「美味しいものがいっぱいあるんだって～」と、ミモロが出かけたのは、三条大橋と四条大橋の間の鴨川沿いで行われている8月5日・6日に開催される「鴨川納涼2017」。
このイベントは、京都に事務所を置く全国の県人会が主催し、各県の物産や観光をPRするもの。
川沿いには、ずらりと全国の県人会の特設テントが並んでいます。
「いい匂いがする～」と足を止めたのは、宮崎県人会のテント。
名物の地鶏の炭焼きが、ミモロの食欲を刺激します。
沖縄県人会では、ゴーヤチャンプルが、作られています。「あの～これください」と、夕ご飯にしようとミモロ。
熊本はクマモンの品がいろいろ。神奈川は、三浦野菜が並びます。
「全国の味が楽しめていいねぇ～」と次々にテントを覗きます。「お腹空いた～」といいながら、「ちょっと食べよう～」
「美味しいよ～どう？」と勧められたのは、島根県人会で、サザエと白バイ貝のつぼ焼きです。
「あ～ん」
１こ300円。めったに食べれないという大きな白バイ貝。「うん、美味しい～」と一口でパクリ。
「どうぞ、食べてって～」と各テントから声がかかります。広島焼きもいい匂い。滋賀の鮎の塩焼きも捨てがたい。
いつもは、大勢の人で混みあうという恒例の人気イベント。でも、この日は、不安定な天候で、時々パーッと雨が降ります。
「あ、雷もなってる～」とおへそを抑えるミモロ。そう、とてものんびりしがたい状況。そのため、混雑もなく、次々にいろいろ楽しめました。
「あ、山田知事・・・こんにちは～」「あ、ミモロちゃん」いつもなら、会うと抱っこしてくれる京都府の山田知事ですが、両手に食べ物を持っていたので、飛びつくのを遠慮しました。
京都府では、全国の県人会があり、京都に他府県から住んでいる人の交流の場に。また観光や物産のPRイベントも盛んに行われているのです。「これ絶対食べたい～」と、ミモロがテントから離れないのが、福島の県人会のところ。
大きな桃が5個1300円で。福島は、桃の産地。大きく育った桃からは甘い香りが漂います。
「バラでも買えますよ～」というので、ミモロは、3個買いました。京都には、東日本大震災以来、福島から多くの人が移り住んでいます。「アンケートお願いします」と渡された用紙には、福島のイメージを問う項目が並びます。
そこには、「震災以来、福島の農産物を買っていますか」という項目も。ミモロは「よく買っている」に丸をつけました。
「どうぞ、試食してください」とミモロの目の前にトウモロコシが。試食を拒めないミモロです。
「う～おいしそう」
北海道のテントです。「わ～かわいいクマちゃん…美味しいですよ」「うん、ネコですけど…」「あ、ネコちゃんなのね。リュックサック素敵ね～」
とうつむくミモロに。「あの～茹でたトウモロコシ1本ください」「はい、じゃ大きいのあげるね」と。
「いろいろ買っちゃった」各地の自慢の物産を一度に味わえるイベント。次の雨が降ってくる前に、帰りましょ。
「あ、また雷・・・」ゴロゴロという音に追い立てられるよう家路につくミモロです。＊8月6日は、17：00～21：00 ぜひ全国の味を楽しんでみて…
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