「通天閣」を楽しんだミモロ。「お腹空いた~」と言い出しました。「やっぱり大阪らしいもの食べたいね~」と、ふと見ると「通天閣」の向かい側に串カツのお店があります。「ここにする~」とミモロ。
「これいいんじゃない?」と、店先のメニューをチェックしてお店の中に入ります。
お昼を過ぎた時間ながら、店内は、人がいっぱい。「あの~ひとりですけど…いいですか?」と恐る恐るお店の方に。
京都のお店とは、雰囲気と勢いが違います。グズグズしてると、相手にされない感じです。
「はい、こっち」とお店の方に、カウンター席を指示されます。
「はい、なんにしますか?」と即座に聞かれたミモロ。「あの~ムニャムニャ」と、いつものように迷っているとお店の人はほかの席のお客様のところへ移動してしまいました。
「早く決めなくちゃ~」と、ミモロは、壁に貼られたお品書きを見たり・・・「でも頼み方よくわかんない~」と。
「あの~セットだといろいろ食べれてお得ですよ」と、お店の人がアドバイス。「あ、それじゃ、それお願いします」と。
ここ「串かつ だるま」は、昭和4年新世界に創業。以来、大阪の人たちに愛され続けているお店。
オリジナルのソースや、きめ細やかな衣、さっくり揚がるヘッド油など、子供からお年寄りまで美味しくいただける、軽やかな味わいの串かつです。
「結構みんな昼間からビール飲んで、串カツ食べるんだ~」と周囲の人たちを眺めて…。
「あの~ミモロ、こういうとこ初めてなんです~」と、スッキリした感じのお兄さんに話しかけます。
「あ、そう・・・」と、忙しそうなお兄さん。
「京都みたいに、話し相手になってくれない…」と、ちょっと寂しそうなミモロです。
次々に注文の品を揚げてゆく手際のよさ。「あれ、ミモロのかなぁ~」とお兄さんの様子を見つめます。
「はい、これどうぞ~」とミモロの前に、セットの一品「どて焼」とキャベツが運ばれました。
「これどうやって食べるのかな…」と、ざく切りのキャベツを前に…。
キャベツは、お箸を使わず、手で食べるのが、ここの流儀。ミモロ、おしぼりでよく手を拭いて・・・「うん」
ネギがたっぷりかかった「どて焼」は、牛すじ肉、こんにゃく、大根などをじっくり煮込んだもの。ビールが進む一品です。
「美味しいね~。ホント、ビールに合いそう…」でもミモロは、ジンジャエールを飲んでいました。残念…
しばらくして、「はい、串カツです」と串にささった品々は、一口で、食べられるもの。
エビ、つくね、うずら卵、ウィンナー、豚勝つ、アスパラなど人気の品がずらり。
ミモロ、気を付けて・・・「え?なに?」
店には「ソース2度つけ禁止」の貼り紙。「あ、そうだった~」
一度、お皿にのせたカツをソースに戻すことはできません。なんでも初めにたっぷりつけるのがコツだとか。
「これにしよう・・・ヨイショ」
串を持ち上げて、ソースの入れものへ運びます。
「あ、泳いでる…つけすぎちゃったかな~」
串カツを食べながら、ときどきキャベツをムシャムシャと…。
10本ほどの串カツとどて焼でお腹はいっぱいに。ミモロが注文したセットは、1300円の一番小さなセットでした。
「う~お腹いっぱい…」とレジへ。
「あ、お兄さんだ~」「美味しかった?」と優しい笑顔で…
「はい、大阪で串カツ初めて食べたの…すごく美味しかったで~す」とミモロ。このお店ですでに5年ほど串カツを揚げているそう。薄めの衣、からりと揚げる技を習得するには、それなりの修業が必要。
「やさしいお兄さんだったんだ~」と、初め話しかけるのをはばかられた雰囲気。それは串カツを揚げるのに集中していたから…。「プロだね~」とミモロ。
「またおいでね~」と、出口まで見送ってくれました。
「はい、またね~」と手を振ってお別れしたミモロです。
さぁ、京都に帰りましょ。そろそろ陽射しも傾いてきました。
ミモロは、地下鉄堺町線の「恵美須町駅」から、「北浜駅」で、京阪電車に乗り換えて京都へと戻りました。
大阪は、ミモロにとってワンダーランド。知らないことだらけの町。
「また、大阪行こうね~」。お腹いっぱいのミモロは、帰りの電車で、すっかり眠り込んでいました。
「住吉大社」「今宮戎神社」「通天閣」と1日で回ったミモロでした。
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