」と、以前教えてもらったミモロです。
「これからどこ行くんですか?」「え~とあと『御香宮神社』と「乃木神社」「藤森神社」が残ってるんです。今日中に横浜に帰らないといけないから・・・」と。
「あ、ごめんね~引き止めちゃって~。「乃木神社」遠いから急いだほうがいいかも…」とミモロ。
今は、13時すぎ。神社は、16時ごろまでなので、のんびりはしていられません。
「ミモロは、これから長建寺に行くの~」と、境内でお別れし、それぞれ別の方向に足早に進みます。
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