ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

いよいよスタート。京都の桜シーズン。出町柳「長徳寺」の満開のおかめ桜

2017-03-28 | 自然

「うわ~咲いてる~すご~い」と、思わず大きな声を上げたミモロ。

ここは、出町柳駅の南側すぐにある、浄土宗の「長徳寺」の門前。

先週から咲き始めた、色の濃い桜は、「おかめ桜」と呼ばれます。京都の町中でもいち早く開花する桜として有名。


色の濃いこの桜は、早咲きのカンヒザクラとマメザクラの交配種。なんでもイギリスの桜研究家イングラムという人が1947年に発表した栽培による交配種だそう。
「イギリスの人も桜好きなんだ~」とミモロ。


小ぶりの花で、花びらの形も幾分スリムで、紅しだれ桜のような感じです。

すでに散り始め、木の下には、ピンク色の花びらの絨毯が広がっています。


「あ、メジロがいる~」
花の蜜を求め、次々にやってくるメジロやヒヨドリ。
「ほらお尻が見える…」。この「おかめ桜」に集まるのは鳥たちだけではありません。

まだ8時なのに、すでに大勢の中国人観光客の一団が…。

その傍らで、静かに箒で花びらを掃くご住職。
「おはようございます。あの~この桜、どのくらいの年齢なんですか?」とミモロは、ご住職に伺います。「そう、20年くらいですかね~。まだ若い桜ですよ~」と掃除の手を休めて…。

まだそれほど大きな木ではありませんが、出町柳の駅のそばで、川端通沿いに・・・。下鴨神社に参拝に来た人が出町駅へ向かう途中でこの鮮やかな色を目にして、足を運ぶよう。
「桜も、早く咲いて、目立つ場所だとすごく人が集まるね~」とミモロ。

「桜もみんなに褒められるとうれしいよね~」と、しみじみ桜を見上げます。


小さいながら、なかなか存在感のある「おかめ桜」。
正面だけでなく、側面からの眺めもなかなかです。


さて、鴨川や琵琶湖疏水沿いのソメイヨシノの開花は、もう少しかかりそう。
「今年、京都の桜遅いんだよね~。ヤマザクラなどは、満月をめざして咲くんだって…」と、以前、桜守の佐野藤右衛門さんに伺ったことを思い出したミモロ。「でも、次の満月は4月11日でしょ。まだ先だよね~。でも、それよりは早くほかの桜咲きそうだけど…」と。
でも昼間は気温が高くても、夜になると冬並に冷え込む毎日。ソメイヨシノも八重桜も、枝垂桜も、みんなかなり蕾が膨らんでいますが、咲くのはやはりもう少しかかりそう。
「今年、いろんな桜がいっぺんに咲くかも…。どうしよう、見て回れない…」と、桜の名所見物のスケジュールを調整するのがむずかしそうな感じです。

「あれ~ここの桜、もう咲いてる…」
帰り道に見つけた桜は、色の薄いソメイヨシノです。
「桜の個人差大きいね~」と、開花予想に悩むミモロでした。

*「長徳寺」は、京阪出町柳駅の南側出口のすぐそば。桜はお寺の門前にあり、いつでも見ることができます。


≺font>

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより


ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする