「ミモロちゃん、2月23日から3月13日に、うちで雛人形の展示をするので、雛人形並べるのお手伝いにきてください」と、「京空間mayuko」のお友達から誘われたミモロ。「はい、行きま~す。あの~猫の手だけどいいですか?」
「もちろん、頼りにしてます」と。そこでミモロは、張り切って四条堀川の交差点にほど近い古い町家に向かいました。
ここには、ミモザ染めや投扇興の体験をはじめ、武者人形展示など、何度かお邪魔しています。
毎年お雛祭りに展示されるのは、明治維新から呉服商をしている黒田家に伝わる雛人形や古いお人形たちです。
現在7代目となる黒田さんのおばあさま、お母様やお姉さまなどの誕生の折などに用意された人形たちは、江戸末期から昭和の品々。京都で有名な「大木丸平人形店」の雛人形もあります。
「展示のお手伝いだから、そのお人形をすぐそばで見られる・・・」とミモロは、うれしくてたまりません。
さて、展示されるお座敷には、すでに雛段の準備が始まっていました。
お蔵などから運びだされた古い木枠の雛段。そして人形などが入った木箱がたくさん積まれていました。
まずは、雛段づくりから、横板をはめて、段を作ります。
そしてその上に赤い毛氈を広げます。
「ミモロちゃん、そっち抑えて~」「は~い」しわにならないように注意しながら段に毛氈をかぶせます。
「できた~」
雛人形の前にミモロが、段の上に。「う~なかなか見晴らしいいよ~」
次は金屏風を最上段に広げます。
「こんな感じ?曲がってない?」最上段に上れるミモロは、屏風の調整係。これはミモロだけができること。
いよいよ木箱から雛人形を取り出します。「これ江戸時代末期の作だって…」古い雛人形の衣装は、すでに傷んでいますが、お顔は美しいまま。1年ぶりに木箱から出された人形を並べてゆきます。
「こんな感じ?」
雄雛は、江戸時代末期、そして雌雛は「大木丸平」の人形です。「このふたりは、カップルじゃないよ~。単に隣同士なだけ…」。京都は、向かって右が雄雛、左が雌雛です。
お雛祭りをお手伝いする特権は、お雛様のお飾りに触れられること。
雛人形の装飾品を人形につける前に、ミモロがちょっと拝借。
さぁ、遊んでないで、ほかの人形たちも飾りましょ~。
黒田さんと気谷さんといっしょに、次々人形を箱から出してゆきます。
「これ三人官女だ~」
「ミモロちゃん、御膳並べて~」「は~い」ミモロは、ママゴトのような雛道具を並べる係に…
「これでいいかな~」
さらに箱からはいろいろなお道具が…
およそ2時間半。ミモロたちは、2つの雛段に人形を並べました。細かい部分の修正は後ほどということで、まずは、段に並べることが大変なのです。
「やった~」
雛段を見上げて、達成感にひたるミモロでした。
京都の古いお家に伝われる雛人形・・・。
ぜひお雛様に会いに来てください。
*「京空間mayuko] 京都市下京区醒ケ井仏光寺上ル要法寺町445 075-351-0326
雛人形の展示は、2月23日から3月13日 10:00~18:00 火・水曜休み 入場無料
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