ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「雪化粧した金閣寺」。日曜日には観光客殺到。拝観するのに30分待ちとか。でも見る価値十分

2017-01-19 | 京都

1月14日から16日にかけて、京都に断続的に振り続けた雪。晴れたと思ったら、ほどなく再び吹雪いたり・・・。
溶けたと思えば、また積もる…。「こんなにず~っと雪が積もってるの初めてだね~」と、京都暮らしを始めてから、毎年雪景色を見ることはありましたが、これほど雪が残るのは初めてのこと…。

京都に住む人たちは、「もう十分・・・」という声多数。でも観光客は大喜び。観光客と住民の雪に対する意識の差は歴然。

京都の住民でありながらも、気分は、いまだ観光客のミモロは、「お買い物なんか用事で出かけるの大変だけど、雪景色が見られるのは、やっぱりうれしい~」という感じです。


15日の日曜日は、雪のピークと共に「全国女子駅伝」の開催で、京都市内のあちこちで大渋滞が発生しました。
ミモロの車も、雪に覆われ、駐車場から出せなくなって、外出は、歩きのみ。もちろん自転車も走行できません。

でも、その翌日16日は、まだ雪が降ったりやんだりの状態ながら、幹線道路の雪は取り除かれ、また、駐車場の雪も溶けて、昼には車が出せる状態になりました。
「あ、晴れてる~車も出せるから、行こうよ~」と言い出したミモロ。「今しかないよ~。早く行かないと雪溶けちゃうよ~」とさっさとコートを着だしました。

ミモロが行きたいのは、そう「金閣寺」です。

「うわ~キレイ~まるで絵葉書みたい~!」と歓声をあげるミモロ。
その美しさは、際立って、感動的!ミモロもただ見惚れるばかり。

「金閣寺」は、京都の雪景色スポット人気ナンバーワン。いつもも観光客が大勢押し寄せる場所ですが、雪の時は、観光客だけでなく、プロ・アマチュアなどカメラマンが押し寄せる場所です。

雪のピークが日曜日ということもあり、その人出は相当なもので、なんでも付近の渋滞は「全国女子駅伝」での、交通規制を重なり、昼間1時間以上、バスも車も西大路通で立ち往生だったそう。
また、つけかけた拝観者で、入るのに30分待ちの状態だったとか。

そう、毎年降る雪も、朝には溶けてしまうことが多いので、昼ころには、「金閣」の屋根から雪は落ちてしまいます。
でも、今年は、日中も降ったことで、屋根の雪は、長くとどまっていたのです。

ミモロが、訪れたときは、月曜日ということもあり、待ち時間はゼロ。もちろん渋滞もありませんでした。

「ホント、感激しちゃうね~」といいながら振り向くミモロ。
あれ、サングラスしてたの?「うん、だって雪まぶしいし、まして金閣寺だよ~すごく輝いてると思って~」と、変に準備のいいミモロ。

平日の参拝者の多くは、中国からの観光客。「ここ日本語聞こえないね~」というほど、ミモロのまわりは中国やアジア、また欧米などからの外国人観光客ばかりです。

なんかミモロも中国からの観光客に見える…そのサングラス・・・。
「あの~写真いいですか?」と、スマホを向けられ、中国語で話しかけられたミモロ。初めはキョトンとしていましたが、
「あ、写真ね?どうぞ~」とポーズを…。どうも中国からの観光客に間違われたよう。「中国語喋れたら、もっとよかったのに~」と残念がります。

いつもは「金閣」を映す「鑑湖池」は、うっすら氷が張り、その姿はぼんやりと。


「この角度でも見よう~」
池のまわりを歩きながら、立ち止まり「雪の金閣」を観賞します。

屋根には、まだかろうじて雪がとどまっていますが、すでに鳳凰の雪はありません。
この分で行くと、屋根から雪がずり落ちるのも、そう遠くはなさそう。

「見れてよかったね~」
あれ?サングラスは?「もうなくてもまぶしくないから…」と外したよう。

実は、先ほどまで射していた陽光は、次第に弱くなってきました。


「ここでも見るの~」と、また立ち止まるミモロ。
そう、この景色は、去りがたいほどの美しさです。

もう何度も見ている「金閣寺」ですが、雪は初めて・・・「またいつみられるわかんないもの・・・」と名残惜しそうに。
お寺の中を巡るコースで、この山の中腹地点が、「金閣」が見られる最後のポイントです。

「素敵~」もしここに夕陽が射したら、どんなに素晴らしでしょう。でもそれは望みすぎというもの。

この景色だけで十分です。

京都に暮らしても、なかなか「雪の金閣寺」を見ることはありません。「だってめったに『金閣寺』っていかないもの」。
そう京都人がそこに行くのは、「京都初めて~」という人を案内するときくらいです。
というのは、「金閣寺(鹿苑寺)」と「銀閣寺(慈照寺)」は、ともに臨済宗「相国寺」の塔頭寺院で、ここではほかのお寺のように仏事や法要なども行われません。だからあまり行く用事がないのです。ただ「金閣寺」には、弘法大師が作られたと伝えられる「石不動明王」をお祀りする「不動堂」があり、そこでは、節分と8月16日に開扉法要が行われるそう。
「そのときも拝観料いるのかなぁ」とミモロ。いるでしょ!きっと・・・

ちなみに「大徳寺」や「妙心寺」「東福寺」などの大きな寺院の塔頭寺院には、それぞれご住職がいらっしゃいますが、ここでは、現在「相国寺」のご住職が、ふたつのお寺のご住職も務められています。

その「不動堂」の前には、観光客がいっぱい。
 
みんな珍しそうに眺めたり、お線香を奉納しています。
「ここのお線香の量、半端じゃないね~ゴホゴホ・・・お線香さす場所ないよ~」
何かをやりたい観光客。次々にお線香を奉納しています。「でも宗教の違いを超えてお祈りのるのいいことじゃない?」と線香の煙にむせびながら思うミモロです。

「さぁ、帰ろう~」ミモロが駐車場に到着したとき、再び雪が降ってきました。
雪が舞う北大路通を、慎重に運転して戻ります。まだまだ雪は降りそう…。


「やっぱり雪の金閣寺は、素敵だった~」と思うミモロです。
京都に暮らす方もぜひ1度は見る価値も…。





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