ミモロの家には、小さな招き猫が1匹います。以前、写真展をしたときに、お友達にいただいたもの。
この招き猫は、大阪の「住吉大社」で、毎月最初の辰の日に授与されるネコです。
ミモロは、その仲間が欲しくて、今年初めて「住吉大社」に参拝することに。
もちろんこの招き猫が授与される「初辰まいり」をしに、京都から京阪電車で「北浜」へ地下鉄堺筋線に乗り換え「天下茶屋」から、さらに南海本線で「住吉」へ。約1時間半の行程です。
「やっと到着!」京都からは近い大阪も、ミモロにとってはほとんど知らない場所。ちょっとした旅気分です。
「住吉大社って大きいなぁ~」そう摂津一宮ですから。
「わ~『初辰まいり』って4つの神社を回らないといけないんだ~」とよく知らないでお詣りに来たミモロ。
住吉大社にお詣りすれば、いいと思っていたのでした。
ともかくまずは、神社の中に入りましょう。
「わ~いきなり橋がある…」神社の入口に「反橋」という太鼓橋が行く手に…
「ここ渡らないと~」
「結構傾斜きついね~」
ミモロ以外の参拝者も、ゆっくり慎重にのぼります。
そして、手水場でお浄めを…「あ、ウサギがいる~」。それから本殿へと向かいました。
さて「住吉大社」を祀られたのは、神功皇后で、新羅平定の帰りに船が突然動かなくなって、神様にお尋ねしたところ、「ここに鎮まりたい」とおっしゃった言葉に従い、美しい海が広がるこの地に神様を祀られたのだそう。
「え~祇園祭の大船鉾のご祭神や『御香宮神社」のご祭神の神功皇后が、この神社作られたの~」とミモロ。
そう、いまから1800年くらい前のことだそう。ここは、昔は海で、とても美しい水だったから澄ん良しとか、神様がお住まいになるのに良しということで、住吉という地名になったと言われています。
今はかなり内陸部であるが、かつては海に近い神社であったため、今も漁師さんの崇敬も集めています。魚の形のお守りも。
さて、今回は、「住吉大社」ではなく、その末社をめぐる、ミモロが楽しみにしている「初辰まいり」のお話をすることに・・・。
商売繁盛、家内安全を願う「初辰まいり」は、毎月最初の辰の日に「種貸社」「楠珺社」「浅沢社」「大歳社」の4つの社にお参りすると、商売繁盛、家内安全にいっそうの力が与えられると、昔から大阪商人に信仰されているもの。
今回は、なにしろミモロにとっては初めての経験なので、それぞれの社の詳しいことに触れる余裕がありませんでした。あしからず・・・
「招き猫ちゃんが欲しい~。え~初めにどこに行けばいいの~」キョロキョロ。
「初辰まいり」の4つの社の参拝で、最初に行くのは元種を授ける「種貸社」(たねかししゃ)です。資金調達、子宝などのご利益で知られ、ここには「お種銭」という元手に加え、資本充実を祈願するものが、ご祈祷を受けると、授与されます。
「わ~珍しい、さすが子宝の社だからかなぁ~狛犬さんも子供連れ・・・混ぜてもらおう」とミモロは、狛犬に抱き着きました。
お守りも種をコンセプトにしたものが・・・。「これ知恵の種だって~」
京都では見たことがないものがいろいろ。興味津々のミモロです。
神社の社務所に「籾種」(もみたね)という表示があり、そこに籾がついた米粒が1つビニール袋に入っていました。
「あの~これなんですか?」と伺うと、「これは「みのりまいり」というもので、次の社で、稲穂に交換し、それをもって最後の社にいくと、ご神米がいただけるんですよ」と。「わ~なんかわらしべ長者みたい…やってみたいんですけど~」とミモロ。「では、800円お納めください」といわれ、「籾種」をいただきました。
「これ持ってくんだ~」
でも、後で、よく調べたら、初辰の日の「みのりまいり」は、各お社で、ご祈祷を受けると「稲種引換券」がいただけ、その券を翌月の初辰の日に、この「種貸社」にお詣りして「籾種」に交換してもらうのだそう。
よくわからなかったミモロは、最初から「籾種」をいただき「みのりまいり」をすることとなりました。
「まぁ、いいんじゃない・・・お詣りはするんだし~次いつ来れるかわかんないし~」とミモロ。
参拝者がご祈祷を受けられている後ろで、お詣りしていました。
「あれ~これなんだろ?」とまた、珍しいものを見つけたよう…
「わ~これもしかしてお椀の舟?」とミモロ。人がのれるほど大きいお椀の舟です。
そう、ここは、『一寸法師」縁りの社だそう。
なんでもおじいさんとおばあさんがここにお参りして子宝に恵まれ、一寸法師が生まれたのだそう。
「え~一寸法師って大阪出身だったの?京都の人かと思ってた~」とミモロ。
京都は、成長して家を出て、名を上げるために出かけた場所では?そこでお姫様に出会って出世してゆくわけだから。
「そうか~。おじいさんとおばあさんに子供が生まれたということは、きっと高齢出産にご利益あるね~」とミモロ。
「一寸法師だよ~」とミモロ。パネルより小さいミモロは、まさに一寸法師のよう。
ここで遊んでいると、ほかの社に行く時間なくなりますよ~。
「あ、そうだ・・・急がなくちゃ~」と慌てて次の社、楠珺社に進みます。
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