M's World

食と酒にまつわるエトセトラ

食の安全

2008年11月05日 | グルメ
今日は真面目な社会情勢の話です。

このところテレビのニュース番組なんかで、

「日本の“食の安全”はどうなってるんだ!国は何やってるんだ!」

「偽装は誰の指示なんだ!社長は責任とれ!」

等々、怒りを爆発させてますが、どうもしっくりきません。確かに再発を防止するために責任追及は大切ですが、自分自身がどう対応していくべきかの意見がなくて中途半端な感じです。なんか他人任せなマスコミに自分たちが扇動されてるような気がします。

私は“食の安全”って言葉が悪いんじゃないかなと思っています。語呂はいいけど、ざっくりしすぎて日常生活がイメージできにくい。だから国とかメーカーに怒りを向けてしまう。国が私達一人一人の今日のゴハンの保証なんてしてくれる訳ないですよ。


そこで言葉を“食卓の安全”に変えてみてください。

自分の食卓、家族の食卓の安全を守るのは自分自身です。そうなると課題は自分にとって安全な食材の選び方や見分け方に変わってきます。実際、食品の裏側の原材料を見ても判らないです。「毒入り危険」って書いてくれないでしょうね。

結局、自分で判断して安全な食べ物を口にしないといけません。私達は、昔もっと悪いものを食べてたし、腐ってるかどうか臭いで見分けたりしてたんです。「アレ?」と感じたら吐きだす捨てる。自分の身を守るためには、味覚や嗅覚を総動員して正しい判断ができるようにしておくことです。

食卓に並ぶものを選ぶのは自分自身です。自分たちの『幸福な食卓』をつくりましょう!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする