伏見の歴史ある蔵元「山本本家」。そこで開催される「酒米造り体験」に昨年の春から参加しているミモロ。
これは、日本酒を作る酒米の田植え、そして稲刈り、さらに実った酒米を使って日本酒の仕込みの体験イベントです。
爽やかな風が吹く5月の田植え。そして8月には、田んぼには、スクスク育つ苗を見学。そして秋の稲刈りへ。
そして、いよいよ冬に、収穫した酒米で、お酒の仕込みを行うことに。
2月11日に、ミモロは、お酒の仕込み作業を体験に、伏見「山本本家」へと向かいました。
「山本本家」は、銘酒「神聖」の蔵元です。「美味しいお酒作るんだ~」と張り切るミモロです。
まずは、お酒の仕込みについて学びます。
そして、いよいよ酒蔵の中へ。普段は、入れない酒蔵で、まずは消毒をしっかりと。
前日から、納豆やヨーグルトを食べるのを控えます。もちろん帽子、靴カバー、そして白衣も必須です。
「それほど微妙なもんなんだ~」。日本酒を育てる菌は、蔵に浮遊し、その蔵ならではの味をつくるそう。それに影響を及ぼすことは、極力避ける必要があるのです。
しめ縄で守られた酒蔵。
蔵元の命ともいえる場所。特に、仕込み作業が行われる冬は、一般の見学などもなかなかできません。それを体験できるのがこのイベントの魅力です。
(ミモロは、ネコなので、どんなに白衣や帽子を付けても、仕込みをする酒蔵の中に入ることはできません。残念ながら、外でお留守番・・・「しょうがないよね~ネコだもの…美味しいお酒作ってきてね~」と。撮影もできないので、蔵の中は、山本本家さんの写真をお借りしてお伝えします)
人間の参加者は、酒米が蒸されている湯気が立ち込める工場を見学。
「では、蒸した米を冷ます作業を体験してください」と。
「わ~熱い・・・」蒸されたばかりの米はアツアツ。それを手で広げ、熱を取ってゆく作業。
熱を取ると同時に、蒸したての米を細かくほぐしてゆきます。
もちろん大量に仕込む時は、機械が活躍しますが、このイベントでは、自分たちのお酒は、昔ながらの方法で…。「なんか手がツルツルになった~」と参加者。そう米のパワーはお肌にもいいようです。
そして、次の体験は、麹を入れた酒のタンクの中に、熱を取った米を入れてゆきます。
ボコボコとタンクの中では、発酵が進みます。「この作業、なかなか力が入りますね~」と参加者。
この仕込みの具合が、酒のおいしさを左右します。
「山本本家」では、ベテランの杜氏さんが、冬の仕込みの時期には、24時間体制、休みなしで酒を見守るのです。
もちろん機械化も進み、タンクの状況などは、コンピューターでも管理されますが、微妙な部分は、やはり人の経験が今も大きな役割を担っているのです。
さまざま種類のお酒を作る蔵元。その種類によって、使う酒米や仕込み方も異なるのだそう。
酒蔵での仕込み体験と見学を終えた参加者は、「山本本家」のお酒を試飲します。
ここで蔵の外で待っていたミモロも仕込みをしていない場所ということで、特別に合流。
「あの~なんにもしてませんけど、飲んでもいいですか?」
「はい、どうぞ…」と、ミモロも参加者の皆さんと一緒に、いろいろなお酒を試飲します。
「なんか試飲だけど、結構みんな飲んでるよね~」
「今日はお世話になりました」と「山本本家」のみなさんに感謝。
「蔵開きにも来てください」
最後は、この日参加した皆さんとの記念撮影。
仕込んだお酒は、後日、参加者に配られます。
「山本本家」では、毎年この体験イベントを実施しています。今年の募集もまもなく始まる予定。
参加費用は1万円。田植え、夏の田んぼ見学、稲刈り、仕込みなどが行われ、その都度、お弁当や試飲が楽しめるというもの。(尚、お弁当がないときもあります。夏の田んぼ見学は、不定期です)
その様子は、ミモロ「山本本家」、田んぼ見学、田植え、稲刈りなどで検索すると詳しい様子がわかります。ぜひ…。
3月18日は、伏見での蔵開きイベントが開催されます。「これも楽しんだよね~」だれでも参加できるイベント。お酒だかじゃなく、酒の肴になる食べ物、JAZZコンサートなどもあります。
今や人気の体験イベントツアー。ミモロが参加した「酒米造り」体験には、東京や横浜からの参加者も。募集は、3月下旬ごろに。応募多数の場合は、抽選になります。
「いろいろなこと体験しちゃった~」と、1年間、参加する日を楽しみにしていたミモロです。
ぜひ興味のある方は、「山本本家」のホームページをチェックしてくださいませ。
「お酒好きには、見逃せない体験。お酒への愛情がさらに高まるよね~」と。今からみんなで作ったお酒が飲める日が待ち遠しいミモロでした。
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