1月8,9,10日に京都の「八坂神社」にある「蛭子社」で、「祇園えべっさん」が行われました。
ミモロは、今年は、1月9日に参拝に行きました。
その日は、午後15時から四条通を「えびす船」が巡航します。七福神を乗せた船は、氏子町を進みます。
ミモロは、四条通でその船を待ちました。「もうすぐ出発するんだ~」
「来たよ~」
「七福神さんの船だ~」ミモロの前を通り過ぎる「えびす船」。あっという間に過ぎていきます。
「あ~行っちゃった~」通り過ぎた「えびす船」に手を合わせる間もなく…。そんなミモロを見て、
「あら、かわいい巫女さん~」と今年の福娘のおねえさんたちがいっしょに写真を撮影してくれました。
「ミモロもいつか福娘になってみたい~」と憧れています。
「えびす船」は、「八坂神社」と「四条烏丸」の間を往復します。四条河原町の高島屋の近くにある祇園祭の神輿が収まる「お旅所」では、神事が行われます。
さて、「えびす船」を見送ったミモロは、境内の「北向蛭子社」に向かいます。
「わ~たくさんの参拝者だ~」と、ここにも長蛇の列が続きます。
ここでもミモロは、ちょっと離れた場所からお参りすることに…。
この「北向蛭子社」がここにお祀りされたのは、平安時代のこと。全国でも歴史ある恵比須様のひとつです。
一般に 神社の本殿は、東、南、西向きに建てられますが、ここは珍しい北向き。なので「北向蛭子社」と呼ばれるのです。
「八坂神社の本殿は、南向いてるものね~」とミモロ。神社に限らず寺院仏閣も北向きは少ないようです。
この「北向蛭子社」の建物は、正保3年(1646)の建造。流造、柿葺きの社殿は、小さいながら国の重要文化財です。
社殿に参拝した人は、巫女さんからお清めの鈴がならされます。
ミモロもそばでいっしょに…
この3日間は、社殿の前にはテントが設置され、そこで福笹と吉祥飾りが授与されます。
福笹は1000円。吉祥飾りは、500円からです。「あ、鯛…」ミモロは鯛の飾りが大好き。どうも気になるみたい…。
「わ~大きな鯛がいる~」と、ふと目をほかに移すと、テーブルの上にひときわ大きな鯛の姿が…
桶には小さな鯛がいっぱい。これは「鯛みくじ」です。「やりた~い」というので…。このおみくじは、桶の鯛を釣り竿で釣り上げるもの。
「ヨイショ~あの鯛狙おう~」とミモロは釣り糸を目指す鯛めがけて垂れます。
「う~もう少し…」
「やった~」とうれしそう。ミモロは、黄色に輝く鯛を釣りあげました。
境内には、「商売繁盛、笹もってこい!」との掛け声のテープが流れています。
関西で大きな恵比寿さまの神社は大阪の「今宮戎神社」が有名。実は、そこの恵比須様は、もともとここ「祇園のえべっさん」をその地に移したもの。その昔、京都から大阪に移り住んだ氏子の人がお祀りしたことに始まります。
毎年、大みそかには、大阪の「今宮戎神社」から大きな鯛が、「八坂神社」へ奉納されます。そして1月8日には、「八坂神社」から「今宮戎神社」に神水が奉納されます。「今も交流が深い神社なんだ~」とミモロ。
「今度大阪の今宮戎神社にもお参りしたいね~」と思うミモロです。
さて、境内には、大勢の参拝者がいますが、9日、10日は、「えべっさん」詣りだけでなく、本殿、大国主社、蛭子社の三か所をめぐり御朱印を集める「三社詣」が行われているのです。
「これ、前にやったことある~」とミモロ。なので今回はパス。
本殿にお参りして、「八坂神社」を後にしました。
「わ~もうえびすさんのお祭りだから、次は節分だ~」とミモロ。
初詣、七草粥、十日えびすなど、1月に入ってから、すでに次々に神事が続きます。
「忙しいね~」とミモロ。本当に年末から続く行事の多さは、東京を勝るもの。
節分を過ぎると、ちょっと静かに…。「でもすぐ梅が咲いて、桜も咲くよ~」と。
「つまりどの季節に来ても、京都って楽しいってことだよね~」。
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