ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

香港通を唸らせる味。昨年7月にオープンした外苑前の広東料理「楽記(ラッキ)」

2014-02-08 | 東京

「わーもうすぐ東京だー」。久しぶりに東京に行くことになったミモロ。新幹線に乗ると、かならず窓にかじりついて、じっと外の景色を見ています。
「あー見えたー」
そうミモロが、楽しみにしていたのは、富士山。「やっぱりいいよね~」と大の富士山好きのミモロ。思わず手を合わせ、拝んでいます。富士山が眺められると、なんかいいことがあるような気になります。京都に暮らして、恋しいのは富士山と海。新幹線に乗って、富士山を目にすると、関東にかえって来たなぁーという気になります。

やがて、ミモロを乗せたのぞみは、東京へと入ります。「ビルがいっぱいー。なんかドキドキしちゃうー」と。すっかり京都暮らしに馴れたミモロ、東京の町の大きさが、いっそう巨大に感じられます。

丸の内側では、東京駅の駅舎が完成。少し時間があるので、丸の内のビル街をお散歩することに。
 道の両脇に聳える高層ビル。「う~東京って感じー」丸の内エリアは、銀行や商社、外資系企業など建ち並ぶオフィースエリア。この日は、土曜日だったのでビジネスマンの姿はなく、静かな町には、外国人観光客などの姿がチラホラ。「ミモロも観光客に見られているみたい…」久しぶりの東京にキョロキョロするミモロでした。

さて、東京では、お友達が、夕食の予約をしてくれました。「今、すごく人気で、なかなか予約がとれない中華料理店なんだけどー」と。
それは、地下鉄銀座線「外苑前駅」から、徒歩6分のキラー通のそばにある「楽記(ラッキ)」です。
通りから、ちょっと奥へ入ったとこにあるお店。
「なんか洗練された雰囲気・・・中華料理店のはずだけど…」
ここは、2013年7月にオープンした新しいお店。チャーシューなどの広東料理と自然派ワインが評判で、本場、香港の味と連日予約で満席に。なんでも香港通の写真家の菊池和男さんと、自然派ワインの先駆者の勝山晋作さんのお店だとか。
「よくわかんないけど、きっとスゴク美味しいんじゃないの~」と、ミモロの期待も高まります。料理に合うワインも豊富に揃っているそう。

「楽記って、ラッキーってこと?」とミモロ。そんな気がしないでもありません。


「いらっしゃいませー」お友達の名前を告げるミモロです。1階の奥は厨房。覗くと、そこには、大きなお肉が下がっています。

「チャーシューかな?」ここは炭火焼のアヒルや、カリカリの皮が美味しい焼いた豚肉などが大評判だそう。
「えーこのアヒル食べるの?」と、大きなアヒルが、調理されるのを待っています。「ダイナミックな材料…」と、ただビックリ。他にも、豚足、カエル、羊舌など、本場香港の料理に登場する品々がいろいろ。

さて、「お二階へどうぞ…」ということで上へ。

落ち着いた雰囲気の店内…「さすが青山…オシャレな感じ…」

お友達とまずは、ワインで乾杯。「やさしいお味のワイン…これに合う料理を注文したいー」と。

 
そこでお店おすすめの豚ほほ肉のタイ風味と、炭火釜焼きチャーシュー(各1200円)を注文。
それに合う野菜料理も注文しました。

「わーこのタイ風味の豚肉、美味しい!ちょっと辛味が感じられるソースとの相性抜群…ワインがすすむねぇー」と、あまりの美味しさに感激。チャーシューも香ばしくて、いいお味。

さて、最後に、チャーハン(1300円)を…「こんなフワフワのチャーハン初めて…」と、これまた感激しています。
「予約が取れないっていうのわかるねぇー。でもラッキー食べられて…」と、予約を取ってくれたお友達に感謝。

今、東京で評判の広東料理店でした。

*「楽記」東京都渋谷区神宮前3-7-4 03-3470-0289 平日18:00~22:30LO 土曜15:00~21:00LO 日曜休み アクセス:地下鉄銀座線「外苑前駅」徒歩6分



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東京にある「京都」。八重洲口の「京都館」。東京にいながら京都を楽しめる情報、物産館。

2014-02-07 | 東京

東京駅、八重洲口のヤンマー東京ビルの1階に、京都生まれの工芸品、雑貨、食品などが並ぶ「京都館」があります。
 
ここは、京都市が運営する、言うなれば「京都のアンテナショップ」。今、京都で人気の品々や工芸品、また京都の味が、豊富に揃う所です。
 館内は、まさに京都。「わーミモロが、取材したお店の品もいろいろ出てるー」と。そうなんです、ここには、かつてミモロが取材したお店が、いろいろ出ていて、ここにくれば、ミモロがおすすめした品に出逢えます。

例えば、鹿の子絞りの「片山文三郎商店」、胡粉ネイルの「上羽絵惣」、明治時代の文様をモダン雑貨した「sesuke88」
   

三条通にある縫い針の老舗「みすや針」のお針箱もありました。
 
京の雅な香りを楽しめる、お香の老舗「山田松香木店」のお線香や匂袋も。
 

他にも、いろいろ京都の品々が並んでいます。
 

「わー食品も種類豊富。ここに来ると、京都の味が買えるんだー」
   
漬物、味噌、調味料、和菓子など、京都でお土産に人気の品々が、揃っています。

「あ、水徳のちりめんもあるー」。ミモロがよくお土産にする山椒ちりめん。
「お土産足りないから…」
「これ下さい」と、東京のお友達に渡す京都土産をここで調達。「京都で買ってこなくても、ここでお土産買えちゃったー」と。京都に行って、出逢った気に入った味なども、ここに見つかるかもしれません。

もちろん「京都館」には、「情報コーナー」も開設されています。そこには京都の観光情報も豊富に用意されているので、京都旅行の事前準備や情報収集におすすめです。
「わーいろんな情報がいっぱいー」旬の情報やガイドブックなども…。
  
京都観光のビデオなども見ることができます。
「ここで、ゆっくり京都旅行のプランを立てるのもいいねぇー」と。
また、目的地へのアクセスなど、わからないことも相談できます。

「なんか京都にいるみたい…錯覚しちゃう…」と、新幹線で東京に到着したはずなのに、まるで京都にいるような気分。
「ここ東京だよねー」確かに窓の外は、建設中の東京駅八重洲口が。

東京にいながら、ほんものの京都が楽しめる場所です。

一度、ぜひ覗いてみて下さい。ミモロのブログにも登場した品々に出会えます。

*「京都館」東京都中央区八重洲2-1-1ヤンマー東京ビル1F 03-5204-2260 「情報コーナー」03-5204-2265 開館時間:10:30~19:00 休館日:12月30日~1月3日、3月と9月の最終水曜日
アクセス:東京駅八重洲中央口から徒歩1分(八重洲地下街27番出口すぐ)

2月4日~2月19日まで、東京の各所で、「京あるきin東京2014」 という文化、観光イベントを開催中。詳しくは、ホームページで。



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京の名品、包丁・料理道具の老舗「有次(ありつぐ)」。海外の料理人たちも憧れる、一生ものの品々。

2014-02-06 | 老舗

京の台所の錦市場。ミモロは、まだ人出も少ない午前10時頃に出掛けました。目指すは、包丁や料理道具の老舗「有次」(ありつぐ)です。
 
前から、一度ゆっくりとお店にお邪魔したかったミモロ。2月の午前中なら…とお店へ。
「ミモロちゃん、ようこそ…」武田店長さんやスタッフの方に、まずご挨拶…。「ゆっくりいろいろ拝見しまーす」と、ミモロは、さっそく店内を歩き回ります。
 お店の壁面のガラスケースには、包丁がズラリ。その数は、500本ほどに及ぶとか。

「わーいろんな種類の包丁があるー。なにを選んだらいいか、わかんない~」と、ただ茫然。

さて、錦市場で有名なお店と言えば、ここ「有次」の名が上がります。そもそも永禄3年(1560)に京都堺町松原の鍛冶屋町で鍛冶職を始めた藤原有次を初代に、現在店主は、なんと18代目。かつて京都御所の御用鍛冶として、禁裏に出入りを許されていた老舗です。 明治時代になり、帯刀が禁じられると、その刀鍛冶としての、優れた技は、包丁へと、その活路を見出します。明治40年ごろからは、打ち出しの技による鍋や料理道具の製作も開始。でも錦市場に店を出したのは、昭和56年と、意外と最近のことです。創業した堺町松原には、現在、本社が置かれています。

「えーもっとずーっと昔から、ここにお店あると思ってたー」とミモロ。

刀鍛冶の技術を受け継ぐ「有次」の包丁。その切れ味は、いうまでもなく、多くの料理人の憧れの包丁。日本を訪れる海外の料理人たちも、京都に来たら、ここを訪れるのを楽しみにするほど、すでにその知名度は、世界レベル。

この日も、ミモロ以外に日本人(ネコ)は、店内にいない時間も多いほど、次々にいろいろ国の人たちで店内は、にぎわっていました。

ここで、包丁を購入すると、お客様に渡す前に、仕上げの研ぎが行われます。また希望により、名前も彫ってもらえます。(ただし、品によって、名入れができないものもあります)
  

オーストラリアから、初来日した大学生さん。憧れの日本で、お母様のお土産に包丁を求めました。
  
そして購入した人は、お店のカウンターで、包丁のお手入れの仕方を教わります。この場合は、英語で…。
「クレンザーをスポンジに付けて、包丁の刃を、内から外へ、動かします。両面やって、水で洗い、よく水気を切って下さいね・・」と。切れ味を保つには、毎日、使い終わったら、お手入れすることが大切。

「これがなかなかできないんだよねー」とミモロ。「馴れれば、大丈夫…」と武田店長。

「ここでご購入された品は、切れ味が悪くなったら、どうぞ、またお持ちください。お研ぎします。長年使用して柄の部分が傷んだ場合、修理できます。数十年、お使いくださっている方も多数おいでになります」と。まさに一生もの…。

プロの料理人が使う包丁から、使いやすい家庭向きのもので、あるゆるニーズに応えた品が揃うお店です。
包丁は、用途別、大きさ、左利き、右利きなど、実に種類がさまざま。使う食材が多い日本料理らしく、包丁の種類も外国に比べ、ダントツに多い日本です。「世界文化遺産」になった日本料理、それを支えるのが、多彩な包丁や料理道具。これも、日本文化の象徴です。

オーストラリアから来た彼は、お母様へのプレゼントというので、丁寧に包丁を包んでもらいます。するとお店の人が、箱の中に、赤いものを入れました。「それ、なあに?」と、目ざといミモロ。
 
「これは、御守の碁石です」とお店の方。「なんで入れるの?」とミモロは、首を傾げます。
「刃物は、昔、縁を切るとか言われてこともあり、それを打ち消すために、刃物で切れない碁石をお入れして、ご縁が切れないようという思いをお伝えするんですよ」と。「へーそうなんだー。こんな心遣いがあれば、安心して刃物を贈り物にできるね。頂いた方もうれしいよねー」と、ミモロ。お友達の結婚や新築のお祝いに、包丁は、便利で、喜ばれる贈り物。

さて、店内には、包丁以外の料理道具もいろいろ。これらもプロの料理人も愛用する品々です。
「プロの人が使うものって、機能的で、使いやすくて、カッコイイよねー」と、これにも憧れのまなざしを。

どの道具も、機能美を湛えた無駄のない、洗練された姿です。


「栓抜きも一生ものだねー」。もちろん栓は、100円ショップの栓抜きでも抜けますが、こういうこだわりの品を使うことで、同じことも、より心豊かに感じられるのでは・・・・。プロ仕様の品々は、サイズも豊富。積んである姿も、美しく。

 「このお鍋で料理したら、絶対美味しいよねー」すでに,ミモロの頭の中には、親子丼とうどんすきのイメージが浮かんでいるよう。

一生ものと呼ばれる上質の品は、値段も高く、なかなか手が出ないもの。しかも、手入れは、包丁に限らず、怠ることができません。「手間をかけて暮らす…」。簡単便利を目指す現代社会とは、逆行する暮らし方かもしれませんが、手間を掛け、丁寧に暮らすことで、心は、落ち着き、豊かになるのかもしれません。

「値段が高いから、買ったら使わないともったいないよねー。だから、ずっと使えるように、お手入れするのー」とミモロ。結構しまり屋のミモロ。どんな動機でも、物を大切に使うのは、いいこと…。

「有次」は、上質のものを、長く使うという京の暮らしを物語る品が並びます。

*「有次」京都市中京区錦小路通御幸町西入ル 075-221-1091 9:00~17:30
 


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京都の節分。2月2日、3日は、大忙しで節分めぐり。福豆と福引がミモロの楽しみ

2014-02-05 | 祭事・神事・風習

「あーホント、2月の2日と3日って忙しいんだから…」と、朝からソワソワしていたミモロ。京都では、節分の祭事が本当に盛んです。ミモロの住む東山エリアだけでもまわりきれないほど…。「しかも同じような時刻に福豆マキするんだもの…たくさんもらえないじゃないのー」と、たくさん行けないことが、残念でたまらないよう。

2月2日に、東大路そいの3つの神社の節分祭をめぐる「三社詣」の後、ミモロは、京都で有名な節分祭のひとつが行われる『吉田神社』へと向かいました。
 
2日、3日の両日は、約800軒の露店が並び、その賑わいは相当なもの。歩くのも大変です。
2日の夕方には、「追儺式(鬼やらい神事)」が行われます。(この詳しいリポートは、昨年のブログでしていますので、よかったら、「ミモロ 吉田神社 節分」で検索してくださいね。)

「わー鬼さん…」青鬼が、追儺式に先立ちやってきました。昨日、リポートした「平安神宮」の「大儺之儀」と同じ内容の神事が、ここでも行われます。でも、ここは境内のスペースも狭く、また人も多いため、見物するのは大変です。特に日曜日の夜になったため、境内は、入場制限状態に。

さて境内のいたるところで、「抽選券付厄除け福豆」が、ひとつ200円で授与されています。
  
ここの賞品は豪華で、自動車、ギフト券5万円、液晶テレビ、旅行券なども当たります。「でも、ミモロは、自転車がでいいの~」と、ひたすら自転車狙いのミモロです。4日に抽選され、8日に新聞発表されます。「当たるといいなぁ~」と、神社にお願いを…。

また節分の時には、クチナシ色のお札や矢の授与も。山吹色のようなクチナシ染めのものは、厄除けの力があるそう。矢の授与には、お祓いの舞も奉納されます。
 「はい、ミモロちゃんも頭を下げて、お祓いしてもらいないさい」と、神社の世話役のおひとりの鈴木さん。ミモロのお友達です。

*「吉田神社」京都市左京区吉田神楽山 京都大学の正門から東へ

「吉田神社」の参拝を終えると、ミモロは、歩いて約10分。再び聖護院付近へ。
交通安全などのご利益で知られる「須賀神社」は、縁結びでも有名。節分の時期は、昔のラブレター「懸想文」を売る烏帽子に水干姿の「懸想文売り」さんがお札を授与しています。
 「覆面しててちょっと怖い…」とミモロ。でも、懸想文売りは、ラブレターの代筆業。だから誰が書いているか、秘密にしなくてはいけないので、この姿に…。お札は、タンスなどに入れておくと、衣装が増え、美人になり、良縁に恵まれるとか…。この日も女性の参拝者でにぎわっていました。

ここの福前まきは、2日の午後2時からで、ミモロが到着したころには、すでに終わっていました。残念…

*「須賀神社」京都市左京区聖護院円頓美町1 東大路と丸太町通の角から、一筋北の道を東方向へ。

聖護院と須賀神社のある道は、節分は大賑わい。この辺りは、京都の銘菓八つ橋の発祥の地。その専門店が隣接し、お店の前には、臨時の売り場もできています。そのひとつ「本家西尾八つ橋」では、駐車場のスペースで、節分には御餅つきが行われ、ぜんざいやきな粉餅がふるまわれます。
   
「はい、どうぞー」ミモロは、きな粉餅をいただきました。つきたてのお餅の美味しさは格別。「今年も食べられてよかったー」と。

「鬼さんいないかな?」と、昨年訪れて時、「ミモロちゃんでしょ?」と声をかけてくれた鬼さんに会いに、ミモロは、聖護院へ。でも、節分祭は、3日。まだ鬼の姿は、ありませんでした。「明日も来なくちゃ…」と、鬼さんに会いたいミモロでした。

そして、翌日の3日の節分当日。再び「聖護院」へ。ここは普段は、文化財の多い宸殿、書院などを公開していないお寺で、修験道の聖地といわれる場所のひとつ。この日も、もちろん山伏姿の修験者が。そして、ちょうど福豆まきがはじまるところに到着。「鬼さんいるねーきっと…」いました黄色や赤、青の鬼さんたちが…。でも、福豆まきやそのあと、金棒で参拝者の頭をさわり厄をはらうお仕事で大忙しの様子。「こんにちはー」というミモロの声も届きません。
福豆まきは、ミモロは、一番後ろの方に。「もう福豆ゲットできないね…」とあきらめかけていたとき、空から福豆が降ってきて、ミモロのすぐ前に。「わーひとつ拾えちゃったー」と。小さな福豆1つを大切そうに…。
「今年は、あいさつできなかったー鬼さん、またねー」と、ミモロは、聖護院を後にしました。

*「聖護院」京都市左京区聖護院中町15 「須賀神社」の向かい側です。

途中、昨日、きな粉餅をいただいた「本家西尾八つ橋」の前を通ります。
  
なんとまた餅つきに参加。再びきな粉餅をごちそうに…。さぁ、ミモロ、次は「八坂神社」へ行くわよー。「待ってー」と、きな粉餅を頬ばりながら、慌てて追いかけてくるミモロです。

東大路の熊野神社の前から、市バスに乗って、祇園へ。約10分ほどの移動です。
 
こちらの節分祭は、祇園という場所柄、なかなか艶やか。祇園や宮川町、先斗町の舞妓さんの舞なども披露されます。境内は、大勢の参拝者で、歩くのも大変。舞妓さんの舞も遠くから眺めます。なんと午後から1~2時間おきに豆まきが行われます。「でも、すごく人が多くて…もういいやー」とミモロ。実は、ミモロの関心は、豆まきよりも社務所で授与される「抽選券付き福豆」1つ300円の方。
 「あのー3つください…」。なんと3つも…「先行投資…」と。かなりハイリスク、ローリターンだと思うけど…。「だって、ミモロ、六波羅蜜寺の弁天様にくじ運もつけてもらったんだもの…大丈夫だよー」と。
豆についた抽選券をもって、抽選会場へ。その前に、賞品が展示されているところへ立ち寄ります。
「あ、まだ自転車残ってるー。わーミモロにぴったりの赤い自転車だね」と、すっかり当選した気分です。
さぁ、福引へ。「豪華賞品当ててくださいねー」気合をいれて、くじを引きます。
「はい、おめでとう…」渡されたのは、折り畳みのランチボックス、ペットボトル袋とのど飴です。「ありがとう…」と力なく…。

「おかしいなぁ?弁天様、パワーくれたはずなのにー」と、ションボリ。きっともっと大きなもののためにくじ運キープしてくださってるんじゃなの?「そうかも…でも、自転車欲しいなぁ…」。今年もミモロの夢は、叶いません。きっと忘れたころに当たるのかも…。

福豆をポリポリとかじりながら、トコトコと歩き、「平安神宮」へと向かいました。「ホントは、自転車で行きたかったのにー」

*「八坂神社」京都市東山区祇園町北側 四条通の東の突き当りです。


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鬼はらいの古式ゆかしい「大儺之儀(だいなのぎ)」。平安神宮の厳かな節分祭。

2014-02-04 | 祭事・神事・風習


今年3回目の節分を京都で迎えたミモロ。「いろんな節分祭を見に行ったけど、近くの平安神宮に行くの忘れてた~」と、今年の節分は、そこへ。
境内に入ったのは、午後2時ごろ。その時間から、「大儺之儀」(だいなのぎ)が始まります。これは、平安時代に宮中で行われていたという年中行事の鬼はらいの行事「追儺式(ついなしき)」を再現したもの。昭和49年に、時代考証の末、細部まで復元されました。

境内に入ると、何やら不思議な人物が。「なんか怖い顔…」目が4つある方相氏(ほうそうし)という大男で、人の何倍も眼力があるそうで、この儀式で鬼をはらう役割を担っています。

「大儺之儀」には、殿上人や儺人、陰陽師など、宮中にまつわる人たちが登場し、四方を矢や桃の枝で清め、鬼を祓います。
独特の歩き方をする陰陽師。矢を放つ上卿(しょうけい)。桃の枝を使う殿上人など
  
平安時代の儀式が、目の前に繰り広げられます。
「いろんな登場人物がいるんだよー」と、儀式を終え、記念撮影のそばで。

引き続き3時から、「鬼の舞」と「豆まき」が行われます。
それまでミモロは、じっと待つことに…。ねぇ、ミモロ、なに見てるの?
突然「ガォー」と振り返りながら…「鬼の舞」に先立ち、みずから鬼に…。この日のために、ヒョウ柄のワンピースも着ています。すっかり気分は鬼のつもり…。「カワイイ小鬼」と、そばの方々から写真撮影を頼まれたり…。すっかり悦にいっているミモロです。

応天門が開いて、「大儺之儀」で追い払ったはずの鬼が、また現れました。
「え~鬼払いの儀式、効き目なかったの~」と心配そう。鬼たちは、大極殿の中に入っても暴れているみたい…
 
でも、大極殿にいた人たちに豆をぶつけられて、逃げ始めました。

「あ、こっちに逃げてくるー」ミモロの前に鬼たちが迫ってきました。怖い顔をした鬼のひとり?が、小さな鬼を見つけました。
「ここにも鬼がいるぞー!」「わーん、本物の鬼じゃないのー。食べないでー」と、鬼に見つめられて泣きべそをかくミモロです。近くの人が、豆をぶつけてくれて、鬼は、ミモロの前から退散。「ふー怖かったー」と震えます。

さぁ、鬼が無事に退散したところで、いよいよみんなのお楽しみ豆まきがはじまりました。
 「走らないでください。みなさんが鬼にならないように…」とのアナウンスが。ミモロは、大勢の人に押しつぶされないように、脇の方に立っています。みんな投げられる豆を我先にと奪い合いが…。すると脇にいたミモロの前に福豆の袋が降ってきました。ひとつ拾ったミモロ。「福が落ちて来たよー。待ってると福に恵まれるんだねー」と。さらにそばにいた背の高い男の方が、掴んだ豆をミモロに「はい、どうぞ…。もう自分は十分もらったから…」と、次々に分けてくれました。お蔭で、ミモロは、5袋も福豆を手にすることに…。

「たくさん福豆もらえてよかったねー」と、大阪から来たと言う素敵なカメラ女子のお二人。
りっぱな一眼レフカメラを馴れた手つきで操作して、シャッターを切っていました。

そして、この日の最後は、崇敬者からの願いを込めて寄せられた「火焚串」をお焚き上げする「大火焚神事」が行われました。
 
モクモクと上がる煙、ときどきオレンジ色の火柱も上がります。煙と共に、さまざまな邪気や禍が、祓われて、つつがない人々の暮らしを守ります。

ポカポカ陽気の今年の節分。この日から、暦の1年が始まりました。

*「平安神宮」の詳しい情報は、ホームページで
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