ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「大徳寺」の塔頭「瑞峯院」。通年の公開で楽しめる雪が残るお庭・・・静寂にひたるひととき

2017-01-20 | 寺社仏閣

雪が降ると、俄然元気になる、不思議なネコのミモロ。雪が積もる「金閣寺」を見たい~と出かけ、その帰り道に「ここにも寄って行こう~」と訪れたのは、北大路通にある臨済宗本山「大徳寺」です。

千利休との縁の深い「大徳寺」は、境内に22の塔頭寺院を有し、それぞれに趣ある茶室があることでも知られます。
22の塔頭の多くは、一般参詣ができませんが、その中で、「龍源院」「大仙院」「高桐院」「瑞峯院」は、通年の参拝が可能です。

ミモロは、その日、「瑞峯院」に伺いました。
 
広大な敷地の「大徳寺」。その中で、西南の方向にあるのがここのお寺です。
 
キリシタン大名で知られる大友宗麟が建立した「瑞峯院」。敷地内には、大友宗麟夫妻の墓がある菩提寺です。
本堂である方丈は、創建当時の室町時代の方丈建築。重要文化財です。後奈良天皇の宸筆の扁額がかかります。

大友宗麟は、晩年にキリスト教に帰依して洗礼も受けていますが、それまでは、禅宗に帰依していました。


茶室は、3つあり、表千家の茶会などが行われる趣ある茶室です。


ミモロがここを初めて訪れたのは、昨年。前田住職のお点前で、お茶をいただきました。
 以来、ミモロは、ちょくちょくお寺を訪れては、ご住職のお話を伺うのが楽しみに。

「いまあることに感謝して暮らせば、幸せになりますよ~。こうやって会えるのもご縁・・・ホントにありがたいですね~」と穏やかな口調で話されるご住職に、いつもミモロは癒されています。

さて、お庭は、方丈をめぐるように南北西に。いずれも重森三玲の手により昭和36年にできたもの。
さっそく拝見しましょう…。

今回、ミモロは、足が冷えるということで、特別靴をはいたまま失礼しました。もちろnよ~く拭いて上がりました。あしからず・・・

「なんか感じ違うね~」雪のない日とある日の定点観測。
 
「雪が積もってる~。この景色見たの初めて~」庭に描かれた波をかたどる砂紋は、雪に覆われ、その姿を隠しています。

「なんか曇みたい~」
そう、点在する小島や半島をかたどる岩は、雪から頭を出し、その姿は、まるで曇の中に見えるよう。

うっすらと、雪が積もると、砂紋がキレイに見え、それもなかなか風情があるのですが、すっぽり包まれると、別の趣が…。
南側の庭は「独坐庭」。まさにひとりで向きあい、自分を見つめるのにふさわしいお庭です。冷たい空気が、ミモロの頬に触ります。それでもしばらく、じっと庭を見t雌るミモロです。

それからお庭を次々に拝見します。


北側のお庭は「閑眠庭」(かんみんてい)といわれ、大友宗麟の思いを表した枯山水で、7つの石は、十字架をかたどるように配置されています。
雪がないとこんな感じ

「かなり寒いけど、人が少なくて、本当に静か~こういう日の参拝もいいね~」と。

一度行ったことがある場所でも、雪の日はまた別の表情に出会えるもの。
「なんか今年は、何度も雪景色見られるかもね~」と嬉しそうなミモロ。う~寒すぎる~「大丈夫、たくさん温かい服着れば・・・」

正月の温かさから一転し、急激に冷え込む京都。きっと節分のころも雪が降るかも…。

「瑞峯院」拝観時間 9:00~17:00  拝観料400円。抹茶も玄関脇のお茶室いただけます。(別途400円)





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