ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

聖護院塔頭の「積善院」の「五大力さん」。かす汁の接待も。

2017-02-25 | 祭事・神事・風習

「ここも行ってみよう~」と、「醍醐寺」の「五大力さん」に参拝したミモロは、家に帰る途中、いつも節分に訪れる「聖護院」前の通りに行きました。
「ここでも五大力法要やってるんだよ~」と、訪れたのは、「聖護院」の塔頭で、隣接する「積善院」です。
「山伏さんがいる」

門の前には、ほら貝を吹く山伏の姿が…。
ここは、鎌倉時代のころに創建されたと伝えられ、「積善院準提堂」と呼ばれます。本堂には、重要文化財の「不動明王」や「積善院本尊」などが祀られています。

本堂では、護摩供が行われ、
読経の声が境内に響いていました。「しっかりお詣りしなくちゃ~」
そう、この「五大力法要」の日に限り、秘仏の「五大力菩薩」が開帳されていたのです。

参拝を終えたミモロは、さっそく気になっていたところへ。
「いただきま~す」
お寺に入ったときから、すでにチェック済。さすが目ざといミモロです。具だくさんのかす汁で「美味しいね~」といいながら頂きました。「京都って、いろんなところで接待があって、うれしい~」と。そう、お餅、甘酒などが参拝者にふるまわれます。「かす汁って初めて~」となかなか食べ応えのある接待でした。

「あれ、なにしてるんだろ?」山伏さんが参拝者の背中をお祓いしています。
「どこが悪いの?」
身体健康を願って、ご祈祷をしてくださっていたのです。
「あなたは、元気そうですね~」といわれたミモロ。「はい!元気で~す!」といいお返事。

「あ、たき火~」そこは、たき火じゃなくて、古いお札をお炊き上げしたところ。13時ごろから、大勢の山伏さんたちにより護摩供行われたのでした。

「あれ~ミモロちゃん…」と声を掛けてくださったのは、お寺の僧侶のみなさん。
「あ、聖護院の節分の時に会ったお坊さん・・・赤鬼さんから人間になったんだよね~」とミモロ。
「はい、今年はね…。来年は、また鬼さんに戻るかも…ミモロちゃんも鬼さんじゃないですね」と。いつも節分にお目にかかるので、ミモロは鬼のお面をしています。「うん、ミモロも鬼から、いいネコになったの~。でも節分には鬼さんになるけど…」と。いつもお目にかかるのが楽しみなミモロなのです。

「さぁ、帰ろう・・・また・・・」とお別れして境内をでたミモロ。前の通りを「熊野神社」方向へと進みます。


「う!なんかやってる~」と立ち止まったのは、八ッ橋の名店「西尾」の駐車場の前。
「また接待だって~」
「接待」という言葉に弱いミモロ。ここでは、餅つきが行われていました。「奥で、ぜんざいの接待がありますから、どうぞ~」といわれ奥へ。

「あの~」と仮設テントに近づくと「ぜんざいか、きな粉のお餅のどちらかどうぞ~」と係の方。
「どっちにしようかなぁ~。ホントは両方食べたいけど…」と悩むミモロ。
でも、先ほど、かす汁を食べたばかりなので、持ち帰れるきな粉餅に決めました。
「ここでは、お茶だけいただくの~」と緋毛氈で。節分にも餅つきが行われ、そのときは、大勢の人で、ぜんざいなどをいただくのに列を作らなくてはなりません。でも「五大力法要」は、あまり知られていないのか、それとも参拝者のピークを過ぎたのか、だれも並んでいませんでした。

さらに道を進むと牛肉の料理で知られる「はふう」のお店の前へ。
「出店やってる~」 
お店のシェフの方たちが、特製の「牛肉弁当」を販売していました。「これ食べたかったんだ~夕ご飯に買って行こうよ~」とミモロ。

「あ、ミモロちゃん、こんにちは~」「あの~牛肉弁当ひとつお願いします」
「はい、ありがとうございます。いま、用意しますからね~」
「お肉大盛にならなかなぁ~」と小さな声で呟き、じっとよそる手元を見つめるミモロでした。
「わ~お肉いっぱい~」ご飯が隠れるように一面を覆う煮込んだ牛肉。

ミモロは、お餅とお弁当を食べるのを楽しみに、家路へと急ぎました。






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