ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

美味しい低糖質、グルテンフリーのカヌレ。東洞院通の「シンレス カフェ」。安心して食べられるお菓子

2023-08-26 | グルメ

「このカヌレ、低糖質でグルテンフリーなんだって~だれでも安心して食べられるね~」とミモロ。


そのカヌレがあるのは、京都の町中、東洞院通二条下ったところにある「シンレス  カフェ」です。

「あれ~こんなところに洋菓子屋さんがあるんだ~」とミモロは、興味津々で中へと進みます。

ガラスケースには、焼き菓子が並びます。

「美味しそう…あ、カヌレがある~」と、ミモロは、大好きなカヌレに目が釘付けに…


こんがりと焼かれたカヌレ…「ここカヌレ屋さんなのかな?」と


「いらっしゃいませ~」とミモロに声を掛けてくださったのは、このお店の店主であり、ここに並ぶ焼き菓子を作るパティシエールの阪本さん。


「ここカヌレ屋さんなんですか?」とミモロ。「はい、カヌレをメインにしていますが、他にもケーキを焼いてますよ」と。

店内の奥にあるスペースで作られているのだそう。
そこの壁に掲げられた額をミモロはじっと見つめます。「わ~フランスでケーキ作り学ばれたんですか?」

京都出身の阪本さんは、ノートルダム女子学院大学を卒業後、バイオ関係の研究所の秘書として勤められながら、昔から関心を抱いていた料理の世界に踏み出します。調理師や栄養士免許を取得。またパティシエールとしての技術を国内外で無害てゆきます。

語学にも堪能な阪本さんは、1999年にシンガポールに移り住み、そこでレストランやカフェなどをフードビジネスに携わります。

実は、当時、糖尿病に悩む方々が周囲にいらして、炭水化物など糖質の食事制限に苦労なさっていたそう。そこで阪本さんは、食事制限でも食べられるお菓子を提供しようと低糖質料理の研究に励むことに…。
食事制限をしたり、甘いものを食べる罪悪感を抱く人でも、安心して食べられる、美味しい低糖質のお菓子です。

また11年間、滞在したシンガポールで研究を重ねた低糖質のお菓子…それらを日本へと提供することに。
2020年10月に、地元京都で「低糖質、グルテンフリー」のお菓子のお店をオープンしました。

「え~このカヌレ、普通のカヌレじゃないんだ~」と驚くミモロ。そう血糖値が上がらないお菓子なのです。
「ここのカヌレは、植物由来の素材から作り出した甘味などを使用、砂糖は一切使っていません。しかもグルテンフリーなんですよ」と。

「ということは、今までお菓子を食べることを遠慮していた人でも、食べられるね~」とミモロ。
「はい、大丈夫ですよ~」と阪本さん。

「このカヌレの入ってる缶素敵~」

洒落たデザインの缶箱です。「でも、どうして缶にカヌレ入ってるの?」と素朴な疑問を抱くミモロ。

「実は、この缶は、カヌレを長期保存できる特別な缶なんんです」と。

冷凍庫で保存し、自然解凍すると、長期間美味しいカヌレが味わえるのだそう。
「食べたいときに、いつでもお家で食べられるんだ~」とミモロ。

「お菓子食べても、糖質の過剰摂取を気にしなくてもいいんだ~」とニッコリするミモロ。そう、食いしん坊のミモロにとって、嬉しいお菓子です。

「あの~カヌレください~」と、3個入り1000円の袋詰めを求めます。


「素敵なお店見つけちゃった!また、他のお菓子も買いに来ますね~」と嬉しそう挨拶して店を後に…。


「お友達にも教えてあげなくちゃ!」と言いながら、いそいそとお家へと戻ります。


砂糖を使っていないお菓子って、ちょっとね~と味を心配する人も…でも…

「美味しい!これなら、食べすぎても大丈夫だね~」とミモロ。
え~どんなものでも食べすぎはダメ…ゆっくり味わっていただきましょう。

知る人ぞ知る、シュガーレスのお菓子…売り切れも続出…
営業時間中に、何度かカヌレの焼き上がり時間があり、そこを狙っていくのもおすすめ。

「贈り物にもいいよね~」とミモロ。そう、安心して食べられるお菓子って、ありがたい贈り物です。


場所は、地下鉄「烏丸御池駅」と「丸太町駅」の中間くらい…。東洞院通を沿いにあります。

*「シンレス カフェ」京都市中京区瓦之町384 ☎075-256-0033 営業時間10:30~16:00 日曜祝日~14:00 不定休





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4年ぶりに京都岡崎で滋賀県の「江州音頭」が再開。雨上がりに賑わう踊りの輪。近江のグルメの露店も人気。

2023-08-25 | イベント

「ヨイトヨイヤマ ドッコイサ~」独特の節まわしの「滋賀県江州音頭」。ミモロも踊りの輪に加わります。


8月24日の18時。京都東山岡崎で行われた盆踊りです。

滋賀県内のいろいろな地域の神社で、夜から朝まで踊られたという「江州音頭」。踊りを率いるのは、音頭取りの独特な節回しの歌とリズム…踊り手が自然に手足が動くような音頭です。

「ロームシアター京都」の前の広場には、音頭の櫓が聳え、その周囲には、大勢の躍り手が集い、まずは開会式が…

4年ぶりの開催となる「江州音頭フェスティバル」。主催は、江州音頭フェスティバル実行委員会(京都滋賀県人会、滋賀県、京都新聞)そして後援には、京都府、京都市、大津市、京都市観光協会など、さまざまな団体が関わっています。

来賓などの挨拶が終わると、いよいよ踊りの始まりです。

1時間前まで、京都は豪雨に見舞われました。「よかったね~晴れて~」とミモロ。豪雨のおかげで、気温は下がり、過ごしやすくなりました。もちろん、開催の準備に当たった皆さんは、ハラハラなさったそう。でも、コロナ以来、4年ぶりの開催を願う思いが通じたのか、無事に開催できました。

「始まるね~」

音頭取りの声と太鼓、笛などが会場に響きます。

次々に滋賀県各地から訪れた踊りのグループなどが、踊りの輪に加わってゆきます。

「これどうぞ~」と踊りの輪に入ろうとしたミモロは、団扇を頂きました。

「ありがとうございます~」と、帯に挟んで踊るミモロ。

「う~風を受けて踊りにくい…」そう、ちょっとミモロには大きすぎて、風の抵抗を受けてしまうよう…
「持っててね~」と団扇を預かることに…。

ミモロは、見よう見まねで踊りの輪に…

「なんか盆踊りも久しぶりだね~」と、思わず心も弾みます。
大人も子供も輪になって、夏の夜を楽しみます。

踊りの場所には、いろいろなテントも並んでいます。

「あれ?川端警察だって~」とミモロが近づくと…
「交通安全にご協力くださいね~」といろいろな資料を渡されました。

「自転車に乗るときは、ヘルメットしてくださいね~」と。「はい、今、探してます…なかなかミモロの頭にフィットするのが見つからなくて…」というミモロです。秋になって自転車に乗る機会が増える前に、なんとか見つけたいミモロです。

「あ、美味しそうなもの売ってるテントがあるよ~」と、鼻をピクピクさせたミモロが近づくのは、滋賀県のグルメ、近江牛や鰻などがテイクアウトできるテントです。


「う!これ美味しそうだよ~」と、テントで売られるお弁当に釘付けになるミモロ。


ここは、「石山寺」の門前に店を構える「湖舟」のテントです。

「あ、ここで食べたことある~美味しいよね~」と。そう、「石山寺」を訪れるたびに食事をするお店です。

「もしかしてお店にいらしたことありますよね~」とミモロを覚えていてくださったお店の方。

「あの~牛すじと鰻のカップください~」とさっそく注文。

紙コップの中に具材が詰まったお弁当…「なんか思ったより小さい感じ…」と思ったミモロ。

でも、家で頂くと、結構食べ応えがあり、お腹いっぱいになりました。
「近江って、美味しいものいろいろあるね~」と。

お弁当をゲットして、もうひと踊り…


さぁ、そろそろ帰りましょう…「江州音頭」は、夜20時まで盛り上がります。


「お腹空いたから、早くお弁当食べたい…」というミモロは、一足先に会場を後にしました。

日ごとに日照時間が短くなり、夜が早くなったことを実感…「夏ももうすぐ終わりだね~」

でも、まだまだ残暑が厳しい京都…日中はお出かけが怖いくらいの暑さが続きます。

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桃山時代の石庭「福寿寺」。滋賀県指定名勝の巨石の石組が禅宗らしい力強い趣を

2023-08-24 | 滋賀県

「う~また石段登るの~ヨイショ!」と、ミモロが必死に登っているのは、滋賀県近江八幡市の石倉地区にある「福寿寺」。


琵琶湖の東、近江八幡市の南の千僧供町の古墳群などを見学したミモロは、田んぼの道を通り、小高い山「岩蔵山」にある古刹へと向かいました。


山の中腹にあるのは、「岩蔵山 福寿寺」。平安時代の初期に創建されたという古刹です。


石段を上り切った場所からは、琵琶湖を望む景色が広がります。

「ふ~琵琶湖の向こう側まで見えるんだ~」と、石段を上る疲れも癒されるようは、広々とした景色がそこに…。

ここ「福寿寺」のご本尊は、千手十一面観音像で、平安時代の作と伝えられます。

戦国時代に兵火で、ご本尊を祀るお堂が焼失。でも、村人の力で、なんとかご本尊を救出したそう。
この日、お寺の方がいらっしゃらなかったので、本堂で参拝はできませんでした。

「でも、お庭は拝見できますよ」と今回、この地区を案内してくださった「千僧供地域歴史資料館」の小川さん。

本堂脇へと進みます。

そこには、大きな岩があちこちに置かれたお庭が…
兵火で焼失後、延宝8年(1580)に黄檗宗の梅嶺道雪禅師によってお寺は再興。その時、お庭も整えられたと推定されるそう。

ミモロは、お庭を拝見するため、本堂脇の渡り廊下を経て、さらに奥へと進みます。

睡蓮が葉を広げる池…ここは、池泉庭園なのです。その奥にも石段が…そこを目指して…

「なんかホントに大きな岩がゴロゴロしたお庭だね~」とミモロ。

山の中腹に作られたお庭…実は、この山は、良質の石材が採れ、この麓には、その石を加工する職人が多く暮らす石工の町だったのです。その石工たちは、高い技術から近江八幡市の八幡堀や大坂城の工事などにも関わったそう。

「ミモロちゃん、どこ?」と、小川さんと一緒にここに来たお友達が探します。
「ここだよ~」と石段の上から手を振るミモロ。

さっきあんなに石段を上ったのに、またさらに上に行くとは…疲労感より、好奇心に押されるミモロなのです。

上から眺めると、庭の様子がよくわかります。大きな石が、お庭の上に配置され、庭全体に重量感がもたらされているよう。「これが桃山時代のお庭なんだ~」と感激。周囲に暮らす八幡商人の厚い崇敬を集めたお寺です。

「きっと多くの人がここに来たんだろうなぁ?信長や秀吉も来たかもね~」と勝手に想像。

秋は、周辺の楓の紅葉が美しいとか…。

*「福寿寺」滋賀県近江八幡市馬淵町469 ☎0748-37-0688 JR琵琶湖線「近江八幡」下車、近江バス「岩倉バス停」から15分 事前にお寺への連絡を

「今まで、近江八幡の八幡堀のエリアは、なんども行ってるけど、こっちのエリアは初めてでした。歴史好きには、興味深いエリアですよね~」とミモロ。

車を止めた「千僧供地域歴史資料館」へ戻る途中。
石工の町らしい水路なども…

そして古墳群のエリアでは、古墳の上にお地蔵様などを祀っていたり…


このエリアに暮らす人たちの営みと大切に受け継がれて来たものが伺える景色に出会いました。

「今日はどうもありがとうございました」と、ずっと案内してくださった小川さんと手を振ってお別れです。


「滋賀県って、その時代に即して、琵琶湖からいろいろな文化が発展してるんだよね~」と、さまざまな表情を持つ滋賀県。ミモロの興味は尽きません。

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歴史の町、滋賀県近江八幡市の千僧供町。「馬見岡神社」と「椿神社」へ参拝

2023-08-23 | 滋賀県

「ヨイショ~う~結構急な石段~フ~」とミモロが、一生懸命に登るのは、近江八幡市千僧供町にある「馬見岡神社」の石段。

田園が広がる琵琶湖畔の千僧供町。観光客がほとんど訪れず、昔ながらの雰囲気が漂うところがいろいろと…。

ここ「馬見岡神社」も、建立に年代は不詳ですが、社伝では、延喜式神名帳にその名が記されている歴史ある神社です。

「ここに参拝するの?」とミモロ。
鳥居のそばにある手水でお清めを…

「なんかワイルドな手水だね~」と。

「さぁ、こっちですよ~」と地域に詳しい「千僧供地域歴史資料館」の小川さんが、拝殿に案内してくれました。


岩倉・千僧供・馬淵の3集落で構成される馬淵郷。それぞれに氏神様をお祀りしていますが、その総鎮守として、古くから多くの崇敬を集めたのは、「馬見岡神社」です。背後の山に守られるように南を向いて社殿が建てられています。

「なんか立派な社だね~格式を感じる…」とミモロ。

ご祭神は、天戸間見命(アメノトマミノミコト)と天津彦根命(アマツヒコネノミコト)です。

5月2日は、春祭り。なんでも室町時代から始まったと言われる祭りです。
当日、氏子は裃袴姿で、鉦、太鼓を鳴らし、神輿の渡御を行いなうそう。
「直会は、境内にゴザを敷いて、そこでお神酒などをいただくんですよ」と小川さん。昔ながらの

なんでもここには、国の重要文化財に指定される平安時代の神像八体があるのだそう。

*「馬見岡神社」滋賀県近江八幡市馬淵町46 境内参拝自由

そして、もう一か所、参拝したのは、「椿神社」。

こちらも、歴史を感じさせる神社です。

なんでも、長和5年(1016)に「日吉山王神社」の上7社のひとつ「樹下神社」が勧請され、それがこの神社の由来。


入口の門は、滋賀県指定文化財になっています。

「これ、なあに?」と門のところにある敷石のようなものを見つけたミモロ。

「それはね…」と小川さんがお話してくださいました。
室町時代にこの地域の集落、馬淵と岩倉の間で水の権利を巡って問題が起き、千僧供が、その仲介に立ち、3集落の水の権利の定めたそう。その割合を忘れないようにと石を埋めているのだとか。

馬淵、千僧供がそれぞれ4割、岩倉が2割で、これは水の配分だけでなく、共同で行う祭礼の費用分担にも、適用される比率です。

ここは、先ほど紹介した「馬見岡神社」と共に、春の大祭で、神輿渡御が行わる、この地域の重要な神社なのです。

「境内に、特別大きな椿の木があるわけじゃないみたい~」と。境内を見回すミモロ。
そう、全国には「椿神社」と呼ばれる神社がいろいろあります。もともと「椿」には、厄除けの意味があり、さらに常緑樹の艶やかな葉は、繁栄を象徴し、商売繁盛などの祈願にも崇敬されてきたのです。
「椿神社」と呼ばれるようになったのは、実は明治以降で、それまでは、「十禅師権現」と呼ばれていたのでした。

この地域の暮らしを守って来た氏神様。


琵琶湖の西にある比叡山延暦寺と、地理的にすごく離れているように感じますが、その結びつきがとても深い地域なのだそう。
「ということは、比叡山延暦寺の力って、本当に大きかったんだね~」と、改めて思うミモロです。

*詳しくは「千僧供町」のホームページからどうぞ~

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滋賀県近江八幡市の千僧供町の古墳群。その古墳にある、住蓮上人・安楽上人のお墓

2023-08-22 | 滋賀県

「ここで古墳の発掘作業が進んでるんだって~」とミモロが指さすのは、滋賀県近江八幡市の千僧供町にある古墳群です。


琵琶湖畔のこの地域は、昔から人々が住んだエリアで、かつては、10基以上の古墳があったものと思われます。現在、水田などになっている場所には、4基の古墳が点在しています。


「ホント、いろんなところに古墳があるんだね~ビックリ!」とマップを見たミモロ。


水田の一角では、古墳を発掘しています。そこには、住居跡など、人々の暮らしの痕跡が…

「ここに、土器なんかが出土するんだって~」と、発掘作業に興味津々のミモロです。

見渡す限り、緑の稲が育つ田んぼの道をミモロは、「千僧供地域歴史資料館」の小川さんの案内で進みます。


ケロケロケロ…「あ、カエルの声がする…」ミモロの耳には、両側の田んぼからカエルの合唱が…
「あ、小さなカエルだ~」

まだ、カエルになったばかりのような小ささ。そんな小さなカエルが、そこら中にいるのです。

そんなのどかな景色の中をしばし歩くと…こんもりと緑が茂る場所が近づいてきました。

「そう、あれが、住蓮上人のお墓がある古墳ですよ~」と小川さん。

そもそも古墳は、5から7世紀にかけて、在所の首長に関係するものと言われます。現在「住蓮房古墳」と言われるこの古墳は、だれの古墳かは定かではありませんが、古墳の直径は堀を含めると約93mで、県下屈指の大形円墳だそう。

この地から京都に出て、浄土宗宗祖の法然上人の弟子となり、その後、処刑された住蓮上人を悼み、江戸時代に、安楽上人と共に、この古墳の上に墓を建てたのだそう。

「大きな古墳にお墓を建てたってことは、住蓮上人が、この地でとても愛されていたんだね~きっと…」と想像するミモロ。

お墓の近くには、処刑された住蓮上人の首を洗ったとされる「住蓮房首洗池」があります。

「自分の故郷で処刑されたんだ~。生きて、故郷に戻れたことは嬉しかったかなぁ~でも、そこで処刑されるんだから、やっぱり辛いねぇ~」と思わずにはいられないミモロです。

そっと、ミモロは、二人のお墓に手を合わせます。


「では、他にこの地域の歴史を物語る場所にご案内しましょう」という小川さんといっしょに、さらに田んぼの道を進みます。
琵琶湖から吹く風が、緑の稲を揺らします。


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