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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

夏越しの祓い。京都各所の神社で行われる夏の神事。穢れを祓い、健康を祈願する茅の輪くぐり

2017-07-01 | 祭事・神事・風習

6月30日、京都各所の神社では、「夏越し祓い」という夏の神事が行われます。
これは、暑さが本格化する時期に、身の穢れを祓い、心身の無病息災を祈る神事です。

ミモロは、今年もその神事に伺うことに。向かったのは、京都東山にある「粟田神社」です。
 
16時から始まる神事。ミモロが到着したときは、すでに始まっていて、ミモロは、まず「切麻」という裂いた麻で、身を清めます。
「え?なにするの?」1センチ角に刻まれた紙を、体の左右、そして中央の順で振りまいて清めます。いくよ~いい?
「うん」パラパラ…なんか雪みたい
頭の上から振りかけて、ミモロの体を清めます。
そして人型の紙を納め、無病息災を祈願します。

「大祓詞」に続き神事が次々進み、「夏越しの祓い」の「茅の輪くぐり」に…。
 
境内に準備された大きな茅の輪。チガヤというイネ科の植物を使い大きな輪を作り、その中をくぐり、厄除けと無病息災を祈願するのです。「茅」には、厄を祓う力があると昔からいわれています。
「8字に輪をくぐるんだよね~」と、なんともやったことがあるミモロ。再度確認。

「茅の輪」をくぐる前に、和歌をみんなで唱します。

まずは「思うこと 皆つきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓いつるかな」
これは、和泉式部の和歌。「思い悩むことが、みんななくなるように祈りながら、麻の葉を細かく切って、お祓いをします」という意味。

そして次は 「みなつきの 夏越しの祓する人は 千歳のいのち 延ぶというなり」
読み人知らず・・・「水無月の夏越しの祓いをする人は、長生きできるといわれています」という意味。


そして最後に 「宮川の きよき流れに 禊せば 祈れることの 叶わぬはなし」
「清い流れで、禊をすれば、お願いごとが叶わないことはありません」という意味。


最後に「我は蘇民将来の子孫なり」と唱えて、参拝します。

ミモロも参拝者と共に「茅の輪」をくぐります・
「これまたぐんだよね」「この辺りにしよう」
「ヨイショ」
本殿に参拝し、神事は納められました。


参拝者には、全員に茅の輪と水無月という和菓子が下げ渡されました。
「6月30日は、水無月食べる日なんだよね~」

さらにミモロは、茅の輪の横に飾られる茅(カヤ)を抜いて、小さな茅の輪つくるやり方を氏子の方に教わりました。
 「できた~」
ミモロ、それ冠じゃないのよ~。くぐるの・・・「あ、そうだった~」
ダメ、そいうくぐり方は… 
ミモロが作った小さな茅の輪は、家の玄関に置かれました。
「悪いことが入ってこないように~」との願いを込めて…。

「もうすぐここ白川で金魚すくいの『白川こどもまつり』が行われるの・・・」とミモロ。
そう、8月6日です。
「今年もお手伝いするんだ~」とはりきるミモロです。そう、もうしっかりお祓いをしていただいたので、この夏も無病息災で過ごせるはずです。







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