京都東山の白川で、毎年行われる「白川子供夏まつり」。ミモロも毎年楽しみにしているイベントです。
「なんたってすごいんだよ~。白川に2万匹の金魚放流して、みんなで金魚すくいするんだから~」と、そのダイナミックさに初めは驚いたミモロでした。でも、そこでミモロは、ネコなのに…金魚の放流係のお手伝いをしています。
そのイベントに先立ち、近所のみなさまと白川の美化活動を行いました。
「ここお掃除するんだよね~」
両岸に柳が揺れる京都情緒たっぷりの白川。この流れは、「近代美術館」の前から、琵琶湖疏水を分流し、祇園などを通り、鴨川へと至ります。その後、鴨川は、淀川に合流し、大阪湾へ。一級河川の淀川水流に当たるため、この白川も一級河川なのです。
「さぁ、やるぞ~」とミモロは、流れを見つめ、やる気満々。
「この草、刈ろうかなぁ~」
美化活動と言っても、常にご近所の目が行き届き、大きなゴミなどはありません。この日の美化活動は、川に茂った草などを刈り取ったり、流れの中に潜むガラスなどを集めます。
「あ、もうみんな川に入ってる~。今、ミモロもいきま~す」
ご近所の皆さんといっしょの作業は、ミモロにとって楽しいもの。受付をして、さっそく川へ。
「そこに、長靴や草刈りの鎌なんかありますから、自由に使ってください」といわれ、さっそく川に入る準備を整えます。
「う~ちょっと大きい~動けない」
大きな長靴しかないので、ミモロは、ズボンのすそをまくって、そのまま川に入ることに。
「一応、鎌も持ってこう~」
10時過ぎから始まった作業。「川の水、冷たくて気持ちいいんだ~」水深15センチほどの川。ミモロにとってはちょっと深いのですが・・・。
川に入って、なにやら一生懸命、川の中から拾っています。
約1時間半「そろそろみなさん、作業終えてください~」との声。
ミモロは、受付デスクのある場所へ、大きなゴミ袋を運びます。
「う~重たい…よろけちゃう~」袋の中には、ずっしりと何かが入っています。
ミモロ、見せて~「うん、いいよ~」と袋を開けると・・・
そこには、たくさんの陶器や磁器、ガラスのかけらが入っていました。
川底から拾い集めた磁器や陶器のかけらは、毎年、拾い集めても、尽きることがありません。
「もう誰が捨てたのかなぁ~」と思うのですが、どうもどれもそこそこ年月がたったもの。最近投棄されたものではありません。染付、青磁、織部などの器のかけらです。
昔、使われた器のようですが、どうしてこんなにたくさんのかけらが川底にあるのかは、よくわかっていないよう。
「昔、燃えないゴミの日なかったのかなぁ~。でも、値打ちがありそうな器があったりして~」と思うミモロ。
ともかく今年もたくさんの器のかけらを集めました。
「金魚すくいするのに危険がないようにしなくちゃね~」と。
「ミモロちゃん、お疲れ様~」
「はい、お茶どうぞ~」
作業のご褒美にお茶をいただきました。
「うん、川の草もなくなって、すっきりした感じ~」川風がミモロの体に爽やかに吹きました。
「ここに金魚放流するんだ~。今年もたくさんの子どもたちが来るね~」
「白川子供夏まつり」は、8月6日の10時ごろから、15時頃まで白川沿いで、20分ごとの金魚の放流をはじめ、タコ煎餅やポプコーン、かき氷などの屋台もご近所の皆さんが手分けして用意してくれます。ほかに、音楽の演奏なども。小さな子供向けには、ヨーヨー釣りなども…
どうぞみなさん来てください~
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