ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

楽しさいっぱいの京都の節分。願いが叶い、勝運がつく東山エリアの三社詣

2014-02-03 | パワースポット

春の始まりは、節分から。ミモロは、京都の節分が大好き!「こんなに節分って楽しいと思わなかった~」と、毎年楽しみにしています。というのは、ミモロの知る東京の節分に比べ、京都の節分は、有名人の豆まきだけではなく、参拝する人が楽しめる鬼のパフォーマンス、福引や甘酒などの接待があるから…。

「ミモロ、福引大好きだもん!」。最近、くじ運が上昇中のミモロ。節分での福引への期待が高まります。

京都各所の神社やお寺で行われる節分祭。すべて2月3日に開催されるので、行けるとことが限られます。新聞を見ながら、今年のスケジュールを決めるミモロ。さて、2月2日に行ったのは、まずご近所の神社です。

東山の東大路通と丸太町通にある熊野神社・満足稲荷神社・御辰稲荷神社の3社を回る「三社詣」が、ミモロのお気に入り。初めて行った2年前は、雪が降る寒い日でした。でも、今日は、お日様ぽかぽかの小春日和。「なんか暖かすぎて、節分らしくないねぇー」と。

まず「三社詣」は、チケット1500円を3つの神社のいずれかで購入。
それぞれの神社で、福豆とお守りがいただけます。さらにお菓子の入った福袋と豪華賞品の当たる福引もできるんです。

最初に訪れたのは、丸太町通にある「御辰(おたつ)稲荷神社」です。
  
「御辰稲荷神社」は、宝永2年(1705)東山天皇の側室 崇賢門院が、白キツネの夢をみたことから、東山天皇にお願いして創建したと伝えられる社。御所の東南、辰の方向にあたることから、御辰稲荷神社と呼ばれたそう。「辰」が「上達・達成」の「達」に通じることたら、芸事の上達、目標の達成などにご利益があるといわれています。

「あのー三社詣してるんですけど…」とチケットを。「はい、よくお参りされました」と福豆とお守りをいただきます。節分ならではの厄除けの柊の飾りも用意されていました。
「わー可愛い…お詣りしてるの?甘酒いかがですか?」と。「はい…前にも来ました」と。
さっそくアツアツの甘酒で一休み。
*「御辰神社」京都市左京区聖護院円頓美町29-1 平安神宮の北側です。

次は、丸太町通を西に歩いて約2分。「熊野神社」へ。
  
弘仁2年(811)に、日円上人が、熊野権現を勧請したのが始まりで、「新熊野神社」「熊野若王子神社」とともに京都三熊野神社のひとつです。縁結び、病気平癒などのご利益が…。

「後白河上皇が大好きな熊野神社だねー」。そう、後白河上皇は、熊野に何度も参拝し、それで住まいのそばに新熊野神社を造っちゃたんです。でも、この「熊野神社」は、それより前に創建されている、京都で一番古い熊野神社です。
ここにも福豆や福袋が。
 
熊野神社では、三社詣の福引が待っています。「今年こそは自転車当たりますように…」「がんばってー」とのみなさんの声援を受けながら、福引に挑みます。
  
「はい、梅賞でーす!おめでとうございます。お海苔が当たりました!」「う~自転車じゃなかった~。でも、お海苔好きだからうれしい」。2年前は、八つ橋が当たりました。

*「熊野神社」京都市左京区聖護院山王町43 丸太町通と東大路の北西角です。

最後は、東大路を南に進み「満足稲荷神社」へ。
 
「満足稲荷神社」は、文禄年間に秀吉が、伏見桃山城内の守護神としてお祀りしていた神社をここに移したそう。天下統一を果たした秀吉の夢を叶えたことから「満足」という呼び名に。開運、商売繁盛、出世運、勝運のご利益が…。

「福引付福豆だってー」
 
丸いかわいい福引です。300円で福引ができます。やりたいの?「うん~でも、今日は1回もう福引したから…」と、自転車を外して自信がないようです。
さぁ、ここで福袋をいただきましょう。ここは、福笹に福袋が下がっています。
甘茶の接待も…。そしてさらに「満足稲荷神社御種銭」という縁起のよいお金をいただきました。これは、このお金を資本に入れて使うと、その資本が大いに増加するそう。またお財布に入れると、小遣いに不自由しないそう。
オレンジ色の包みの中には、5年玉が入っていました。ミモロ何に使うの?
「お財布に入れておくと、お菓子買うお金に不自由しないんでしょ。たくさん食べられるー」と。

*「満足稲荷神社」京都市左京区東大路仁王門下がる 地下鉄東西線「東山駅」徒歩3分

「三社詣」を終えたミモロ。
 
「わーこんなにたくさん福が集まっちゃたー」と、福豆とお守り、そして豆入りせんべいを並べて満足そう。福豆を食べすぎないようにね。「は~い!」

京都の冬は、楽しみもいろいろ。ぜひ、節分の時に京都に来てはいかがでしょう?




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「星のや 京都」。四か月ぶりの営業再開で、料理や施設もいっそう充実。

2014-02-02 | 宿・ホテル

昨年の台風被害から、4か月間にわたり休業していた、嵐山の「星のや 京都」が、2月1日から営業を再開しました。それに先立ち、プレス発表会が行われ、ミモロも久しぶりに、スタッフの皆さんにお目にかかることができました。
 
台風により被害を受けた建物の修復やお庭の整備も整い、さらに今後の災害への備えも強化された「星のや 京都」。以前のように洗練されたしっとりとした雰囲気が漂います。

リニューアルされた客室のひとつを見学したり、舞妓さんのお点前によるお茶のおもてなしなどを受けたミモロは、次に、楽しみにしていた料理の試食へと向かいました。
「これが、楽しみなんだものねぇー」とミモロ。
  試食の料理をいただく準備は万全です。
ダイニングでいただくお料理は、京都の地元の旬の食材をはじめ、全国から厳選された食材が登場。久保田料理長が腕を振るう、斬新な会席料理です。京都祇園の割烹の長男として幼いころから、日本料理を味わい、京都・大阪で修業後、フランスでもフレンチ料理の技術を習得。日本料理をベースに、フレンチやイタリアンの技も巧みに取り入れ、国内外の食通をうならせる会席料理です。
 
試食に登場したのは、向附の「変わり造里 小春仕立て」と椀物の「鬼虎魚(オニオコゼ)すっぽん仕立て」の2品。
青竹の器に、鯛、赤貝などさまざまな種類の魚介がいっぱいに。「わーきれい…春らしいねぇー。スプーンで混ぜて食べるんだってー」と、ミモロの口に、海苔や添えの春らしい蕨や木の芽の香りと味わいが、お造りの魚介類とともに広がります。「う~美味しい…」。椀物は、ふたを開けると、だしの香りが鼻をくすぐり、大根と白身魚の旨みが、ふわーっと口に…。「うーたまらない~」と、目を細めながら味わうミモロです。

「では、次に、今回のリニューアルなどに関し、総支配人酒井よりご説明させていただきます。ラウンジへどうぞー」と、広報の方。

「えーもっと食べたいなぁー」と、2品では、ちょっと物足りない様子。でも、あくまで試食ですから…。名残惜しげにダイニングをあとに…。

  
プロジェクターに映し出される宿の様子の映像などを見たり、酒井総支配人のお話を伺います。

そもそも「星のや 京都」は、水辺の私邸というコンセプトで、「現代を休む日」を過ごす和のリゾート。嵐山という京都でも屈指の景勝地にあり、目の前に渡月橋へと流れる大堰川が、周囲の山の景色を水面に映します。船でしか行けない宿は、まさに非日常の世界。

街中から離れた場所にある宿を訪れるゲストは、京都の観光目的というより、京都の自然やしっとりとした和の雰囲気を、ゆっくりと楽しむために、ここへ。連泊をするゲストも多く、観光はそこそこに、この宿にこもり、宿の施設やアクティビティーを楽しまれるそう。

リニューアルに際し、新たに24時間利用できる「salon and bar蔵」がオープン。テラス付の星のや船も登場し、いっそう水辺の魅力を楽しめるようになりました。

「従業員一同、さらに充実したおもてなしを目指しております」と。長い休業という苦しい時間は、スタッフの心をいっそう強く結びつけ、おもてなしへの熱意もさらに高まったと、酒井総支配人。

京都は、今、続々外資系の有名高級リゾートホテルの建設が続いています。
2月には、「リッツカールトン京都」が、鴨川二条にオープン。また「フォーシーズンホテル」「アマンリゾート」などの建設も始まっています。グローバル化が進む京都のホテル。おもてなしの質も、より国際化が求められます。

さて、次に、新たに完成した「salon & bar蔵」を見学します。
「ほんとに、お蔵みたい…」古い土蔵を改装し、昼はサロン、夜はバーとなるパブリックスペースです。
 大きなカウンターでくつろぎの時間を。この日は三味線の生演奏も。
「なんになさいますか?」
「ジュースください…」
棚には、ウイスキーが並びます。 
「ウイスキーには、チョコレートが合うんだってー」と。
「ここはゲストが、ゲームをしたり、のんびり過ごすための場所です」との説明も。
「すごろくもあるー」
バックギャモンのように遊ぶすごろくは、夢中になる面白さがあるそう。

続いて、水辺のテラスへ。 
  
「桜のころは、きれいだろうなぁー」。ここではお抹茶もいただけるそう。目の前に広がる景色を眺めながらいただくお茶は、贅沢の極み。

最後にもうひとつ客室を拝見。そこには、ごろりと横になれる大きなソファーが。
「眠くなっちゃったー」そこで寝ちゃだめー。
「ここならいい?」寝室のベッドにもぐりこむミモロ。そこもダメ~。
しぶしぶベッドから出て、浴室へ。「わーキンカンが浮いてる…」
ヒバのお風呂にも日本の四季が。
すべて客室は、川に面し、窓からは、嵐山の景色が存分に眺められます。
 「あ、船がついてる…」
さぁ、プレス発表会もおしまいに…。スタッフの皆様お世話になりました。
  
すてきな笑顔も、おもてなし。 
「バイバイーまた、来まーす」と、渡月橋へと向かう船から、いつまでも手を振るミモロでした。
 

*「星のや 京都」の詳しい情報は、ホームページから、どうぞ…。

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昨年の台風の被害で、休業していた、嵐山「星のや 京都」。2月1日より営業再開。

2014-02-01 | 宿・ホテル

「ミモロちゃん、もうすぐ営業が再開されるので、新しくご紹介したいとこもありますから、プレス発表会に来てください」と、嵐山の「星のや 京都」の広報の方から連絡を頂いたミモロ。「わーよかったねー!絶対、伺いま~す」とお返事を。

プレス発表会は、営業再開の前日。ミモロは、いそいそと嵐山へ出かけました。
 
渡月橋の畔にある専用船着き場から、船に乗って、宿のある場所まで、約10分ほどの船旅。
 
穏やかな日和に恵まれ、川を渡る風も、爽やかです。「ここが、昨年の台風で大きな被害を受けたところなんだねぇー」
9月の台風18号は、嵐山エリアを水没させる大きな被害をもたらしました。「星のや 京都」も、船着き場や宿に通じる川沿いの道が、水没。宿の建物は、水没は免れましたが、豪雨により、屋根や庭など、さまざまなところに被害が出て、紅葉のシーズンを含め、丸4か月休業し、すべてを修復、また災害に備えた補強などを徹底的に行ったそう。

「常に、川の水位には注意を払っていますが、台風の時は、いち早く宿泊客を市内の別のお宿にご案内しました。その後、避難勧告により、従業員もひとり残らず、宿から退去し、避難することに。水が引いて、従業員が宿に戻り、被害状況から休業することに。正直、秋の紅葉シーズンを控え、辛いことでしたが、最高のおもてなしをするという宿の方針から、休業しました。でも、再開するときは、前よりもっといい宿にしようと、みんなで誓い合ったんですよ」と。

宿のスタッフ一同の願いが叶った、待望の営業再開です。

 
穏やかな川を奥へと進むと、畔にたつ宿が見えてきます。船着き場には、スタッフの方がお出迎え…。

 
船を降りて、木の門をくぐると、宿の敷地が始まります。ミモロは、他のプレスの方々の後に…。
小さなミモロは、歩くのが遅く…しかも、周囲を景色を眺めたりするので、すでにスタートから遅れがち…「待って~」と、一生懸命後を追います。
宿のお庭を進むと、「あれ、いい音色が聞こえるー」と耳をピクピク。
レセプションの前の「水の庭」では、心地よい音色の楽器演奏が、ゲストを迎えます。
周囲の風の音、木々のそよぎ、そして水の流れる音など、自然の奏でる音に調和する、心安らぐ調べ。しばし立ち止まり演奏を楽しむミモロです。
「あれ、誰もいない…」気づくと、みんなは、すでに客室見学へと移動していました。
 「また、遅れちゃったー」と。

リニューアルされた客室へ。お宿のお部屋は、すべてがリバービュー。川に面したお部屋で、春は桜、秋は紅葉が独り占めできます。
 
「わー大きなソファー!ここでお昼寝したいなぁー」川や対岸の山を見ながら、のんびり過ごす休日…なんて贅沢な時間でしょう。
部屋には、素敵なレターセット。
もちろんコーヒーのエスプレッソマシンも。「これおうちに欲しいなぁー」と憧れのまなざしで見つめます。

そもそも「星のや 京都」のある場所は、京都の豪商で水運に尽力した角倉了以が邸宅を構えたところ。そして100年前に建てられた旅館を改装し、日本建築の美しさと、現代に合った機能性とデザインを融合させています。
リネンやベッドも快適。「ここで寝たいなぁー。きっとぐっすり眠れるよ」。どこでもよく寝るミモロなのに…。

「和室でお茶のお点前をしていますから、そちらに…」と促され、ミモロは、慌ててお茶席へ。
「舞妓さんがお点前してる…」。ミモロの前に、雪景色をイメージさせる和菓子が。
 
「上品な甘さのお菓子…」と、寒天製を和菓子をペロリ。お干菓子は、「あとで食べようっと」と、リュックに入れてお土産に…。しっかり者のミモロでした。

「お茶をどうぞ…」「頂戴致します」

「けっこうなおふく加減…」
お点前が終わると、上七軒の舞妓さんのそばへ。「もしかしてミモロちゃんどすか…前にも会ったことありますねぇー」と。すでに祇園、宮川町、先斗町、上七軒の舞妓さんたちとご一緒したことがあるミモロです。「わー覚えていてくれたんだー」と感激。
「キレイなかんざし…」1月は、おめでたい松竹梅をあしらった花かんざしです。

ちなみに、本物の舞妓さんに出会ったら、ぜひ見て欲しいのが、帯留め。代々受け継がれたものが多く、珊瑚や真珠、翡翠など、豪華な帯留めをしています。また、花かんざしも毎月、その月にちなんだものに代わります。

「星のや 京都」では、舞妓さんをお願いすることも可能。贅沢な京都の遊びが楽しめます。

「ダイニングで、お料理のご試食の準備ができましたから、そちらにどうぞ…」と。「わー試食だってー。大好き!美味しい料理が食べられるんだー」と、心躍らせダイニングへ急ぎます。


*「星のや 京都」の詳しい情報および予約は、ホームページで。





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