「ミモロちゃん、お野菜好きですか?」と、ある日、最近お友達になった京都大学大学院で助教をさなっている野中鉄也さんに尋ねられたミモロ。「はい、大好きです。お肉やお魚も好きだけど…」「じゃ、琵琶湖のそばで美味しい野菜を栽培している農家へご案内しましょう」と。「え~行く行く~」ということで、2月下旬に滋賀県の近江八幡の近くへと出かけました。
「わ~広い畑~ビニールハウスもいっぱいある~」。琵琶湖畔は、昔から肥沃な土壌と豊富な水から農業地帯で、京都をはじめ近畿エリアの野菜の産地として知られます。米、麦などの穀物だけでなく、さまざまな種類の野菜が平坦で広々した耕地でスクスクと育っています。
ここでは、たくさんの種類の野菜を栽培し、京都大学の野中さんは、農家と協力して美味しい野菜作りを推進しています。
「あれ~野中さんって、工学部の研究者じゃないの?なんで農業なの?」と不思議がるミモロ。
なんでも機械の油を研究中に、鉄分のもつパワーが生き物の健康に役立つことを知り、その研究を始め、農作物の健やかな生育に優れた働きがあるものを農家の協力で開発中なのだそう。
「え~美味しいお野菜ができるの?」「そう、旨みのパワーのある野菜ですよ。ほら食べてみておいしいでしょ」と。
野中さんがこちらの農家のご家族にたのんで、いっしょに栽培している野菜です。
「うん~」ミモロは、菊菜をつまんでパクリ。「確かに味がしっかりしてて甘味も感じる…」と。
広い畑には、収穫の盛りを終えた冬野菜がいろいろ。
「カブもある…」「ミモロちゃん、抜いてもいいですよ~」「え~いいの」
「ヨイショ」
この農家では、野菜には、できる限り農薬を使わず、手間をかけて栽培されます。
雑草も手で抜いてゆきます。「大変な作業だね~」とちょっと手伝ったミモロ。「そう、夏は、すぐに草が伸びるので、本当に大変…でも、美味しくて安全な野菜をお届けしたいので…」と。
作業するそばにはキャベツが植えられています。
「あれ、食べられてる」
間もなく収穫という時期に、大群で訪れるヒヨドリがついばんでいったキャベツです。
「一個全部食べてから次のキャベツ食べればいいのに~もう~ちょっとずつ食べるんだから、お行儀悪いね~」とヒヨドリに憤慨するミモロでした。
「ミモロちゃん、これなんの葉っぱかわかる?」「え。どれ~」
「あ、知ってるニンジンだ~。ミモロ、花壇に植えたことあるもん、お花がかわいいんだよね~」とさすがネコにしては野菜に詳しいミモロです。
「これ、鉄を含んだ液を散布して作ったもの。美味しいよ~甘くて~」と野中さん。
「ホント、すごくパワー感じる~ニンジン」
「ミモロちゃん、休憩しましょ~」畑にいた辻さんやお手伝いの方たちとおやつの時間を…「は~い、今行きま~す」
休憩場所の倉庫には、琵琶湖大橋のそばのホテル「セトレ マリーナびわ湖」の安藤シェフの姿が。
「ここの野菜は、すごく美味しんで、ホテルの料理に使わせていただいてるんです」と。「え~ここの野菜でイタリアンが食べれるの~いいなぁ~」とミモロ。「ぜひ、ランチに来てください…」「はい、絶対・・・」とミモロ。
このエリアで栽培される野菜は、滋賀県内をはじめ、京都のお店にも出していて、またいろいろなレストランで使われています。
また広い耕地では、ブルーベリーの栽培も行われ、夏には、香りと味の濃厚な素晴らしい実が実るそう。
「まだ枝しかない…」
「ミモロちゃん、4月下旬には、お花が咲きます。それ見に来たら~」といわれて、喜ぶミモロ。
「こんなに広い畑を世話するの大変・・・しかも農薬ほとんど使わないから、手間がすごくかかってるんだ~。でも、ご家族の愛情たっぷりの野菜・・・美味しいはずだよね~」とミモロ。お手伝いしたいところですが、なんせ猫の手なのであまり役に立たなそう。
昼過ぎまでお邪魔したミモロ。帰り道に「ゴボウの達人のところ案内します」と野中さん。
伺ったのは、吉川英雄さんのお宅。
「わ~大きなゴボウ・・・」「これ、このままでも食べられるほど美味しいんですよ」と野中さん。
ここでも鉄の特別な液体を散布して育てているそう。
農家と共に、美味しくて安全な野菜づくりに励む野中さん。「自然のサイクルは、本当に素晴らしいものなんです」と。「ホント、すごく野菜愛してる人なんだよね~」とミモロ。いろいろな場所で、自然の営みの大切さや美味しい野菜作りのお話などもなさっています。
ミモロが、美味しい野菜を食べられるのも、自然の素晴らしいサイクルがあるから…。
帰りにお土産に頂いた野菜・・・「大切にいただこう・・・」とミモロ。どれも新鮮で本来の野菜の旨みがいっぱい。
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