「京都市役所」の御池通を挟んだ向かい側にある「至善堂 堀金箔粉」は、江戸時代中期 正徳元年(1711)に創業した老舗です。
初代店主は、近江今津から金箔職人を目指し京都へ修業に。そして現在に続く店を起こします。
「こんにちは~わ~ピカピカでまぶしい~」
お店の中央部には、こんもり盛られた金箔の山。「まさに黄金山だね~」。棚にもいろいろなまばゆい品々が並びます。
「こんにちは~ミモロちゃん…」と笑顔で迎えてくださったのは、堀裕子さん。
「あの~いろいろ見せてもらっていいですか?」「はい、どうぞごゆっくり~」
「あれ、なんですか?」と店に飾られた版画やタンスをさして・・・。
「江戸時代のお店の宣伝ですね~。それから昔、金箔をいれていたタンスです」と。桐タンスは、密閉性が高く、湿気を避けるのにふさわしいものだそう。今は、別のものが入っているのだとか。
そもそも金箔は、神社仏閣、美術品、工芸品など、京都の文化に欠かせないもの。その用途は、さまざまです。
日本各所の金山で掘り出された金は、その需要の多い、京都に集まりました。
店内には、さまざまな色合いの金箔が。「金っていってもいろんな色があるんだ~」
小豆1粒の地金は、なんと畳1畳分まで延ばされ、その厚みは、1万分の1ミリという薄さ。
「なんか鼻息でも飛んじゃいそう…」と慌てて鼻を抑えるミモロ。
この地金を薄く延ばす箔打ちは、上質な和紙があってからこそといわれます。その紙が、「あぶらとり紙」の元祖といわれるもの。
「すごく上品な桐箱に入ったあぶらとり紙だ~」。ミモロも顔を拭いてみました。「やさしい感触・・・」でも、ミモロの顔には脂はありませんけど…。贈り物にぴったりの油とり紙。京都のお土産にも人気ですが、最近は、男性の需要が多いとか。「テカテカしたおじさんにプレゼントするのにいいかもね~」とミモロ。でも贈られた人は、ちょっと微妙な感じかもね。
さて、店内には、金色に輝く品々がいろいろ。
金色ののし袋やポチ袋・・・「わ~金運つきそう~」。また包み紙もまばゆく・・・。
また、食べ物に振りかける金もあります。
金は、食べても体に害にならず、そのまま体外に排出されるのだそう。「え~もったいない…金のウンチでるのかな~」とミモロ。なんとも返事に困る堀さんです。認識できるまでには、そうとう食べないとダメかも…。
「あ、金の延べ棒だ~すご~い」
「 あ、これ金箔入りの羊羹なんだ~」ユーモアのある贈り物になりそうです。
体に害がないだけでなく、金には何か特別なパワーがあるそう。そのため、よく化粧品などにも使われます。
金粉入りの石鹸やローションなども。「なんかつけるとピカピカ光りそうだね~」とミモロ。金を使うというゴージャス感は、美しさを誘うかも…。
「金に囲まれてるとリッチな感じ…」と。ここにあるおみくじも金色です。
「これもかわいいよ~」とミモロが見つけたのは、小さな桐箱に入った金平糖。その中にも金の粒が入っています。
京都らしい風物や干支などが描かれた桐箱入り。「お土産にいいかもね~」
「きゃ~豪華~」とミモロが憧れたのは、金色の自転車です。
「世界中を回って珍しいものを求めていらっしゃるというご夫妻がお買いあげくださいました」と堀さん。金箔は、いろいろなもの接着されます。
「うわ~これもすごい~」黄金のゴルフボールです。「わ~ロストボール絶対できない…だからいいショットになるかも…」ホールインワンの贈り物や、ゴルフコンペの賞品、またゴルフ好きへのプレゼントに人気だそう。
「トランプ大統領へのお土産にしたらよかったのにね~」とミモロ。「そうですね~。(笑い)」
ピカピカ好きには、たまらないまばゆいお店です。
*「至善堂 堀金箔粉」の詳しい情報はホームページで
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