ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

8月6日に東山、白川で開催される、金魚すくいで有名な「白川子供夏まつり」のために川の美化活動を

2017-07-26 | 京都

京都東山の白川で、毎年行われる「白川子供夏まつり」。ミモロも毎年楽しみにしているイベントです。
「なんたってすごいんだよ~。白川に2万匹の金魚放流して、みんなで金魚すくいするんだから~」と、そのダイナミックさに初めは驚いたミモロでした。でも、そこでミモロは、ネコなのに…金魚の放流係のお手伝いをしています。

そのイベントに先立ち、近所のみなさまと白川の美化活動を行いました。
「ここお掃除するんだよね~」


両岸に柳が揺れる京都情緒たっぷりの白川。この流れは、「近代美術館」の前から、琵琶湖疏水を分流し、祇園などを通り、鴨川へと至ります。その後、鴨川は、淀川に合流し、大阪湾へ。一級河川の淀川水流に当たるため、この白川も一級河川なのです。

「さぁ、やるぞ~」とミモロは、流れを見つめ、やる気満々。
「この草、刈ろうかなぁ~」
美化活動と言っても、常にご近所の目が行き届き、大きなゴミなどはありません。この日の美化活動は、川に茂った草などを刈り取ったり、流れの中に潜むガラスなどを集めます。

「あ、もうみんな川に入ってる~。今、ミモロもいきま~す」


ご近所の皆さんといっしょの作業は、ミモロにとって楽しいもの。受付をして、さっそく川へ。
「そこに、長靴や草刈りの鎌なんかありますから、自由に使ってください」といわれ、さっそく川に入る準備を整えます。
「う~ちょっと大きい~動けない」
大きな長靴しかないので、ミモロは、ズボンのすそをまくって、そのまま川に入ることに。
「一応、鎌も持ってこう~」

10時過ぎから始まった作業。「川の水、冷たくて気持ちいいんだ~」水深15センチほどの川。ミモロにとってはちょっと深いのですが・・・。

川に入って、なにやら一生懸命、川の中から拾っています。
約1時間半「そろそろみなさん、作業終えてください~」との声。

ミモロは、受付デスクのある場所へ、大きなゴミ袋を運びます。
「う~重たい…よろけちゃう~」袋の中には、ずっしりと何かが入っています。

ミモロ、見せて~「うん、いいよ~」と袋を開けると・・・

そこには、たくさんの陶器や磁器、ガラスのかけらが入っていました。

川底から拾い集めた磁器や陶器のかけらは、毎年、拾い集めても、尽きることがありません。
「もう誰が捨てたのかなぁ~」と思うのですが、どうもどれもそこそこ年月がたったもの。最近投棄されたものではありません。染付、青磁、織部などの器のかけらです。

昔、使われた器のようですが、どうしてこんなにたくさんのかけらが川底にあるのかは、よくわかっていないよう。
「昔、燃えないゴミの日なかったのかなぁ~。でも、値打ちがありそうな器があったりして~」と思うミモロ。

ともかく今年もたくさんの器のかけらを集めました。

「金魚すくいするのに危険がないようにしなくちゃね~」と。

「ミモロちゃん、お疲れ様~」
「はい、お茶どうぞ~」
作業のご褒美にお茶をいただきました。

「うん、川の草もなくなって、すっきりした感じ~」川風がミモロの体に爽やかに吹きました。

「ここに金魚放流するんだ~。今年もたくさんの子どもたちが来るね~」


「白川子供夏まつり」は、8月6日の10時ごろから、15時頃まで白川沿いで、20分ごとの金魚の放流をはじめ、タコ煎餅やポプコーン、かき氷などの屋台もご近所の皆さんが手分けして用意してくれます。ほかに、音楽の演奏なども。小さな子供向けには、ヨーヨー釣りなども…

どうぞみなさん来てください~





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「祇園祭 後祭」の山鉾巡行。華やかな花傘巡行も。いよいよ今年の山鉾も見納め

2017-07-25 | 祭事・神事・風習

7月24日は、「祇園祭」の後祭の山鉾巡行が午前中に、御池通、河原町通、四条通で行われます。
宵山の昨夜、遅くまで「大船鉾」でお手伝いしたミモロ。「山鉾巡行も見なくちゃ~」と言っていましたが、さすが連日の疲れが溜まり、目覚めるとすでに9時過ぎ。慌ててテレビをつけると「あ~もう巡行始まってる~」
 
KBSの実況放送がすでに始まり、御池通を進む山鉾の姿が映し出されていました。
「へぇ~これが、今年、再建された、大船鉾のご祭神、神功皇后のご神面なんだ~」実際、目にすることができなかったご神面を拝見することができました。
テレビでは、山鉾に関する様々な情報をわかりやすく解説。また、一般の人が目にすることができないものも映し出されています。「なるほどね~」と画面に夢中になっているミモロ。  あの~実際に行かなくていいの?

「あ、そうだった~」と急いでお出かけの支度を整えて、巡行が行われている御池通へと向かいました。
ミモロが市役所前に到着したとき、すでに10基の山鉾のほとんどが通過した後・・・
「やっぱり遅かったかなぁ~」と思ったミモロ。でも「あ!大船鉾が来たよ~」と大きな声を…
間に合いました。ちょうどミモロの目の前を大船鉾が堂々として姿で進んでいます。

「わ~カッコイイ~」顔見知りの人たちがそこに…。その姿は、いっしょに会所で過ごしたものには本当に感激的なものなのです。「今年も無事に巡行できた~ありがたいね~」そっと心の中で、手を合わせるミモロです。
「あ、始まった~」
御池通と河原町通の交差点で行われる辻回し。周囲から歓声と拍手が上がります。

山鉾巡行に続き、子供神輿、そして花傘巡行が町を巡ります。
 

寺町通に移動したミモロ。アーケードの中で華やかな花傘巡行を見物することに。
 
男たちが勇ましく動かす山鉾。一方花傘巡行の主役は美しい女性たち。花街の舞妓さんや芸妓さんたちをはじめ、大勢の女性たちが行列を華やかに彩っています。
「あ、鷺娘・・・」
「いつかやってみたい…」とひそかに思うミモロ。う~体形的に難しいものはあるかも…。

寺町のアーケードに響くお囃子。
花傘巡行を見送ると、ミモロは、今度は急ぎ、烏丸通を目指します。

「う~なんかお腹空いちゃった~」と、さすがに疲れた様子。そこで錦通の「鮮魚 木村」でひと休み。
 
水分と塩分の補給を行います。ここは観光客に大人気の場所、新鮮な魚介類が気軽に味わえ、お茶もサービスされています。
観光客に混じり、ミモロもひと休み。「なんか生き返った感じ~」と再び、歩きだします。

烏丸四条の交差点には、次々に山が到着。それぞれの会所目指し急ぎます。
「先回りしなくちゃ~」
ミモロは、新町通へと急ぎ、「北観音山」「南観音山」の到着を待ちます。しばらくして「わ~来たよ~」
  
2つの大きな山が、新町通も戻ってきました。会所の前で、拍手で迎えられる山。

「あ、大船鉾も到着した~」通りの向こうに、大船鉾の姿が見えます。

「わ~お出迎えに間に合わない~」すでに四条通には、大勢の観光客。とても大船鉾の会所までたどり着けません。

ミモロは会所に到着したのは、大船鉾が到着してしばらくたってから。
 
音頭取りさんをはじめ、大船鉾に関わった人たちが、大仕事を無事に終え、ホッとした表情で・・・。
本当にお疲れ様でした。

毎年繰り返されるお祭り。それを守り続けることのすばらしさと大変さ。大仕事を終えた人々の顔には、達成感があふれています。

「もう鉾ともお別れだね~。お疲れ様でした~」午後には、解体作業が進み、ほとんどその姿を留めない鉾。
「今年最後の記念撮影・・・」
ミモロの顔にも、猛暑の7月を乗り切った一種の達成感が漂います。






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[祇園祭 後祭」の宵山。ミモロがお手伝いする「大船鉾」には、大勢の見物人が。粽も売り切れ

2017-07-24 | 祭事・神事・風習

7月23日は、「祇園祭」の宵山。
ミモロは、午後から「大船鉾」にボランティアのお手伝いに行きました。
「大船鉾の厄除け粽、どうですか~」と、京都弁のアクセントで、観光客に呼び掛けます。
東京生まれのミモロですが、この時は、京都弁を話します。6年間、京都に暮らし、ずいぶん京都弁も上達。
「京都に来る観光客には、京都弁の方が、京都にいる気分になるでしょ」と、これもミモロのおもてなし。

さすが宵山・・・やはり観光客の数は多く、大船鉾にも次々お客様が訪れます。
「厄除け粽、並べなくちゃ…」

これらの粽は、食べるものではなく、玄関などの高い位置に飾り、厄をよけ、家に福をもたらすといわれるもの。

「粽ひとつください~」とお客様。「はい、700円お納めください」
お手伝いも5年になるミモロは、馴れたもの。テキパキと接客します。


「わ~もうすぐ売り切れちゃう~」当初の予想を覆し、厄除け粽は、次々に売れてゆきます。
ボランティアの学生さんと一緒に、次々にお客様に対応します。


「もうこれ最後だって~」


そして6時前には、ついに完売。
「あの~厄除け粽、1つください…」と訪れるお客様には、「申し訳ありません。今年の厄除け粽は、売り切れです。また来年お願いします」と丁寧に…。

「でもよかった~完売して~」と、ホッとするミモロです。すでに手ぬぐいは人気で、宵山を待たずして完売したそう。

「ミモロちゃん、お疲れ様~。夕ご飯食べてきて~」といわれ、ミモロは、お弁当が用意された場所へ。
「まだ6時だよ~。今日は10時まで働かなくちゃならないから、しっかりエネルギーチャージしなくちゃ~」といいながら、出されたお弁当をペロリ。
4時から始めたお手伝い…終了の10時まで、立ち続けなくてはなりません。「結構体力いるんだよね~。でも、ミモロ、今年は1日だけだから…」以前は、3日間お手伝いしてフラフラになりました。

「すごく大変だけど、やっぱりお手伝いしたくなっちゃうんだよね~」と、一緒にボランティアをする方々と。
ボランティアをする方の多くは、京都以外の土地から、京都が好きで暮らし始めた人や、わざわざ東京からお手伝いするために来ている人もいます。「京都の人のやること、したいよね~」と思うミモロと、同じように思う人が多いということ。

食事を終えて…
「ミモロちゃん、今度は、鉾に上がるお客様に呼びかけて~」と頼まれ、「は~い」とミモロは拝観受付へ。
そこで「鉾に上がるお客様は、こちらで、拝観剣をお求めください。今なら待ち時間30分ほどです」と大きな声で呼び掛けます。

でも、今年ミモロ自身は、まだ鉾に上がっていません。
そして、鉾に上がる人を誘導したり、お客様の靴を管理する仕事などを担当し、やがて10時を迎えました。
「う~疲れた~」さすがのミモロも、ずっと立ちっぱなしで、疲れた様子。


ミモロがそろそろお手伝いを終える頃、お友達がミモロを訪ねて来てくれました。
「初めまして~」と挨拶したのは、お友達の息子さん。
「ミモロちゃんのブログ、見たことあります~」と、とても可愛いお客様。
宵山のこの日、「南観音山」」では、「あばれ観音」が行われ、そちらを見物にいくのだそう。


「ミモロちゃんは、行くの?」「う~ん、前に2回、見たことあるから、今夜は、どうかなぁ~」と。

ボランティの人たちが仕事を終えて帰ったころ。ミモロは、まだ帰りしたくをしています。
「ミモロちゃん、今なら鉾に上がれるけど…」との声。「え?ホント?」とミモロは、今年初めて鉾に上がることに。

「わ~うれしい~」もう諦めていただけに、嬉しそうなミモロ。

鉾からの眺めを楽しみます。
提灯の輝きが、すぐそばに…。祭りの夜の町は、夜が更けても、熱気が感じられます。

「明日は、巡行~きっとすごく立派だろうなぁ~」と、町を進む「大船鉾」の姿を思うミモロでした。



そして「またね~」と、「大船鉾」の龍頭にお別れを言って、会所を後にします。
「ミモロちゃん、お疲れ様~」「え?だれ?」そこには、優しい瞳の龍頭がじっとミモロを見守っていました。








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[祇園祭」の後祭。ミモロは、宵山に「大船鉾」でお手伝い。「鷹山」のかわいいおみくじ

2017-07-23 | 祭事・神事・風習

今年も、ミモロは、「大船鉾」で厄除け粽やお守りなどの授与をはじめ、参拝者の誘導などのお手伝いをします。


すでに5年になるお手伝い。「大船鉾」の四条町のみなさんとも、すっかり顔なじみです。

今年は前祭は、3連休に恵まれて、昨年よりも大勢の人たちが訪れました。そのため厄除け粽などは、売り切れが続出。
でも、今年の後祭は、「ちょっと人出が少ないねぇ~」とミモロが感じるように、前祭のような混雑はありません。

もともと後祭は、地元の人のお祭りという感じが強く、飲食の屋台なども外部の参加はなく、会所のそばで地元の方々が、飲み物などを販売している程度。

ミモロは、粽授与のテントの中で、参拝者に「厄除け粽、どうですか~」と、時々声を掛けています。


後祭りの山鉾は、全部で10基。会所は11あります。というのは、幕末に焼失した「鷹山」が、復活へ動きだし、会所ができたのです。
そこでは、可愛い「鷹」と「犬」のおみくじなどもあります。


山鉾がある四条通の北側のエリアは、交通規制が行われていますが、のんびり歩ける感じです。
「やっぱり、前祭の3連休にみんな祇園祭に来て、もう後祭に来てくれなのかなぁ~」と、ちょっと手持無沙汰な様子。



どうぞ、皆さま、後祭においでください~。

ミモロは、今年の「祇園祭」では、「蟷螂山」と「大船鉾」の厄除け粽。そして「保昌山」のお守り、「鷹山」のおみくじを手元に…


「最近、食べられる粽を売ってるところ増えたよね~」とミモロ。
「黒主山」「鷹山」では、食べられる粽があります。


さて、今年ミモロが「祇園祭」で食べたのは、北京料理の「膳處漢ぽっちり(ぜぜかんぽっちり)」の店先で祭りの時だけ販売される「したたり肉まん」でした。
 
「あ、たれつけるんだ~」

前祭の期間だけの販売で、長蛇の列ができた人気の肉まん。
「一度食べたかったんだ~。あの~ひとつください~」「あれ?もしかしてミモロちゃん…前にお店来たことありますよね~」
とお店の方は、ミモロを覚えていてくださいました。


「ガブリ・・・アチッチ~。フ~フ~」猫舌のミモロ、冷ましながらいただきます。



「後祭でもなんか食べたい~」とミモロ。
宵山のお手伝いが終わったらね~。
夜になっても暑さが残る京都。ミモロサイズの特製「大船鉾」の団扇であおぎながら、お手伝いを続けます。




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「祇園祭」の後祭。「南観音山」と「北観音山」でも曳き初めに参加。

2017-07-22 | 祭事・神事・風習

いよいよ24日は、「祇園祭」の後祭の山鉾巡行です。それに先立ち20日は、山鉾の曳き初め、いうなれば試運転が行われます。これには、誰でも参加でき、巡行では触れることができない綱も曳くことができます。
「綱曳くと、厄払いになるんだって~」と、誰からか教えてもらったミモロは、毎年、どこかの山鉾の綱を触りに出かけます。

「大船鉾」での曳き初めをしたミモロは、四条通の北側に並ぶ「南観音山」と「北観音山」の曳き初めにも参加することに。

まずは、「南観音山」へ。
「ヨイショ~」準備が整った綱を握ります。
「南観音山」には、女の観音様がいらして、23日の宵山には、お体を布でグルグル巻きにされ、男たちに担がれて、「北観音山」との間を激しく揺さぶらなら移動する「あばれ観音」が行われます。これは、男の観音様といわれる「北観音山」への恋心を鎮めるためだとか・・・。

「体力使って疲れさせて、恋の興奮を冷ますってこと?1年に一度しか会えないんだから、ゆっくり会わせてあげればいいのにねぇ~」とミモロ。きっとそう簡単なものじゃないのかも…。

「でも、きっと夜、こっそり会ってるよね~」と勝手に想像するミモロでした。

さて、ミモロは、次の曳き初めへ「北観音山」へ向かいます。
「ヨイショ~」ここでもしっかり綱を握ります。「後祭の3基の大きな山鉾、全部曳いちゃった~」
きっとミモロの体には、たくさんのエネルギーがチャージされたことでしょう。

乗り物好きのミモロは、美しく飾られる山鉾の姿と同時に、動かすことに興味を抱いています。 
山鉾は、すべて組み立て式。木材を釘を使わず、縄だけで縛り固定してゆきます。釘で固定するより、振動などの揺れに対応できる微妙なゆとりがあり、走行中の振動などを山鉾全体で吸収できるのです。

縄は、ただ木材を固定するだけでなく、その縛り方は、それぞれの山鉾で異なり、美しく装飾的。ここにも日本人の美意識が感じられます。

「この紙なぁに?」山鉾の土台となる太い木材の先端には、浄めのための紙が貼られます。


大きな車輪は木製。
 車輪を固定する軸には、それぞれの山鉾のしるしが見られます。これは「大船鉾」の「四条町」の「四」が見えます。

「このスプーンみたいの、なにするもの?」鉾のそばに置かれた木材を見て…。
それは運行に使うもの。
運行する鉾の車輪の下に差し入れ、進む方向を微妙に調整する道具です。
舵が付いていない山鉾の進む方向を変えるのは、下に竹を差し入れて、曳き手が力を合わせて行う辻回し。日本の古来の乗り物、牛車、大八車なども舵はなく、車輪は、車体の側面にあります。

さらに進行中の車輪の方向は、側面に当てられる棒でもされます。

そして、屋根にぶつかりそうな時は、屋根に上がっている屋根方が、足でグ~と押したりして、接触を未然に回避することも。

山鉾の走行のスピードは、前の曳き手が調整しますが、坂道などでは、山鉾の後ろにいる人たちが、スピードが上がりすぎないように引っ張っているのです。


そして、車のサイドブレーキのような役割は、車輪の下に置かれる木材。


ギシギシと木材がきしむ音共に進む山鉾。かつては、土の道を走行していた山鉾は、今は硬いアスファルトの路面を走行します。そのため、車輪への負担は相当なもので、時々欠けることも。
「これ、車輪が欠けた、かけらだよ~」

珍しいものを見せてもらったミモロです。

自動車のように振動を吸収するサスペンションのない山鉾。路面の振動は、もろに伝わってきます。
「乗り心地悪そうだけど、やっぱり乗ってみたいなぁ~」と、決して叶うことがない憧れを抱くミモロです。


24日の山鉾巡行は、9時半ごろに、御池通を出発し、河原町通、そして四条通を進み、それぞれの鉾町に戻ります。
そして夜は、四条河原町の御旅から「八坂神社」をめざし、神輿が、町を巡る「還幸祭」が深夜まで続きます。





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