2月2日から3日にかけて、京都の神社やお寺では、「節分会」が行われます。
「京都って、ホント、節分賑やかだよね~」と毎年、楽しみにしているミモロ。京都に比べ、東京では、節分はそれほど盛んではない感じ。
節分は、京都各所で行われ、また神事や豆まきも、3日にほぼ同じ時間にスタートするので、「体がひとつしかないから、1年に一か所しか参拝できない~」と、毎年、どこに行くかが、ミモロにとっては大問題。
まずは、2日に参拝できる「吉田神社」に行くことに。京都で節分といえば、まっさきに名前があがる神社です。


京都大学のそば、吉田山にある「吉田神社」。この日は、参道には約800店の露店が軒を連ね、それは、すごい賑わい。いつも駐車場のスペースにも露店が並ぶので、自動車では駐車場を見つけるのが大変です。
「自転車も、今出川通方向からじゃないと、神社に近づけないよ」と自転車で行ったミモロ。
参道の中を自転車を引きながら歩くのも無理な状態です。
節分になると鬼のお面をつけてヒョウ柄の服を着て出かけるミモロ。「小鬼なんだ~」と本人は、いたく気に入っていますが、よく考えると、豆をぶつけられる危険もあるかも…。
さて、節分は、その文字が示すように、季節の分かれ目。旧暦では、立春が新年の始まりになり、その前日が節分です。今年は2月4日が立春なので、節分は3日です。
だから京都では、この日に「年越しそば」をいただきます。

新年を迎える日ですから、古いお札を納め、焼いていただく「火炉祭」が境内で夜に行われます。

境内には大勢の参拝客が並ぶ人垣ができていました。「なんだろ?」とミモロは後ろから覗きます。

これは平安時代、宮中で行われた神事。「鬼が御祓いされるんだよね~」とミモロ。そう、以前、見物したことがあります。鬼は、災いを象徴するもの。それを祓い福を招くと、昔の人は考えていたのです。

さて、その神事が始まる前に、「お詣りしなくちゃ~」と。
「あ、鈴木さんだ~」


ミモロもここで御祓いをしていただき、破魔矢をいただきました。「はい、どうぞ~」

家の玄関などに飾り、厄の侵入を食い止めます。

境内には、くじ引き付きの福豆もあり、豪華賞品が展示されています。

境内には、だるま御籤も。大きなだるまの中に、小さなだるまがいっぱい。


「あ、前にも会ったことありますよね~」とおみくじを担当している方から。「はい…う~鬼のカッコしててもミモロってわかっちゃった~?」

さて、節分の間、吉田山の上にある普段は内陣にはいれない「大元宮」で参拝ができます。

「ここにお詣りしなくちゃ~ヨイショ」


足元気を付けて~。
「ここなんか特別な感じするよね~」「大元宮」には、全国の神様をお祀りして、通常は、毎月1日に限り参拝できます。節分の時は、正面に「厄塚」という柱が立てられ、それを触って身に着いた厄を祓っていただきます。


「あれ、前からこの像あったっけ~?」本殿脇に、鬼のような姿の木像が。姿からしてかなり歴史がありそう。


この像に参拝する人は、小銭を像にのせていきます。「ミモロもそばに立ってると、コインのせてもらえるかな?」といっしょに並ぶミモロです。それはともかく、なんか似てる鬼です。「この鬼さんって目が4つあるんだよね~」
とミモロ。実は、この像は、「鬼神」の「方相氏」(ほうそうし)という鬼を追い払う神様です。
「わ~ミモロ、退治されちゃうんだ~」と慌ててそばを離れます。すっかり鬼になり切っているミモロでした。
「大元宮」には、「伊勢神宮」の内宮、外宮の社も。ここには必ず参拝するミモロでした。

「さぁ、また神社の本殿の方に戻ろう・・・」

時はすでに18時近く。本殿前では、「追儺式」が始まる時刻。一方通行に規制された参道で、ミモロは本殿にアプローチできません。そのため、山を下りて、鳥居へと進むしかない状態に…。
「わ~鬼さんたちに会えないんだ~」そう、境内は、見物人ですでに身動きができない状態。即「無理・・・行けない」と判断したミモロは、気持ちを切り替え1軒の仮設テントへ。


お友達にいただいた「ぜんざい券」です。吉田神社の婦人会のみなさんがご奉仕なさっているぜんざい処です。
どうも切り替えが早いと思った・・・ぜんざい券持ってたからなのね…。
「いただきま~す」

「鬼よりぜんざい」のミモロでした。
*「吉田神社」の詳しい情報は、ホームページで

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