2月3日、4日に渡り、高野山を訪れているミモロ。奥の院まで出かけ、宿坊の「持明院」に戻ります。
「よかった~夕ご飯の時間に間に合って~」と息を弾ませ到着です。
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お部屋にもどると、そこには、夕食のお膳が、すでに用意されていました。
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「お膳だから、炬燵に入って食べられないんだ~。でも大丈夫…寒さ感じない…」とミモロ。
氷点下の気温の外から戻ったお部屋は、石油ファンヒーターとエアコンで温められていたのです。
ひとつ残らず食べたミモロ。「ごちそうさま~美味しかったね~」と大満足。
夕ご飯が終わっても、まだ19時。「夜、根本大塔や中門がライトアップされてるんだって~。見に行かない?」とお友達。「うん、いいよ~。まだ早いもんね。それに夜は、今日しかないしね~」ということで、再び、毛糸の帽子をかぶって外へ。
ブルブル~白い息を吐きながら、トコトコ雪の道を進みます。「歩けば温かい~」と少し速足で進みます。
「うわ~キレイ~」闇に浮かびあがる根本大塔の姿は、迫力さえ感じます。中門も幻想的です。
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根本大塔の朱塗りの建物は、周囲を白い雪に囲まれ、いっそう鮮やかに…。
「う~寒い~」さすがに夜のお散歩は、長くは続けられません。「もういいね~。お風呂の時間終わっちゃうよ」というと、来たときよりさらに速足で宿坊へと一目散。
宿坊の部屋に到着すると、「早くお風呂に行かなくちゃ~」と慌てて浴場へ急ぎます。お風呂は21時まで。すでに20時を過ぎています。
夜のお散歩で冷えた体を大きな湯船が癒します。
「なんか温泉に来たみたい~」
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たっぷり入った程よい湯加減のお風呂に、ミモロは感激。ここは温泉ではありませんが、本当に気持ちよい時間です。
「おやすみなさい~」部屋に戻ると、早めにお布団の中へ。「なんかお布団少ないみたい~」と寒がりのミモロは、セーターを着たまま、眠ることに。
さすが暖房が入っていても、夜が更けると、さらに気温は下がります。
「あ、トイレ行くの忘れた~。どうしよう~寒いなぁ~」そう、部屋には、トイレが付いていないので、廊下の向こう側のトイレに行かなくてはなりません。「どうしよう~」と、布団からでないミモロ。おねしょしても知らないよ~。「え~うん、行ってくるね~」ここが、冬の宿坊はちょっと辛いところでした。
「明日、朝のおつとめに参加するんだよね~。早く寝なくちゃ…」と、トイレから戻ったミモロは、炬燵でちょっと温まってから、布団に・・・。
「おはよう~ブルブル~」次の朝、ミモロが目覚めたのは6時半。7時からの朝のおつとめのために、急いで支度をしてお堂に向かいます。
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途中で見た温度計。「夜、雪たくさん降ったみたい…」昨日より、さらに気温が下がっています。
庭の池の氷もいっそう厚くなったよう。
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読経が響くお堂に座ること、約1時間。「なんか浄められた気がする~」と。
「でもお腹空いちゃったなぁ~朝ごはん楽しみ~」とイソイソと部屋に戻ります。
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「わ~おいしそう~」部屋には朝食の用意が…。温かなお粥もある体に優しい朝食です。
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「ミモロちゃん、10時半から、御廟にいらっしゃる弘法大師さまに朝食を届ける様子、見に行く?」とお友達。「うん、行く行く~」ミモロたちは、宿坊をチェックアウトすることに。
祖の前に宿坊の中を歩き回るミモロです。
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歴史ある宿坊「持明院」は、いたるところに歴史を物語る品々が展示されています。
「あ、駕籠~誰が乗ってきたんだろ?」
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雅な牡丹が描かれた襖絵は、本当に見事です。
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「お世話になりました~」とミモロが挨拶したのは、「持明院」の僧侶を務める竹内宗真さん。
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「ゆっくりしていただけました?」「はい・・・お料理美味しかったです。お風呂もすごく温まりました」とミモロ。
竹内さんは、このお寺で生まれ、育った方。「高校の時は、橋本に行ってましたが、ほかは、すべて高野山で過ごしています」と。高野山のお寺でも、代々住職を務めるところは、それほど多くないのだそう。
「あの~外国人観光客の方もお料理、精進料理で大丈夫ですか?」とミモロ。
「はい、みんな同じ料理ですよ。それがいいという人しか来ませんから…」
この日も、オランダからのゲストが1組。夏には、日本人より外国人ゲストの方が多くなるのだそう。
宿坊には、英語の説明書なども用意されていました。
今回、ミモロたちの宿泊料金は、それぞれ1万2000円ほど。ひとりでも宿泊可能の「ひとり旅プラン」もあります。
「ここには、お遍路ができる場所があるんで、帰りに寄ってみてください…」と。
「はい、行ってみます。では、また・・・」と挨拶して宿坊を後にしました。
「あ、高野くんが見送ってくれるんだ~。バイバイ、またね~」
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*「高野山 持明院」の詳しい情報はホームページから
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