今年の3月3日の朝、ミモロは、近所の「下鴨神社」へ出かけました。
朝、9時すぎという早い時間・・・「だって毎年、無料で授与される流しびながあるんだもの~」と、ミモロは、それが欲しくて「雛祭り」の神事が始まる前に神社に到着しました。
拝殿のそばには、恒例の流しびなを揃えた仮設テントがあります。
「あの~無料でいただける流しびなどこですか?」とテントにいる方に伺います。
「あ?無料の流しびなですか~。ありませんよ~」とのお返事。「え~そんな~」とミモロはショック。
テントのそばには、有料コーナーの看板が…
それを読むと、「本年は、無料の流しびなの授与はありません。作る人が不足のため・・・」という内容です。
「え~やっぱりないんだ~。でも作る人が少ないならしょうがないね~」と、諦めることに。
有料の流しびなは、1000円と500円の2種類。「では500円の小さいのください~」と、ミモロはお小遣いから求めます。
「あ、あられもついてる~」ミモロは、ひなあられ付きの小さな流しびなを大切そうに抱えました。
「かわいい~小さなお雛様だよ~」と。以前にも「下鴨神社」の流しびなに来たことがあります。
「あそこでお雛様流して、心身の穢れを祓うんだよね~」そう、子供の成長を願い、お雛様にその思いを託すのです。
みたらし川は、禊の場。5月の「葵祭」の折も、斎王代がここで身を清めます。
すでに大勢の人が、その神事を拝見しようとカメラを用意し、神事の開始をじっと待っていました。
「どうしよう・・・ここからだと見えない・・・」
小さなミモロは、ジャンプしても見えません。
「自分で流しびなする~」と、糺の森で流しびなをするつもりです。
「わ~なんかいい香りがする…クンクン」と鼻を動かす先には、梅の花。
どうも桃には見えませんが、桃の花のように大きな花からは、なんとも甘い香りが漂います。
本殿に参拝の後、ミモロは、神社を離れることに。いいの?神事見なくて・・・「うん、見えないから…」と。トコトコ糺の森を歩き始めました。
世界遺産の糺の森・・・いつ歩いても気持ちのいいところです。みたらし川から流れる水が、森の中を廻ります。
「ここで流しびなしよう~」とミモロは、禊の場に立ちます。
ミモロ、どうしたの?じっと水を見つめるミモロ。
「やっぱり流せない…こんなかわいいお雛様…」と。
本来の流しびなの意味はありませんが、持ち帰って家に飾ってもいいのです。
「お家にいっしょに帰る~」と、流しびなを抱えるミモロ。もったいないというより、かわいいお雛様とお別れするのが嫌なのです。
「来年、また持ってきて、新しいお雛様にしてもらうの~」と。
実は、多くの人は、川に流さず持ち帰ります。
「チャチャンチャチャンチャチャ、チャチャチャチャンチャンチャン・・・」と何か歌ってるミモロ。
なに歌ってるの?「雛祭りの歌のイントロ・・・」
「灯りをつけましょ・・・」という歌詞が出てくるまで、結構時間がかかりました。
「お雛様、いただきま~す」と流しびなに付いていたあられをポリポリ。
そんなミモロを、優しく見守る流しびなでした。
*「下鴨神社」の詳しい情報はホームページで
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