ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

のんびりすごした年末の3連休。25日は、「全国高等学校駅伝競走大会」が開催。

2016-12-26 | 京都

年末の3連休。ミモロは、のんぼり家で過ごします。「ホントは、大掃除しなくちゃいけないんだけど~」といいながら、実はテレビに夢中です。

ソファーに座ったきり、動かないミモロ。夢中になっていたのは、「アルプスの少女ハイジ」のアニメです。
 
すでに何度か見たことがあるのに、冬休みということで放映された番組にかじりついています。

「アルプスの少女ハイジ」の原作は、スイスの作家、ハンナ・シュピリで、1880年に発行された児童文学です。

素朴で明るい性格のハイジが、アルプスの村に住む頑固者のおじいさんのところに預けられ、しだいに心を通わせてゆきます。すっかり村での生活に馴染んだハイジは、ある日、フランクフルトに住むお金持ちの家の娘クララの遊び相手として、つれていかれ、厳しい家庭教師のロッテンマイヤーさんとの生活など、馴れないことだらけで、ついに極度のホームシックから夢遊病に。そしてやっとアルプスに戻れ、再び村での暮らしが始まります。そこに足が不自由だったクララがやってきて、ハイジ達と遊ぶことで、歩けるようになるという、まったく大雑把なあらすじ・・・でした。

さて、原作は、世界各国で翻訳され出版されます。映画化やドラマ化もされますが、日本でテレビアニメ化されたのは、1974年です。このアニメは、原作とは、内容的に異なる部分もあるのですが、とても日本の子どもたちに親しみやすく作られていて、すでに40年以上経ても、そのファンは多いのです。また、海外でも吹き替えにより放映され、そのキャラクターの愛らしさなどから人気になりました。

「わ~ハイジ、大好きなおじいさんに贈り物買いに行こうって、おばさんに騙されてフランクフルトに連れて行かれちゃったんだ~かわいそう~」
 

ホームシックになった場面では、「かわいそうで見てられない~」と顔をうずめるミモロです。


そして、やっとアルプスの村にもどれ、おじいさんと再会する場面では、「よかったね~」と感激で涙ぐんでいます。
 

しっかり見終わった後は、「何度見ても感動する~」と…。
 

う~一緒に見てしまった~。お掃除しなくちゃ~。


新年の準備も、ろくに進まないにもかかわらず・・・。晴天に誘われて・・・。

25日は、京都の市街地をコースにした「全国高等学校駅伝競走大会」が行われました。
 
男子は、第67回。女子は第28回になる恒例の大会です。全国都道府県の代表校47校が、都大路を走ります。男子は、7区間42.195キロ。女子は、5区間21.0975キロです。

ミモロは、サンタ姿で、家の近くの東大路通沿いで応援することに。通過する時間を確認して、応援場所を決定。
今回は、京都大学の近くです。
「ここ見物する人少ないね~」場所によって、応援する人の数には、差があり、ここはほとんど人がいません。
 
交通規制が敷かれ、一般車両の通行が途絶えました。「もうすぐだね~あ、警備車両だ~」
 

NHKの中継車両が姿を現しました。選手が見えるものまもなくです。
 
ミモロ、中継車や警備車両に、手を振らなくてもいいのよ~。通る車にも「がんばれ~」と声援を送るミモロです。
「だって、運営する人たちだって、がんばってるでしょ!」と。まぁ確かに…。

やがて選手が、次々にミモロの前を通過します。
 
「がんばれ~。岡山~」「がんばれ~和歌山~」と、応援するミモロ。

この駅伝に出場した選手の中には、大学に進学し、「箱根駅伝」などを走り、日本の陸上界を担う人もいるのです。


あっという間に過ぎてゆく選手たち。「ほかの区間は、おうちでテレビで見よう~まだランチ食べてないし~」と。


今回は、男子は、岡山の倉敷高校が初優勝を飾りました。

1月15日には、「全国女子駅伝」が、そして2月には、「京都マラソン」が開催されます。
「また応援しなくちゃ~。ホント、京都って、いろいろ忙しいね」とミモロ。

確かに、ホントにいろいろある京都です。


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東山の肉店「肉の荒井亭」のクリスマス限定品。大人気の骨付き鶏ももの唐揚げで祝うイブの夜

2016-12-25 | 京都

今年も、クリスマスがやってきました。
ミモロは、毎年、東山の三条通にある肉の「荒井亭」に、12月になると予約するものがあります。

今年は、23日~25日の期間限定で作られる「クリスマス限定骨付き鶏ももの唐揚げ」です。

24日のクリスマスイブの夜、ミモロは、肉店に出かけました。
お店の前にはいつもより大勢の人が、注文した品を待っている様子。

「あの~ミモロのお願いした鶏ももの唐揚げお願いします」「ミモロちゃん、いらっしゃい~今夜食べるの?」
「はい、待ってますから、お願いします」と、ご主人の荒井さんに…。

特別製の唐揚げは、2種類。大は800円、小は350円です。ミモロは、小さい方を1つお願いしました。
「小って言っても、結構大きいんだから~」

23日から、次々に訪れるお客様。電話などでの予約も重なり、いつも穏やかな雰囲気の「荒井亭」も一家総出で、対応に追われています。

「ミモロちゃん、ちょっと時間かかるけど~」と荒井さん。「いいですよ~待ってま~す」
15分以上、待つのはこの時期当たり前。ミモロは、お店のガラスケースを覗いたり・・・順番が来るのを待つことに。
「こんどあのお肉ですき焼きしたいなぁ~」

いつもは、ミモロの好物のコロッケなどを揚げる場所で、ご主人のお父様が黙々と、注文の鶏ももを揚げています。
「わ~大きい~」骨付きもも肉の衣を付けた唐揚げ。
「ダイナミックだよね~」と毎年思うミモロです。

クリスマスでは、鶏をローストした丸焼きやももは一般的。でも唐揚げって珍しい…。
「わ~これ大きい~」800円のビッグサイズのもの。

「ミモロちゃんのも次にあげますからね~」いよいよミモロの番になったよう…。
ローストと異なり、比較的短時間で一気に調理される唐揚げ。そのため、表面の皮はパリパリ。肉はジューシーに仕上がります。「でも、ちゃんと中までしっかり火が通ってなくっちゃいけないから、コツがいるみたい…」

「はい、ミモロちゃんのできましたよ~」やや小ぶりながら、肉付きは十分。これで350円ってリーズナブルです。

仕上げは、肉全体に甘い蜜をぬります。「あの~多めにしてくださ~い」と横でミモロが声を…。
「はい、多めね~」と刷毛でたっぷり・・・。唐揚げの表面は、蜜でツヤツヤに…。

袋に入れてもらった唐揚げを嬉しそうに受け取って・・・
「ありがとうございま~す。いただきま~す」
ミモロは、「荒井亭」の皆さんにお礼を言って、一路家へと急ぎます。「熱いうちに食べなくちゃ~」
大きな白い袋を持ったミモロは、まるでサンタクロースのよう。でも袋の中身は、自分のためのご馳走です。

ミモロの家のマンションの入口には、12月に入ってクリスマスツリーが飾られました。
「大きなツリーでしょ!」


「なんかクリスマスムード高まるよね~」とミモロ。

さて家に着くなり、さっそく唐揚げをお皿にのせて・・・

毎年、この瞬間がミモロにとっては、クリスマスです。
ジングルベルを歌うこともなく、ただ見つめる鶏ももの唐揚げ。

この後の様子は、とてもお伝えできる状況ではないので、リポートはここまでということに・・・。


「メリークリスマス~!みんなに幸せが届きますように~」byミモロ


*「肉の荒井亭」京都市東山区三条通白川橋東入る 075-771-3797 10:00~19:30ごろ 水曜休み 三条通の「粟田神社」の向かい側です。骨付き鶏ももの唐揚げは、25日まで販売。予約以外は、鶏ももがなくなり次第終了です。



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寺町三条の「矢田寺」での冬至の「かぼちゃ炊き」。ホクホクのかぼちゃで、無病息災を祈願。

2016-12-24 | 寺社仏閣

「今年も行かなくちゃ~わ~遅くなっちゃった~」と、慌てるミモロ。
この日は、寺町三条にある浄土宗の「矢田寺」で、冬至恒例の「かぼちゃ供養」(かぼちゃ炊き)が行われるのです。
 
朝10時ごろには、お寺の前に長蛇の列ができる、恒例の行事です。

「早く~」とミモロに言われながら、なかなか家を出られなかったこの日。到着したのは、なんと13時に…。

「もうかぼちゃなくなってるかもよ~食べられないなんて~」と、ちょっと涙目になりながら、必死に寺町のアーケードを足早に進むミモロです。

到着した「矢田寺」の前には、もう参拝者の列はありません。
「やっぱりかぼちゃ焚き終わっちゃんじゃないの~」と、中を覗くと…。

「あ、まだお鍋にある~よかった~」とホットするミモロ。
 甘辛く煮つけられたカボチャが、テーブルの上に並べられました。

まずは、お詣りが先でしょ!「うん、ミモロの分残ってるよね~」と、横目でテーブルのカボチャを見ながら、ご本尊の「代受苦地蔵」さまに参拝します。


このご本尊さまは、人々の苦しみを代わってくださるという、ありがたいお地蔵さま。
穏やかなお顔のまわりには、人々のもつさまざまな苦しみの炎が燃え上がっています。
「お地蔵さま、大変だね~。ありがとうございます」と、深く感謝しながらお詣りします。

そばには、大きなかぼちゃが供えられています。
「これ食べられるのかなぁ~」とミモロ。
このかぼちゃは、厄をよけ、幸運に導くかぼちゃ。「触るとご利益あるんだって~」と抱き着くミモロです。

このかぼちゃは、食用ではなく、肥料などにするカボチャです。

さぁ、お詣りを終えて、いよいよかぼちゃをいただきます。
「あの~かぼちゃください~」「はい、どうぞ~」
 
「あ、いつも来てくれる子だ~」とミモロの顔を覚えていてくださったお寺のみなさん。

「あの~毎年、挨拶するお寺の息子さんは、今日いないの?」と、ミモロは周囲をキョロキョロ。
そう、ここにお参りをはじめて、すでに5年。初めて会ったときは、小学1年生の息子さん。
「今日は、もう塾に行っちゃったんです。すごく背が高くなったんですよ~」と。
「へ~そうなんだ~会いたかったなぁ~」と、5年たっても大きさの変わらぬミモロ。
変わらないから、みんな覚えていてくださるんです。「よろしくお伝えくださいね~」と伝言します。

テーブルの上の三方に志として100円納め、かぼちゃとお茶をいただきます。

「もしかしてミモロちゃんですか?」と声をかけてくださったのは、仙台から毎年この時期京都に旅行にいらっしゃるご夫婦。「いつもブログ見てますよ~。すごく参考になってます。楽しみにしてるんですよ~」と。「わ~ありがとうございます」と握手。

ホクホクのかぼちゃの甘さが口に広がります。「美味しいね~」とミモロ。「これくらいの量だと嬉しい~」
そう、大根炊きは、1000円で丼いっぱいのことが多く、いつも食べきれないのです。なので最近は、見てるだけに…。

食べ終わったミモロは、心の余裕を取り戻し、境内にある「大日如来」さまに参拝。
「ここにもお詣りしなくちゃ~」

ここを訪れた外国人観光客が興味を抱いたのは、ぬいぐるみのおお地蔵さま。
お寺の方の手づくりのお守りで、良縁成就、安産祈願、無常息災などのご利益が…。若い女性たちに人気のお守りです。

「今年もかぼちゃいただけてよかった~」
「来年もこれで無病息災…」と、満ち足りた表情のミモロです。

14時前には、今年のかぼちゃはすべて参拝者に渡されました。

*「矢田寺」京都市中京区寺町通三条上ル 参拝時間:8:00~19:00


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「京菓子やおもてなしのお話」など伺う講座。創業300年の老舗「笹屋伊織」女将のお話

2016-12-23 | イベント

12月のある日。ミモロがよく遊びに伺う祇園の「洋食かるみあ」で、常連のお客様などを中心に、京都のことをいろいろ学ぶ講座が行われました。この日のテーマは、「京菓子とおもてなし」。講師は、創業300年という老舗京菓子店「笹屋伊織」の10代目女将であり、「京都観光おもてなし大使」の田丸みゆきさんです。
 
店内には、いっぱいの受講生。募集を超える人数が応募され、テーブル席は満席。
「ミモロちゃんは、小さいから一番近くのお席ね~」と、ミモロは、カウンター席でお話を伺います。

まずは、「京菓子」とはどんなものかを学びます。小学校や中学など、子どもたちにも京都の文化をお話なさっている田丸さん。軽妙な語りに思わず引き込まれて行きます。
「京菓子のように、菓子の前に地名が付いたものは、ほかにないんですよ。それだけ京都のお菓子は、特別なんです」

「京菓子が発達したのは、御所や宮家がお使いになるお菓子を納めたり、またお寺や神社が多く、そこでもお菓子が多く使われています。さらに茶道のお家元などが集まり、お茶会も多いですね。歴史的にお菓子を多く使われる機会がほかの地域より多く、また菓子に使われる大納言小豆や和三盆など、材料も手に入りやすくなっていることもポイントです」

「うん、確かに京都に来てから、よく和菓子食べてる~」とミモロ。毎週のように何かしらの和菓子を食べています。

講座では、この日のために作られた「笹屋伊織」さんの「聖夜」と名付けられたお菓子が全員に。
「わ~キレイ~クリスマスって感じ~お星さまも乗ってる~」

「京菓子は、五感の芸術と言われます。和菓子は、日本の季節の移り変わりを、とても敏感に表現しています。こんなお菓子ほかにはありませんね~。また、エッセンスなどの香りを付けないのも和菓子の特徴で、材料の香りだけです。さらに耳で楽しむのは、和菓子につけられた名前。このお菓子を見たら、クリスマスの夜を想像できますね~」

「うん、ジングルベルが聞こえてきそう・・・」とミモロ。

「和菓子は、一度に全部細かく切って食べません。このお菓子の場合は、まず半分に黒文字で切って、中を見ます」

「和菓子の中身は、割ってみなければ外からわからないことも多いです。白あんだったり、栗が入っていたり~。それから、女性の場合は、1口で食べる分を切っていただきます」と田丸さん。

「全部、初めからカットしちゃいけないんだ~」とミモロ。
お茶会でも、お饅頭などは、カットしないでそのまま口元を隠しながらいただく場合もあります。

ミモロたちは、お話を聞きながら、特製のお菓子をいただきます。

この日は、「クリスマスティー」といっしょに。


さて、後半は、「京都のおもてなし」のお話などを…

大阪出身の田丸さんが、京都の老舗に嫁ぎ、戸惑う京都の習慣などを、実体験からわかりやすくお話くださいました。
例えば、持参されたお歳暮などを受け取る場合・・・
「はい、どうもありがとうございます」とあっさり1回で受け取ってはいけない…3回くらい遠慮してから受け取る…
そのやり取りでコミュニケーションを深めてゆく・・・のだそう。
「え~、ミモロ、うれしくて贈り物すぐ受け取っちゃう~」とミモロ。でもこれはあくまで昔の京都のお話。

東京生まれのネコですから、うれしいことはすぐ顔に出てしまうミモロ。
「だって遠慮して、プレゼント引っ込められたら嫌だもん~」。
遠慮しながらも、しっかりプレゼントをつかんでいる姿が想像できます。


さて、京菓子をはじめ、日本のお菓子の特徴としては、そこに願いが込められていること。
例えば、柏餅には、生命力の強い柏の葉で包み、男の子の成長を祈ります。季節ごとに登場する和菓子には、日本の心が込められているのです。

いろいろなお話を伺った最後には、くじ引きが。一番の賞品は、田丸さんのご本。「愛される所作」です。
いつもくじ運が弱いミモロ。「やっぱりはずれちゃった~」と。
でもなんとこの日は、最後に名前が呼ばれました。
「はい、おめでとうございます」と、「辻徳」さんの懐紙をいただきました。
「わ~当たっちゃった~うれしい」

「ミモロちゃん、楽しかった?」と「洋食かるみあ」のオーナーの小橋さん。
素敵な着物姿です。「わ~珍しい帯」
なんと3Dプリントの帯で、マリリン・モンローの顔がそこに。「いろんな帯があるんだね~」とミモロ。

楽しかったひととき・・・「これからも素敵な女性を目指します~」とミモロ。


素敵な女性を目指す人たちはとても多い今・・・「なんで素敵な男性を目指す講座ってないんだろ?」とミモロ。
男性向けの人気講座は、「仕事で成功する」とか「リーダーの条件」とか、「リッチになる」とかが多いよう。
ぜひ男性向け「愛される所作」講座も期待したいものです。



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今年も冬至参りに、奈良、桜井の「大神神社」へ。日本最古の神社で1年の感謝を

2016-12-22 | パワースポット

12月21日は、2016年の冬至に当たります。
ミモロは、毎年、冬至の日には、奈良の「大神神社」に冬至参りに・・・。

「あ、もう門松が立ってる~」
お正月まで10日余り。すでにどこの神社でも新年を迎える準備が着々と進められています。


東京に暮らしていたときから続く、ミモロの冬至参り。
あまり一般的ではないようですが、冬至は、1年の内で最も昼間の時間が短い日。この日を境に、1日1分ずつ日照時間が夏至に向かって伸びてゆきます。つまり、この日から太陽のエネルギーが増えてゆくと考えられるのです。
冬の日照時間が短い北欧では、キリスト教以前に冬至際が行われていて、今も、クリスマスには、その色彩を留めているのです。


日本も、昔は、この冬至を暦の上でとても大切な日と考えて、いろいろな神事や祭事が行われていたそう。
でも、明治時代になって、新政府は、それまでの暦を、西洋に合わせ、現在の新暦に変更。
そのため冬至と正月の間が、ぐっと縮まります。さらに神仏分離、廃仏毀釈により、冬至に行われていた仏教儀式が行われなくなります。

「でも、冬至には、柚のお風呂に入ったり、かぼちゃ食べたりするよね~」とミモロ。
そう、民衆の間に伝わった習慣までは、政府の方針が変わっても、変えることはできません。

ミモロの冬至参りは、「神社に新しい年のお願いするのに、いい時期だから…」と。
1年を振り返り、静かにお詣りできる時期なのです。
「あんまり参拝客いないもん・・・」今年は平日だったため、特に訪れる人は少なく、静かな境内。

「大神神社」のご祭神は、「大物主大神」(おおものぬしのおおかみ)。古事記によると、国造りの際、大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)が協力して国土を拓き、そのとき神光が海原を照らし、大物主大神が現れて、その事業を完成させたのだとか。そして三輪山に鎮座され、国の平安、人々の平穏な暮らしを守られているのだそう。

「大神神社」のご神体は、標高467メートルの三輪山。そのお山は、三諸(みむろ・みもろ)の神奈備と称えられるます。

ミモロが心惹かれるのは、畏れ多くもその名前から。
とても素晴らしい言霊(ことだま)なのです。
ミモロが、福招きネコとか、縁結びネコと、多くの方に愛されるのは、その名前にもあるのだと思います。

冬至の日は、拝殿で1年の感謝し、新たなご加護をいただくミモロ。
ご祈祷の前に、待合所で心を整えます。
「今日は空いてる~」週末は、全国から多くの参拝者が訪れる神社も、年末の平日は静かでした。

待合所の床の間にあるお軸にも参拝。

打ち出の小づちに触って、「いいことたくさんありますよに~」とお願いも。


拝殿でお詣りし、本殿に移動して、御幣をご神体のお山にお供えします。

「2016年ももう締めくくり・・・来年もいい年になりますように~」

来年の十二支のトリの飾りが据えられた本殿。

「トリって、鶏なのかなぁ~」と突然。そう、酉はニワトリ。
「アヒルとか、雀とか、鳩じゃないの?どうして?」とミモロ。
十二支は、動物の場合、日本にいるものをイメージしています。
鶏は、昔は、家で飼っていたり、身近な存在で、さらに夜明けと共に鳴く、時告げ鳥だったからじゃないの…。

申(サル)だって、ゴリラやチンパンジーじゃないし、日本の山にいるおサルのイメージでしょ。
「そうか~戌(いぬ)も、日本犬で、プードルやコリ―じゃないもんね~」

トリの場合、優美なオナガドリではなくても、ハクショクレグホンでも・・・。
イメージの範囲はニワトリのカテゴリーの中なら通用しそうです。


さて、冬至の夜。ミモロは、家で、「ん」のつく食べ物を食べて「運」をゲットしようと…。
「え~と、ベーコン、チキン、みかん、クリームパン、肉まん・・・」なんかちょっと違う気がするけど・・・。
冬至には、かぼちゃ(なんきん)で、野菜の少なかった昔は、栄養を付けようとしたそう。
今は、たくさん食べ物があるので、「ん」の付くものも豊富。

いただいた柚でお風呂にのんびり・・・。

「明日からお日様長くなるんだね~。なんかうれしくなる・・・」とミモロ。
今は、5時には、暗くなる京都。本格的な寒さはこれからですが、お日様が長くなると思うと、ちょっとうれしい気がします。


*ミモロの「大神神社」への京都からの行き方
JR奈良から和歌山に行く、JR桜井線(万葉まほろば線)にある「三輪駅」下車徒歩5分(鳥居まで)。
近鉄に乗ったり、いろいろやってみましたが、結局、乗り換えが少ないJR奈良線(みやこ路快速)でJR奈良駅に行くのが楽だと。どうしてもどこかで20分くらい待つことになります。JR桜井線は、1時間に2本くらいしかないので…。




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