ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

壬生寺の節分厄除大法会。炮烙に祈願する家内安全。

2018-02-07 | 祭事・神事・風習

2月2日から4日に渡り、京都各所で行われる節分祭。「京都って、ホントに、節分のお祭り盛んだよね~。東京にいたころは、お家で豆まきしたくらいだったけど~」と、東京生まれのミモロは、京都に暮らし始めて、節分が盛んなことに驚きました。

2日の午後に訪れたのは、「壬生寺」です。「吉田神社」、「聖護院門跡」などに参拝した後、市バスの1日乗車券で、壬生寺道までやってきました。すでに参道には、大勢の参拝者の姿が…。
 
ここで、有名なのは素焼きでできた炮烙(ほうらく)にお願いごとを書いて納める風習です。
この内側に、名前、年齢、願い事を書くのです。

「あの~こんにちは~」「あら、かわいいクマちゃん」とお店の方。「あの~ネコなんですけど…ミモロ前に、この炮烙納めたことあるんです」と。「そうなんですか~。今年もいかがですか?」
「どうしようかな~」とミモロは、しばし考えることに。「だって、いろんなところにお願いごとしてるしなぁ~」まず、本堂にお詣りしてから考えることに。ちなみに、この炮烙は、4月21日~29日に行われる壬生狂言で、その序曲「炮烙割」で割られ、奉納した人へ福徳が届けられるといわれています。


さて、この日は、本堂の前で、「厄除け祈祷会と星まつり修行」「山伏の大護摩祈祷」などが行われます。ミモロは、本堂の前に・・・そこには、すでに燃えた杉の葉が…

「ご祈祷終わっちゃったんだ~。間に合わなかった~」ご祈祷は終わっていましたが、ミモロは、ご祈祷で使われた火をしばし眺めて、なにやらお祈りをしています。「間に合わなかったけど、きっとお願い届くよね~」と。

さぁ、本堂にお詣りしましょ。「は~い」

お線香でお浄めを…ゴホゴホ。
ご本尊は、延命地蔵菩薩さま。壬生寺は、正暦2年(991)に建立された律宗の寺院です。
昭和37年に本堂を全焼し、ご本尊を含む多数の寺宝が焼失しました。その後、昭和45年に、本尊延命地蔵菩薩立像(重要文化財)が移され、今日に至ります。

本堂の脇には、ずらりとお守りや福豆を授与する場所が連なっています。


「お守り買おうかなぁ~」「はい、こんにちは~。あれ、あなた前にも来たでしょ!」と。「はい、前に来ました」


そこには、クチナシ色のお札や小さなダルマがたくさん。
 
「どれにしようかな~」と、熱心に見るミモロです。

「福豆もありますよ~」この日は、お寺には、信者の方々が多数お手伝いをなさっています。

「福豆~いいかも…」とミモロ。
「食べられるし、福もいただけるんでしょ~」ということで、結局お守りではなく福豆を買うことに。

「結構いっぱい入ってる~」と大きな袋を下げて、嬉しそうに壬生寺を後にしました。


壬生寺は、新選組ゆかりの地。この境内で、新選組の兵法調練が行われたそう。境内にある壬生塚には、近藤勇、芹沢鴨など11名の隊士が祀られています。そこには、多くの参拝者が毎日のように訪れているのです。
「みんな関東出身者だよね~。京都に来て、きっといろいろ馴れないこともあっただろうに~」と、思うミモロでした。

さぁ、明日は、高野山にお詣りしますよ。今年、ミモロは、京都の節分は2日だけで、3,4日は、星まつりが行われる高野山に行くことに・・・

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