いよいよ「祇園祭」の「前祭」での「山鉾巡行」を迎えました。
今年、ミモロは、お友達に誘われて、河原町三条近くで見物することに・・・。

山鉾がスタート前に建ち並ぶ四条通。また、観覧席のある御池通は、人気の見物場所。そこを結ぶ河原町通は、比較的、見物人が少ない場所なのです。もちろん、通り沿いには、ずらりと人が立ちますが、長時間、そこにとどまる人は実は少なく、みんな途中でどこかに移動して、いつも最前列で見ることが、ほかに比べて容易です。
この日、ミモロは、河原町通のそばに住むお友達に「これ持って行きましょう」と、椅子を通り沿いに運びました。


最前列に椅子をおいて、山鉾巡行が始まるのをのんびり待つことに・・・。
前祭の山鉾は、23基。9時半ごろに、先頭の長刀鉾が動きだし、最後尾の船鉾まで、約2時間半ほどかかるので、ずっと立っているのはなかなか大変。しかも炎天下で待つのは、かなりの体力を要します。
「河原町通は、アーケードがあるから、陽射しを避けることもできるし、もし雨が降っても大丈夫…」と、いいことずくめの感じです。でも、そこにちょっとした落とし穴がありました。
すでに10時近く。「う~やっと長刀鉾見えたよ~」


予定通過時間をすでに遅れています。「辻回し、うまくいかなかったんじゃないの~」とお友達。「そうかもね~」とミモロ。
御稚児さんが乗った長刀鉾。ときどき、御稚児さんが身を乗り出して、舞を披露してくれます。
続いて、くじ1番の「占出山」、「孟宗山」「霰天神山」という小ぶりな山が続きます。


河原町通に面した「アサヒビール」のお店では、訪れる山鉾にビールの贈り物。そのお礼に厄除け粽を受け取ります。

「わ~キレイな色の段通~」

目の前を美しい段通が次々に現れ、まるで動く美術館のよう。
「あれ~次の鉾、来ないね~」と身を乗り出して通りの先を見つめます。

河原町通の見物は、鉾の姿が見えるまで、かなり時間がかかるという、落とし穴がありました。
四条河原町と河原町御池の交差点で、行われる山鉾の方向を変える辻回しが、全く見えないことと、時間がかかる辻回しで、山鉾の間が、かなり空いてしまいます。「大きな山鉾、交差点にたまってるから、間の道には、なんにもない~」とミモロ。
四条通や御池通では、いくつかの山鉾を見ることができるのでした。


やっと待ちに待った山鉾がミモロの前を通ります。『函谷鉾」
可愛い踊りが見られる「四条綾傘」


しばらく間が空いて、やっと次の「月鉾」の姿が・・

それからまた、つぎつぎに山が姿を見せます。カマキリの乗った「蟷螂山」「太子山」もやってきました。


「あ、谷口さん~」宇治田原で茶園をなさり、お茶の文化を広める活動をなさっている谷口さんも行列に参加していました。



すでに12時を回っています。

まぁ、見物する人たちも、もちろん大変ですが…。ミモロ、日蔭にはいりなさい・・・日射病になっちゃうよ・・・。
「う~ん、でも鉾見えないから…」と、河原町通のアーケードで日蔭になっているミモロの特等席の椅子に座らず、道に立とうとするミモロです。

河原町通では、熱中症なのか、倒れられ救護の人たちに搬送される人も…。
ミモロも多くの時間を日蔭の椅子に座って、団扇で風を送り、水を頻繁に摂取。
「あ、岩戸山が来たよ~」と、今年、曳き初めに参加した山がやってきました。


そして、いよいよ巡行の〆を担う船鉾の登場です。

神功皇后をご祭神に河原町通を進む姿は、まるで通りが海原になったよう。「すごいよね~」と感激するミモロです。

12時半を超え、3時間半、河原町にい続けたミモロ。「椅子あったから、それほど疲れなかった~」「そうでしょ」とお友達。さすが、ご近所の方、巡行馴れしています。
後祭の山鉾巡行は、24日。全部で10基なので、前祭より、見学は楽かもしれません。
「今度は、御池通で見物しよう~」とミモロ。
さて、17日の夕方は、神輿が町を巡る「神幸祭」が行われます。
「そっちも見物しなくちゃ~」と、一度、家に戻りお昼寝して、再び町に出かけるつもりのミモロでした。

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