ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

享保年間創業の「紙司 柿本」。さまざまな紙を商い、豊富なオリジナル製品。文化活動にも積極的に

2017-07-30 | 老舗

寺町通にある「紙司 柿本」は、享保年間(1716)に竹屋を生業の後、弘化2年(1845)に紙問屋となり、以後、5代に渡り、神社仏閣をはじめ、京都の文化や芸術、学術に関係するさまざまな紙を商ってきた老舗です。

  

「わ~いろいろな紙が並んでる~」と店内に入ったミモロは、広々したお店に並ぶ様々な紙を前に立ち尽くしています。

ここで扱うのは、和紙から洋紙、そして紙に関わるさまざまな雑貨などが多種多様に揃っているのです。


壁面の什器には、日本屈指の和紙の産地から生まれた紙がずらり。
 
半紙だけでも、いろいろな種類があることがわかります。
「紙って言っても、本当にいろいろあるんだね~」と、文房具が大好きなミモロは、夢中で店内を見て回ります。

 
「わ~きれいなお帳面・・・」。和綴じされた画帳は、上質の和紙で作られたオリジナル製品。スケッチブックやスクラップブック、そして御朱印帳などに使える素敵な品。

紙の持つ、様々な可能性を追求し、そのオリジナル製品は、洗練されたセンスが光ります。

「ちょっと一言・・・そういう心遣いがとても大切だと思うんですよ~」と話すお店の方。

コミュニケーションをメールなどで済ませることが日常的な現代。そこにその人らしいセンスをもたらす一筆箋やカードは、少ない文字数でも十分に、心を伝えることができます。

 
旅先などから送られる絵はがき・・・そして、自筆のお手紙・・・文字の上手下手は、差し置き、メールでは表せない温もりがそこに…。

「自筆のおはがきやお手紙っていただくと捨てられないよね~」とミモロ。そう、メールは、時間が経つと、削除してしまいます。でも、いただいたお手紙などは、ずっと取っておきたいものに…。

「わ~キレイな色・・・」とミモロが夢中になったのは、手染めされた優しい色彩の折り紙です。

「あ、千代紙のもある~。あ、こっちはお花作ったりする薄い紙・・・」紙好きのミモロは、どれも欲しくなるものばかり。


「へぇ~ナプキンもある~」お菓子などのおもてなしにも使いたい、上品な色合いの紙・・・。

「お勉強も楽しくなるかも…」とミモロがいうのは、オリジナルのノートです。
ドイツ製の紙を使った表紙で、中の紙は、さまざまな筆記用具に対応する書き心地のいい紙でできたノートです。「この頃、文字書く機会少なくなって、文字下手になっちゃった~」と悩んでいるミモロです。

「心落ち着けて、写経すると文字上手になるかも…」練習用の写経セットもあります。

店のあちこちを歩き回るミモロ…「どうぞ、ゆっくりお気に入りの品見つけてくださいね」とお店の方の笑顔に見守られながら、さらに歩き回るミモロでした。


「う~悩んじゃう~どれも欲しい~」とミモロ。
美しい紙は、心豊かにしてくれます。


さて、「紙司 柿本」などが支援する「一般社団法人 言の葉協会」では、毎年「KYOTO KAKIMOTO 恋文大賞」という活動を行っています。これは、紙を通して文化を想像する活動のひとつで、心温まる言葉、心にグッと響く言葉、また伝えたい言葉を紙にしたため応募するもの。
すでに5回を数えるこの賞は、応募された作品から受賞した作品を本などで出版に、広く多くの人に仕えています。

詳しくは、「紙司 柿本」のホームページから、応募方法などへ入ることができます。ぜひ、応募してみてはいかがでしょ。




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